ごきげんよう。
ナレーター・声優の河合紗希子です。

今日は、昨日あった「ちょっと嬉しかった出来事」についておしゃべりしたいと思います。


私は去年の9月の終わり頃から、短編を一日一朗読するというのを頑張って続けています。

3冊をぐるぐる回しながら読んでいたんですけれども、昨日そのうちの1冊が、ついに全読み終わったんですね。これは私にとっては本当に大きいことで。


私は、子供の頃から〝毎日コツコツ〟というのが本当に苦手なタイプで。例えば夏休みの絵日記の宿題とか、毎日やる系のものは、もちろん最終日にまとめて全部やるっていうような、本当にダメな子の典型みたいなタイプだったんですよね。


自分でも、その毎日コツコツできないのは良くないっていうのも分かっていたし、どれだけ毎日コツコツできたらすごいかっていうこともわかっていたし、重要性は重々承知の上で…でもできない。克服したいと思いつつも、絶対挫折するっていうようなことを繰り返してきました。


なんですけれども、この半年この朗読を続けていて、もちろん読まなかった日もあったし、読めなくなっちゃった時期っていうのもあったんですが、その都度その都度いやいやもう一度っていうふうに思いながら頑張って再開し続けてきて。

で、一冊読み終わって、アッと思ったのが、ああここ数ヶ月は、朝起きて朝ごはんをいただいて、もう勝手に本に手が伸びるというような。


やらないと気持ち悪いみたいな。歯磨きみたいな、そのくらいまでの習慣に落とし込めていたなっていうことに気がつけたんですね。それがとっても嬉しくて。


今、朝型生活とか、この声のブログの投稿とか、新しく習慣にしたいことがいくつかあるんですけれども、正直ここ数日、これ続くかな?とか、ずっとできるようになるのかな?って、少し不安だったんですね。

なんですけれども、一冊朗読で本を読み終わるっていうのが私の中で大きな自信になって。ああ朗読ができたんだから朝型も声のブログの投稿もできるな、できると思う!っていうふうに思えたんですね。


自分にできないこととか、自分が持ってないものとか。そういうものに目を向けてしまうと、どんどん自信はなくなっていって。で、それができる人やそれを持ってる人っていうのが羨ましくてしょうがなくなってしまって、隣の芝は限りなくあおく見えてしまうんですが。こうやって自分に今あるもの、自分が今できるもの、できるようになったこと。そういったことに注目していけたら、それがひとつひとつ自信になって、次のチャレンジにつながる大きなエネルギーになるんだなって、しみじみ思った次第です。

きょうも素敵ないちにちにしましょう。

河合紗希子でした。
ごきげんよう。