にちようび。
本に埋もれたくなって
久しぶりに 神保町へ。
ひとりで、のんびり気儘歩き。
★ オットー氏と長女Aちゃんは
sioが家を出てくる時、ぐうぐう寝ていた。
(朝ごはん食べてのまさかの二度寝)
次女Kちゃんは、模試へと消えた。
さてさて、
古本屋さん巡りほど
嬉しいものは、ない』
♪ ここ、布施明氏の
シクラメンのかほりのフシで読んでね。
だって、本屋さんの隣は
これまた、本屋さんなのさ。
ここは
行けども、行けども
本屋さんが連なる
So. 魔法street ！
その昔 西城秀樹兄ィが
ブーメランストリートなる歌を
お茶の間に向かって
度重ねて 熱唱してくれたが
sio 神保町を歩くたび、それが蘇る。
気になる本を見つけ、
でも、他の本屋さんを覗いてから
と、歩き出すたび、
『きっと、あなたは戻ってくるでしょう！』
秀樹兄ィの声と、獅子のように
ボリューミーな長髪が
わたしを追ってくるのだ。
案の定 戻った。
さて、さっそく
本を一、二冊買ったら
お腹が空いたので
昭和な路地にある
古い喫茶店【ミロンガ】さんへ
入った。
ジャンバラヤ中辛を頼む。
紙ナプキンに包まれた
スプーンと、
手書きの伝票。
店内にかかっている
タンゴは、Record
つまり、ドーナツ盤から
響いている。
薄暗い店内
チンと鳴るレジスター
急須にぶっきらぼうに
活けてある一輪の椿。
あゝ、やっぱり
昭和がよいなあ。
寺内貫太郎一家とか
ムー一族とか
はたまた
チーターと石坂浩二が
まさかの恋人同士だった
ドラマ【ありがとう】の
ああ、見逃していた！ (画像お借りしました)
ああいう世界に、なぜか
47才を直前にして
どっと、安心する。
決して、金曜日の妻たちへ とか
ロンバケじゃなく。
♪さわやかにっ
恋をしてっ
さわやかにっ
傷ついてえ
さわやかに
泣こうー
(中略)
今日もあしたも
ありがとうー！
今度、カラオケで歌おう！
あんな感じで生きよう！
と 【ミロンガ】さんの
キッチンのかたが
sioの頼んだジャンバラヤを
ざさー、ざさー
と、炒めている音を聞きつつ
決意する。
食べてから
またまた、本屋さん巡り。
オタクごころを隠さずに
こんなdeepどころにも、入る。
午後3時となり、
珈琲飲みたい！となり
これまた、昭和な
というか
時代的雰囲気が
映画【マイバッグページ】的な
一時期、わたしが生まれたころの
時代を知りたく、本をむさぼり読んだ。
しかし、あの時代を語るひとはあまりに少ない。
山岳ベース事件や浅間山荘が強烈すぎるのだろう。
わたしたち世代のオウム真理教と同じかもしれない。
時代ごと、傷ついたのだ。
【神田伯剌西爾】さんに入る。
わたしで、満席。
青年が無愛想に珈琲を淹れる
まんまえに座って
またも、本を読む。
手書きの伝票。
ゴム手袋をはめた手で
かちゃかちゃと洗われるカップや皿。
湯を沸かしているのは
かちっという音と共に
火がつくカセットコンロと
蓋のつまみが赤い薬缶だ。
ああ、どっぷりと落ちつく。
ブレンド550円を飲んだ。
3時半すぎに、神保町を出た。
ひとりで ぶらり
ひとりで 喫茶店
が、とても似合う街なので
意気揚々だった。
★ sioが買った古本さんたち。
まんが専門誌 ぱふ
特集 坂田靖子 750円
星食い 坂田靖子 200円
ムッシュウ、寺山修司
九条今日子
明るい原田病日記
森まゆみ
花森安治の仕事
酒井 寛
それぞれ 300円
復活のM1 を 観るぞ！
の sioでした。