おはようさぎ!


しーん、と
こころになんにもない、朝。

見た夢だけが
わたしの中身。


紐をくぐる夢。

なんども、くぐった。

よいさ、よいさ。

紐しか、見えず
ひたすら、

よいさ、よいさ。



一転して
ハンバーグを捏ねていた。

ねたねた、ねたねた。


小汚い、定食屋の
厨房みたいなところで。

見知らぬ
おじさんとふたり。

(仕込み中か?)


挽肉の、こちゃっとした感触
まだ、手に残ってる。



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我が家がある 古いマンションの郵便受け。
この レトロな色合いが、好き。



きょうの短歌

喪ったと思えば
すべて喪った。
栗鼠のしっぽの
見えなくて、冬。

むぎしお



☃ はちゃめちゃのきょう

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胸にある湖が凍る日

王のような鹿がやってきて
しばらく眠りなさい と
睫毛を撫でていきます。



寒い、寒いと
栗鼠たちは

逃げていきました。


あなたは、ひとり
残ったので

王に会うことができました。



新しく始まる  には
深い眠りが 必要です。



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illustration by sala


月鞠子という
60才を過ぎたおんなのひとが
いま、透明な糸で

シルクハットの裏地を
縫っています。

古代縫いという
不思議な縫い方で

水にもぐるように、
息を詰めて。


昨日は、
そんなオハナシを
書きました。




きょうも はちゃめちゃde
いきましょう!



しごとに行ってきます。

sio