朝早く起きて、前日に寄れなかった「能登金剛」の「巌門」に行きました
途中、風車がたくさん設置されているのを見かけました
エコのために設置されたのかもしれないけど、朝陽と風車がとても素敵に映りました
風車は動いていたのですが、それもすごく自然のきれいな風景でした
そうこうしているうちに、「巌門」(がんもん)付近に到着
付近にはいくつか大きなドライブインのようなお店があり、大型バスなども停められるようになっていて、観光スポットになっているみたい
さて、さっそく向かいます
小道は整備されています
眺めのとても良い場所もありました
順路があったので、ズンズン進んで行きます
途中、ルルちゃんには歩かせるのがちょっと・・・というような細い洞窟もありました
背の高いよちくんは(187センチ)は頭がぶつかってました
背の高い人は要注意です
いくつか小さめの洞窟を通って、到着です
圧巻でした
日本海の荒波が長い年月をかけて、こんな穴をあけちゃったんです
門みたいに・・・
それが岩の上に松なんかもあったりして、まさしく、ザ・ミステリーな雰囲気を醸し出してます
近くには遊覧船乗り場もあり(今回は朝早すぎて乗りませんでしたが)、遊覧船から見る岸壁も素敵だろうな~
そして近くを散策していると、松本清張の歌碑がありました
雲たれて ひとり
たけれる 荒波を
かなしと思へり
能登の初旅
松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったここへ、小説の悲劇のヒロインに思い馳せながらファンが訪れているようです
「ゼロの焦点」の簡単なあらすじ
時代は戦後10年ちょっとくらい経った頃
主人公の禎子は、見合い結婚した夫の憲一と新婚旅行へ行ってきた
帰ってくると、憲一は職場の仕事の引き継ぎをしてくると、前任地の金沢へ出かけていくが、聞いていた帰宅予定日を過ぎても憲一は戻ってこず、そのまま行方不明となってしまった
憲一と見合いで結婚した禎子は憲一の過去をまったく知らなかったので、憲一がなぜ行方不明になったのかの理由もわからないため、禎子は憲一を探しに金沢へ向かう
金沢では、憲一の仕事の得意先の会社の社長夫人の佐知子、会社の受付嬢をしている久子と知り合う
禎子は金沢で憲一の行方を探していくが、同じく憲一の行方を捜しに金沢へ来ていた憲一の兄が殺害され、また同じく憲一の行方を捜しに金沢へ来ていた憲一の同僚も殺害される
佐知子と久子は戦後の混乱期に、米軍相手の売春婦(パンパンと呼ばれていた)をしていたことがあった
当時、憲一は東京の立川で警察官をしていたことがあり、佐知子と久子を取り締まっていた過去があり、その際に佐知子と久子を取り締まりから逃してやったことがあった
その後、佐知子も久子も金沢へ戻ってきていて、佐知子は今の社長夫人になるチャンスをつかみ、久子も金沢で静かに暮らしていた
佐知子と久子は過去を秘密にし、金沢へ戻ってからは二人とも会うこともなかった
そこへ、憲一が金沢へやってきた
憲一は金沢にいたときに、久子と内縁関係にあったが、今は禎子との暮らしがあるため久子と別れたがっていた
憲一は佐知子に会った際、佐知子が以前自分が取り締まったことのある元売春婦であることはまったく覚えていなかったが、佐知子は久子との一件で憲一と再会し、憲一が自分の汚点である過去を知っていることを思い出す
佐知子は憲一に自殺を装うということを発案し、憲一は金沢の自殺の名所に遺書を遺すことにしたが、過去を暴かれることを恐れた佐知子にそのまま崖から突き落とされてしまう
佐知子はその真相に気付きそうになった憲一の兄や、同僚の男も殺害し、その殺害の罪を久子にかぶせようと久子を崖から突き落とす
すべての真相を禎子に知られ、佐知子は1人、冬の海へ船を漕ぎだし消えてしまう
という感じ・・・かな
なんだかグレーっぽい空に荒波の日本海と崖がよく似合いそうなストーリーです
さて、ミステリーっぽい場所の見学を終え、次に向かいます
次は、すっごく面白そうな場所へ行くことにしました