昨夜は、シゴトが終わった後、
夫と近所の蕎麦屋さんへと行った。
寒いねえと首をすくめつつ、
蕎麦屋の暖簾をくぐって、
「熱燗と板わさ」などと
憧れのオーダーをした。
20代後半から、ずっと
蕎麦屋で一杯に憧れていて、
昨夜、とうとう、それをやってみた。
(娘たちはカラオケに行っていて留守だった)
54才(夫)と46才(sio)でのんびりと呑んで
最後に【盛り】を頼んで、
つるつると啜って、そば湯をいただいて
ご馳走さまと帰ってきた。
(少し離れた席では、ちょい悪おやじ風の
70代だと思われる格好のいいお爺さんが
熱燗と天麩羅を
斜め向かいの席では、
オレンジとグレイのモヘアの毛糸の
上品な帽子を目深にかぶった
色白のおばあさまが
熱いお蕎麦を召し上がっていた)
年を取ってきて、お蕎麦がすごく好きになってきた。
もっと、大好きになるだろう。
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今は亡き杉浦日向子氏の江戸バナシや
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ショージくんこと東海林さだお氏の
丸かじりシリーズのなかで知った
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蕎麦屋呑み、病みつきになりそう。
今度は、昼間から、呑んでみたい。
※sioは割にイケる口であります。
ビール、日本酒、ワイン、焼酎、なんでもござれよ。
それにしても、夫とはいつの間にか
20年も一緒にいる。
いつか【死】によって
必ず、別れ別れになる日が来るけれど
それまで、仲良く
美味しいお酒を酌み交わしたいなあ、と
こころから、思うよ。
作家になりたいんだ、
にじいろ渦巻社 を作るの、
と言っても、
ちっとも馬鹿にせず
ほお、やってみたらいい、
楽しんで、と
46才の古妻(新妻の逆ね)に言える彼は
例え、シルエットが
エリンギに似ていても
(痩せていて、顔も細長い癖に
ヘアスタイリング剤をつけていないと
髪が横に立ち上がるように広がってしまうので)
案外、いい男なのだ。
夫よ、これからもsioをよろしく。