この本、おもしろかったよ・・・

 

 

 

 

前から思ってるんですけど

 

日本語には不足している言葉があります。

 

これだけ複雑で繊細で美しい言葉がある日本語。

 

なのに、なぜ『あれ』がないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

街へ出かけたりすると、こう言う場面によく遭遇します。

 

店員さんがお客さんに呼びかけている。

 

お爺ちゃん・・・

 

お婆ちゃん・・・

 

お父さん・・・

 

お母さん・・・

 

奥さん・・・

 

ご主人・・・

 

 

 

 

 

どこからお爺ちゃんでどこからがご主人?

 

どこからがお婆ちゃんでどこからが奥さん?

 

といつも思ってしまいます。

 

 

 

 

もちろん、その人の名前を知っている場合は苗字や名前で呼べるけど

 

赤の他人でその場限りの接触の場合はそうも行かない。

 

で、勝手に判断して『お爺ちゃん』『お婆ちゃん』

 

 

 

 

店員さんだけじゃありません。

 

お巡りさんが、路上で困ってる女性に

 

『お婆ちゃん? どうしたの?』

 

とか言ってるのに遭遇すると

 

アレ?と思う。

 

 

 

 

この女性は『奥さん』じゃなく

 

『お母さん』でもなく

 

『お婆ちゃん』に分類されたんやな・・・

 

見るからにババアってことか?

 

 

 

 

さらに、学校の懇談などの場合もいつも思ってた。

 

教育ある担任教師が保護者に向かって、

 

『お母さん、これでよろしいでしょうか?』

 

この場合は親の名前も知っているのに

 

『お母さん』なのである。

 

もちろん生徒のお母さんに間違いはないが

 

教師がなぜ一緒になって『お母さん』と呼ぶ必要があるのか?

 

はっきりと〇〇さん、と苗字で呼ぶべきだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、思いを馳せるのはフランス語

 

フランス語は活用が複雑すぎて嫌いだったが

 

あのいい加減な民族が生み出した利点もある。

 

奴らは、素晴らしい言葉を持っているのだ。

 

ムッシュー

マダム

 

 

 

 

どんな年齢でも

 

どんな風貌でも

 

金持ちそうでも

 

貧乏そうでも

 

とにかく女性にはマダム

 

男性にはムッシューと呼びかける。

 

 

 

 

 

便利やん・・・拍手

 

日本語にもこういう言葉を作るべき。

 

 

 

今の日本語で強いて言えば、

 

『奥さん』と『ご主人』がこれにあたるのかな?

 

でもアレって意味不明な言葉やん?

 

 

 

 

『奥さん』

 

奥って、どこの奥?

 

家の奥に座ってる主婦のこと?

 

 

 

 

『ご主人』

 

ご主人って、家の主(ぬし)ってこと?

 

 

 

こういう言葉はもう古い日本語だと思う。

 

大昔からの男尊女卑的な・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、英語でもぴったりの言葉がないので

 

英国に住んでいた時も、マダムと呼びかけられた。

 

ムッシューは使うかどうかはよく知らん。

 

だが、私の経験から言うと

 

ミセスとかミスとか、ミスターとかは呼びかけには使わない。

 

あれは名前の前につけるのみだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人も、こういう便利な言葉を輸入して使えばいいと思う。

 

変に横文字好きな日本人・・・とにかくアルファベット好き。

 

なのに、その割には肝心な言葉は取り入れないで

 

変なフランス語や英語を恥ずかしいとも思わず使ってるよね。

 

 

 

 

私が昔住んでいたマンション

 

モンテーニュ〇〇

 

 

 

 

モンテーニュって『山』やん!

 

山〇〇? 

 

めちゃ恥ずかしいわ・・・


猪ちゃうねんからな、笑

 

なんやそれ?どこに住んでるねん?

 

てフランス人が笑うやろ。

 

 

 

 

 

おしまい富士山

 

 

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