今年もあとわずか。


もりだくさんだったくせに毎日が夢中すぎてBlogに綴ることができていなかった一年をふりかえりつつ、現在地を記録しておこうと思います。

2023年は人生の未完了を徹底的に完了させた年でした。

昨年、2022年の元旦のこと。
いつものようにノートを書いていてぽろっとこぼれ出たのが「昔の自分に戻りたい」というキーワードでした。そのときは「昔の自分」というのが一体どんな自分かはっきり言葉にできなかったけれど、あの日、私はそんな思いを強烈に抱きました。

2022年7月、1ヶ月半のアメリカ演技修行へ。ロサンゼルスのイヴァナ・チャバックスタジオに通い続けた48日間で、私の目に映る景色は明らかに変わりました。帰国してしばらくは何をしても上手くいってマリオのスター状態。外側と内側に差異がない。表現がパワフルで生命力がある。世界がとってもみずみずしい!ところが10月頃、一気に調子が悪くなりました。表現のバランスが内側も外側も全くかみあわずちぐはぐしている。何かがおかしい。これは危ないと思いました。アメリカの1か月半で自分が体験したのは一体何だったのか、イヴァナが私にしてくれたことは一体何だったのか。あれを自分におとしきらなくては。そして、同じことを「何度でも」「自力で」できるようにならなくては…。11月頃からさまざまな方法で調べまくり、トライアンドエラーを重ね、今年の1月に辿り着いたのが「コーチング」でした。

2023年1月。
コーチングを調べていくなかでなぜだかピンときて申し込んだThe Coach Academyの説明会。そこで使われていたスライドに(これだ!)という確信がうまれ受講を即決。今思えばすごいタイミングでした。2月から基礎を学びはじめ、間をあけずに応用コースA、応用コースBを受講。なにかに導かれているかのように一気にプロコースへと進み、夢中でコーチ・クライアント両面でセッションを重ねました。12月、気付けばThe Coach Academy全てのプログラムとクラスを修了していました。



もともとはあの状態をひとりでもキープし続けられるように、そしてあの体験を何度でもひとりでできるようになるために始めた学びでした。

けれど、そこには想像していなかったたくさんの出会いがあり、コーチングの力を体感して向き合い方も変わり、意識の変化があり、気付けばたくさんの仲間たちとともに目標地点にたどり着くという、全く予想外のフィナーレが待っていました。

ご指導いただいたリードやメンター、ともに歩んだ仲間たち、そして1回1回のセッションで出会ったクライアントのみなさまへの感謝のきもちでいっぱいです。

コーチングとともに過ごした一年はそれはそれはパワフルでした。
大小さまざまな人生の未完了を完了させ、なかでも特大の未完了を3つほど完了させたところで、私がなんとなく使っていた「昔の自分」とは何だったのか、なぜ昔の自分に戻りたかったのかが最後に綺麗につながりました。

アメリカで私が体感したのは、コーチング界隈でいうところの「本質的変容」というやつだったのかと、今なら言語化できます。

昨日、2023年12月30日。

6年ぶりに髪をショートに戻しました。

もともと今年の最後にバッツリ切ろうと決めてはいたけれど、切ったらやたらしっくりして、なかみもそとみも漸くあるべきかたちに戻ったなぁというような感覚です。


2022年から始まっていた旅支度。
ようやく整いました。

来年は、戦場に戻ろうと思います。
静かに気持ちを味わいながら、新しい年を迎えます。