古い日本の美・・・

 

 

 

 

貧乏で車を持ってない身としては

 

この殺人的酷暑の中、昼間は外に出られない。

 

そこで、夜の散歩をすることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

自然は美しい・・・緑の香りが夜には強くなる。

 

月が空に浮かんで、竹林や田んぼは、美しい・・・

 

そういう田園地帯を通り抜けると、繁華街へ入ります。

 

 

 

 

繁華街・・・

 

なんとも醜い街並み・・・

 

 

好き勝手にバラバラの建物が並ぶ。

 

人間が絡むとなんでも醜くなる。

 

 

 

 

いや、特に日本人が絡むとか?

 

フランスやイギリスの街並みとは違う醜さ。

 

いつから日本はこんなに醜い国になったのか?

 

と散歩しながらいつも思うのです。

 

別にフランス帰りやからとかカッコつけてるわけやない。

 

でも、正直、フランスやイギリスから日本帰国したら思うのは

 

日本ってなんか町中がセンス悪いなぁ・・・である。

 

 

 

 

 

神社仏閣、古民家は美しい・・・

 

つまり古い日本建築は美を追求していたんだ。

 

だが、いつからか、日本人はただ利便性のみを追い求める民族になった。

 

それが本来の美的感覚を押しやってしまったように思う。

 

 

 

写真はネットからお借りしています。

 

 

 

 

一番醜いのが日本のモルタルの小住居

 

イギリス人が”ウサギの寝床”と呼ぶやつだ。

 

父親が35年ローンを組んで手に入れた”宝物”だろう。

 

たが、これは日本の醜い物の典型とも言える。

 

 

 

 

無理やり軽自動車一台をねじ込むための狭いガレージ

 

その上のプラスチックのチープ感満載の屋根

 

そういう家の窓のデザインも最悪。

 

安っぽいアルミサッシの玄関ドア

 

蔦が絡んだような柄物の窓ガラス

 

窓の横にド〜〜ンとついた雨戸収納

 

それも経費節減の安いプラスチック製

 

ピカピカ光るタイル張りの壁

 

 

 

 

そういう家にお住まいの方を批判しているのではない。

 

そんな家でも高額だし、どんな家に住もうと人それぞれだからね。

 

 

 

 

そういう家のデザインが私は大嫌いなのである。

 

いつから日本人は美的感覚を失ったのか?と思うのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

多分、今の日本人にとって家とは利便性だけの問題なんだ。

 

自治体が、街並みの調和なんて全く頭にはないから。

 

フランスやイギリスの街並みが美しいのは

 

街並みとしての調和を考えているからだ。

 

建築するときは、その内容を玄関に張り出し

 

隣近所からの承認を得る必要がある。

 

 

 

 

さらに見ていて嫌なのは

 

そういう安っぽい家にも

 

やはり日本人独特の見栄がちらほらあること。

 

 

 

 

ガレージの横に、無理やり、カッコつけて作ったアプローチ

 

いやぁ〜〜な感じの抵抗があちこちに見受けられる。笑

 

いやいや、普通にカレージから入ればええやん!

 

 

 

 

リビングの横には1畳ほどの

 

カッコつけた芝生タラー

 

なんで芝生にこだわるの? わからん。

 

玄関先の無理やりな植え込み

 

英国ロックガーデン風に傾斜をつけたり。

 

そこにはホームセンターで買ったドワーフ

 

うわぁ〜〜〜いらんいらん・・・ タラー

 

 

 

 

変に欧米思考だからね日本人って。

 

だから欧米人にバカにされるんだよ。

 

日本人は日本を愛すればええねん。

 

 

 

 

止まるところを知らないダサい日本の建売

 

最近はイギリスを模倣したような偽物の出窓もある。

 

そして偽物の煉瓦造りっぽい家に三角屋根

 

早速ホームセンターへ行って買ってきた

 

一本足のおしゃれな郵便受けを設置!

 

でもその横にヤクルトの配達ボックス!笑

 

で、その出窓に、ダサいピンクとオレンジの造花を飾る。

 

ヤメレ・・・タラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩の時に私はいろんなものを観察します。

 

醜い個人の家はまあこんな感じですが、

 

日本政府の大間違いもあります。

 

それは日本中に電信柱を立てまくったこと。

 

これがどれだけ街を醜くしているか・・・

 

海外の街の写真を見てスッキリしてると思うのは

 

こういう醜い電柱が一本もないからだと

 

日本人は気づいているのだろうか・・・

 

歩道のど真ん中に電柱が立ってるところが

 

日本中に何箇所あることか・・・

 

 

 

 

 

まあ、そういう私は、

 

郊外のマンションに住んでいるのですが。

 

日本のありふれた間取りのマンションの部屋をイギリス人は

 

”Shoes Box" と呼びます。笑

 

こういうマンションで日本古来の美を追求することはできませんが

 

少なくとも私は、通路に面した窓枠に汚らしい雨傘を吊るしたりはしません。

 

でも、そういう人が非常に多いんです・・・

 

日本人は美的感覚を失ってしまいましたね。

 

悲しいことです。

 

 

 

ところで明日から自宅をしばらく離れます。

ブログは夏休みをいただきます。

また戻ってきたら読んでくださいね!

酷暑お見舞い申し上げます。

 

 

おしまい虹

 

 

 

 

 

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