美しい寒さが
今朝は、

雨の雫に連れられて
やってきている。


あ、初冬が近づいている。


あたたかき色に
落ち葉の溜まりけり

山茶花の日の
冷たくて咲きゐたる


*sioがその昔、詠んだ俳句。


そんな季節が、また
巡ってくる。




昨夜のROLLYと
guitarist鈴木茂さんの

(永井ルイ氏 三國氏 小畑ポンプ氏
が、メンバーとして参加。
素晴らしき、演奏家たち!)

LIVEは、


ハロウィンで
メンバーもcuteに仮装していて

客席もリラックス。

互いに
オトナの洒落っけ たっぷりで

とことん、愉快だったけれど

終わってみれば、とても
神聖な感じが、ココロに残った。



たぶん、ROLLYや
他のメンバーの方の

鈴木茂さんへの
尊敬と愛が、

大きな鞠のように膨らんで

ステージの上を
いったり来たり
していたから、だと

そんな風に思う。



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休憩を挟んで、仮装のお色直しをしてきたROLLYを
描いてみたよ。ランナウェイズ風の小悪魔な女装姿。
ROLLYは女装すると、生来の賢さが際立つ。
マレーネディートリッヒ風のメイクが、秀逸。



中学生だったROLLY少年は

大阪のあるレコード店で
行われた鈴木茂氏のギター講座に
かぶりつき最前列で参加し、

茂氏に、ギターの弾き方を
コドモらしく、質問したという。


『あの日から、今日。
夢は叶うんですなあ』


ROLLY、感慨深く
かつ、客席に向けて


『みなさま、ひとりひとりに
これと同じことが起こり得る。

好きなこと、とことんやれば
規模はどうであれ、そうなる』 


と言うようなことを
オモロい例を出して

熱く 語り…

少しく、照れた。



嗚呼、寺西一雄さん
*ROLLYの本名よ
信頼に足る人物なり。



LIVEで演奏された曲は

クイーン
バットフィンガー
モット ザ フープル
T REX

などなど、懐かしい
永遠のROCKの名曲と

はっぴいえんど
もちろん、茂さんのも

が、どっさり。


茂さんはもちろん
三國氏や永井氏も
vocalを取り、
本当に、パーティみたいだった。



ROLLYと茂さんの会話。

『音楽のなにがすごいかというと
目に見えないと言うことですな』

『しかも、その目に見えないものを
みな、記憶しているという』  


嗚呼、そうなんだ。


目に見えないものを
記憶する 能力を
わたしたちは、神さまから

いただいたのだ。


音はもちろん、匂い、温度

そして、

過ぎさった時間たちを
彩った感情を  

いただいた愛情を
優しさを、

ありありと
(何度でも)再生する能力。



だから、わたしたちは
常に、切なく、

ナニカを、常に
恋しがり、

また、力強く
生きていけるのだ。




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下の方に映っている
可愛いオバケが入っているコップは
昨夜、LIVEのクジで頂いたキャンドル。

(外れクジ無しという、贅沢が嬉しかった)

このキャンドルはどうも、
鈴木茂さんが用意してくださったみたい。 

なんとcharmingなおじさまだろう!

同じ時間を、目に見えない音楽を
共有する人々への愛情が、溢れている。

昨日のLIVEは、至るところに
こういう手作り感があって、
演奏者と観客の間にもまた
愛と尊敬の鞠が
行ったり来たりしていた。

そう、感じたよ。



あ、余談の報告!

あのね
sio お花をよく買うようになったよ。

だって、ワタシ

お花屋さんみたいに
カフェみたいに
本屋さんみたいに

暮らしたい、と

ずっとずっと思っていた。


なら、そう暮らそう。

なにを躊躇する? 


そう、思って。



ROLLY.

好きなように
生きるために

好きなことに
力を惜しまないひと。


あなたが世界に
在ることが、

本当にうれしいの。







今日は次女kちゃんの
進路面談があるよ
sioでした。