こん、こんばんは!
用事がない日ほど、忙しいのだ。
いちにち8時間、やっても
まだまだ、思ったより進まない。
試行錯誤しながら
冊子を作る。
無類の本好きだから
本を、山ほど読んで
気に入ったら
即、惜しまず買って、
内容はもちろん、
装丁の隅々にまで
目と手で、触れてきた。
だから、頭には、
はちゃめちゃ編集部の素敵な冊子が
いつも、在る。
でも、それをどうやって
現実化すればいいのか、が
なかなか、理解が進まず
去年、はちゃめちゃ夏便を 出してから
ああ、もっと
頭にある編集、構成を
ぴかっ、と、現せられる
PCの技術があれば
と、日々、悶々と。
しかし、一足飛びには
技術向上はなく
階段をひとつひとつ昇るしか、なく
それも、なんだか恥ずかしく
『はちゃめちゃ編集部って
なにをやりたいの?やってるの?』
と、問われると
ぐぬぬ、そーよのう
Blog読んでください
1年分くらい
とは、言えぬよのう
と、亀が甲羅に頭を入れるように
情けない気持ちであった。
本を出したいなら
文学賞とか、目指して
出版社に出してもらえばいい
なんて助言もたびたび。
すると
余計に、恥ずかしくなり
そーよのー
これは逃げてるんかもしれんのう
賞を取るくらいのヒトじゃないなら
書いちゃいけんのかもしれぬ
もはや、これまで、
と、思う日も、あった。
冊子を見て
もっとこうしたら、
なんで、こうなの?
なんて、言われると、
ぐらぐら、と、
カラダの中身が揺れた。
とにかく
恥ずかしく思えることばかりで、あった。
冊子の中身は
恥ずかしい、と
思ったこと、ないというのに。
が、諦めるというスイッチを切る!
と決めてからは
もー、にゃんとも
恥ずかしくなくなった。
『今は、できないだけで
明日はできるかもしれましぇん!』
みたいな、teacher金八ばりの
気持ちで、
よっしゃ、黙って
かたちになるまで
何度でもやり直して
調べて、やればいいんだ。
もう、わたしの時間は
ぜんぶ、使っちゃうからー
と、がぜん、張り切っている。
わしには
夢があるんですダ!
小さな夢だけど
それがあるから
LIFEが、あるんですダ!
だから、もはや、
恥ずかしがってるほうが
恥ずかしいんですダ!
さて、本日の
はちゃめちゃ編集部作業は
こんな感じ。
うるまちゃんの絵を
ページに入れていきました。
あと、中綴じホッチキス製本で
厚みがあると、真ん中がどうしても
開いてきちゃうから
すぽ、とはめる帯を作ろうかと
試作も、してみました。
うるまちゃんが
今まで描いてくれた
シラガさんを、散りばめて!
絵がある、本が
わたしは大好きで
たとえば、
もくじの数字だけでも
わくわく、する。
オトナになってからの本は
一色刷りの、絵の無いものが多いから
余計に、そういうのが、恋しい。
挿絵というより
絵が、また、あたらしい物語を
手招きしているような
その架空の世界に
深みと広がりを見せてくれる
のが、好きなの。
たとえば
ミヒャエル・エンデの『モモ』の
ページの下や上に、
暗闇や静けさを感じさせる絵や
ケストナーの
《エーミールと3人のふたご》のなかの
文字の間にある、ユニークな絵や
《おおどろぼうホッテンプロッツ》
の、最後の巻の、最後のさいごに
描かれた、物語には書かれていない
どろぼうじゃなくなったホッテンプロッツの
姿と、彼がやる筈の料理屋の看板!
いまでも、この絵をみるとドキドキする。
文庫本でありながら、
『パン屋再襲撃』にあった、
佐々木マキの、カット。
また、ハルキ・ムラカミは
字の大きさを、よく変える。
これも、絵みたいで大好き。
きのうは、cherryさんに
目白の野間記念館の美術展に
ご一緒させていただき
たくさんの日本の画家のかたの
絵を見て、あらためて
絵の楽しさに、ときめいた。
ひとりの作家が12ヶ月をテーマに
12枚の色紙を描いたものを見る
その、楽しさは
まるで、詩集を読むようでした。
あるいは、アルバムを聴くような。
連れて行っていただけて、うれしかった!
cherryさん.ありがとうデス。
さて、明日も
冊子つくりに全力投球なので
そろそろ寝ることに、します。
ココアを飲んだら、ね。
みゆきさんのシラガさんが
今夜は、木馬座暮らしの見本に
寄り添っています。
なんか、見るたびにうれしい。
青いチョッキがお揃いだね。
おやすみなさい。
はちゃめちゃな編集部です。
空想家sio