今、sio.
学校の課題でもある
小説の書き出しを
しつこくしつこく
書いている。
書いて、一晩経つと
なんか違う、と消し
もう一回、とやり直し書きして
もはや6度目
今朝、あ、これでどうかな
と思うのが
ちょっと書けた!…ような。
その書き出しはね、
ひとりの中年の
長らく専業主婦をしていた
コドモのいないおんなのひとが
糠味噌を
かき混ぜているところから
始まるの。
彼女の名前は、みのり。
木暮みのり。
梅雨時の暗い日暮れ。
46才のみのりは
築45年の市営団地で
ヒトリ、糠を混ぜながら
元夫の新しい奥さんが
そろそろ赤ちゃんを生む頃だと
カレンダーを眺めつつ
晴天の霹靂のように
或いは
季節外れの嵐みたいに
突如、吹き荒れた
自身の離婚の顛末を
古いテレビドラマの
再放送を眺めるかのように
思い出しているの。
★書きながら食べた、桃とヨーグルトの
ミキプルーンかけ。
ミキプルーン、チョコシロップみたい。
離婚の顛末というのは
(どんな離婚でも)
ほら穴の中を
辿るみたいに息苦しいから
トーゼン
書いてて、気が滅入る。
それも、sioが
書いているのは
コドモが欲しくても
授からなかった
中年のおんなのひとが
一回り年下のおんなのひとに
夫のコドモができたことで
離婚に至ったことを書くので
ひたすらに暗い。
(が、修羅場は敢えて書かない。
糠を混ぜながら、ただ
みのりは淡々と思い出す、だけ)
そんな書き出しを
角度を変え
設定を微妙に変え、
6度も書いたから、
sio 少し 疲弊した。
(でも、みのりの夫の昭二も
悪人じゃ、ない。
彼にも嵐が来ただけ。
そこに彼は飛び込むことに
しただけ)
もっと熟れてほしいので、
朝、冷蔵庫から出した。
トマトのチーズ焼きを作る予定。
バケットにのせると、美味しい!
この後、みのりは
蓮見兄弟に
(兄は極度の潔癖症の
お掃除コラムニスト
弟は長髪きらりんの
食いしん坊のスタイリスト
共に、アラフォー)
おかしな求人を通して出会い、
(そこからがオハナシの始まり)
淡々とした、しかし
ヘンテコな日々を
しばらく過ごすのだけど
まずは、そこに行くまで
まだ、もうヒトガンバリ!
何もかも、喪ったと思った
中年のおんなのひとの
再生と成長を書くことで
(へた、でも
最後まで書こう、と
決めている)
sioもこの夏、成長したいと
思っているのデス。
同い年のみのりと一緒に!
ちょっと書くのに飽きて
図書館にいるsioでした。
そろそろ帰ろっと。