こん、こんにちは。
旅に出ていたような
ここ、数日。
2回目の
メタモルフォーゼ実験室を
開かせていただき
すてきな出会いがあり
破天荒ながら、はちゃめちゃ楽しい計画を
品川の混んだ居酒屋で、立てたり。
お母さんは
死ぬ前の夜に
わたしが作ったグラタンソースを
もう、なんにも
食べられないのに
ひとくち、食べてくれた。
(飲み込めなかった。
後でガーゼで拭ってあげた)
もう、喋ることもできなくて
でも真夜中、手を3度、
ぎゅう、と握ってくれた。
と、今朝、思い出したのは
きょうが
イエスさまが生まれる前の日
だからかも、しれない。
娘たちがかよった
シュタイナー幼稚園では
年長さんたちが
夫のヨゼフと
お腹のおおきなマリアさまが
産気づいているのにもかかわらず
宿屋の主人に三度
宿を断られる場面から
始まる劇を、かならず冬にやった。
最後に、マリアさまは
馬屋で、救い主となる子と
ヨセフと、星に導かれてきた
3人の賢者と、微笑む。
それを観て、娘たちは、言った。
他の園児さんも。
『わたしの家に泊めてあげるのに』
ああ、本当にそうよ。
あの娘が生む子が
救い主になると
知っていたら
宿屋の主人も
泊めたろうに。
しかし、あの夜
それを知っていたのは
誰もいなかった。
賢者たちも、予感しただけ。
そんな夜を
わたしたちは、今夜も過ごす。
クリスマスイブは
マリアさまの
悲しみと喜び の日。
どれだけ
不安だったか
どれだけ
おそろしかったか
神からの
啓示があったとはいえ
波のようにやってくる
陣痛の痛みと
まだ、産屋も見つからない
星の冴える冬の夜の寒さのなかで
まだ、年若い処女は
夫 ヨゼフの
妻 マリアを信じ
守ろうとする
こころとからだの温みだけが
頼りだったろう。
マリアさまに
死んでいった母を想う。
ひとり、死んでいくのは
どれだけ不安だったか
どれだけおそろしかったか
神さまが天国で
待っているとは、いえ。
今夜は、空想家は
世界中の
クリスマスの前の夜の
マリアさまのために
あの、こころぼそさの中にいる
ひとびとのために
空想で
あたたかな火の燃える
一軒の宿屋を用意して
静かに待っていよう
と、思う。
ドアをたたくのは
死んだ母であり
死んでいく
母の隣に
なすすべもなく居た
わたしでもあり
また、あの日のあなた
かもしれない。
宿屋のなまえは
【赤い傘】
はちゃめちゃの町の北
銀河草原のにし、時間林に
新しくできた
赤いかさのきのこが
切り盛りする、
木の根元にある
苔の、建物。
今夜はシラガさんも
そこで、一晩過ごします。
みゆきさんの、フェルト作品。
★まだ、日にちは決まっていませんが
1月末あたりか2月に
すてきな場所で
はちゃめちゃの町
空想deブラリ
という、会を開く予定です。
空想で、
参加してくださったみなさまと
はちゃめちゃの町を歩きます。
みゆきさんの作品を中心に
はちゃめちゃを現実へと呼んで
立体化させてくださった
wonderfulな作家さんたちの
さまざまな作品を
ごらんいただきながらの
おしゃべりな ゆっくり旅です。
ご興味ある方は
ぜひ、続報を待っていてくださいませ!★
【Cafe24&beach】にて。
メリークリスマス、みなさま。
メリークリスマス、みなさま。
良き夜をお過ごしください。
あ、ワガハイ今から
アップルサイダーズの忘年会に
行ってきます。
はちゃめちゃ編集部にし の方で
始まっているようなので!
よかったら、あなたも空想の箒で
ひとっ飛び!
行きたいひとは、うるまちゃんのBlogへ♡
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空想家sio