フランスを脱出して、

 

日本の片隅で一人暮らしをしています。

 

 

 

 

今住んでいるところは、

 

もともと田んぼだらけのところに建てられたマンションなので、

 

地元の住民は、大名屋敷のような旧家や農家の方が多い。

 

ちょっと歩くと、ここは『八つ墓村』か!

 

と言うような細い暗い迷路のような古い町並みに突入して道に迷ってしまうのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ある日、家に向かって歩いているとき、

 

この八つ墓村のような寂しい界隈に差し掛かると、

 

前をバアさんが一人、ヨボヨボと歩いておる。

 

杖をついて、片足を引きずりながら

 

どこへ行くのか、寂しい山の方へ向かって行く。

 

 

 

 

 

異様な雰囲気が漂うが、何が異様かといって

 

そのバアさん、全身、真っ赤!

 

帽子、上着、ズボン、靴、

 

全部真っ赤っか!

 

 

 

 

 

すごいなぁ・・・と思いつつ私は左へ曲がって家に帰った。

 

バアさん、気いつけてなと思いつつ。

 

 

 

 

家に着いてしばらくすると

 

町内放送が入った。

 

そう、この辺はクソ田舎なので、

 

村の電柱のてっぺんに取り付けられたマイクから

 

町の職員さんが緊急放送で喋りかけてくるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

昨日から 〇〇たみさんと言う

 

89歳の女性が行方不明になっています。

 

身長145センチくらい

 

痩せ型で杖をついています

 

服装は、

 

赤い帽子、

 

ピンクの上着、

 

青いズボン

 

黄色の靴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

派手すぎるやろアセアセ

 

 

 

 

 

そんなド派手なバアさん、

 

すぐに見つかりそうやな・・・

 

 

 

 

 

案の定、夕方になって、

 

タミちゃん、無事に見つかりました

 

との町内放送が入っていた。

 

良かった良かった・・・人騒がせなタミちゃん!

 

 

 

 

 

 

それにしても あの

 

真っ赤なバアさんは?

 

あれはええの?

 

ほっといてええの?

 

まさか、あれは

 

赤鬼さん?

 

いや、サンタさん?

 

ヒエェ〜〜〜爆弾

 

 

 

と気になって仕方がない私・・・

 

 

 

やけにド派手なバアさんが出没する

 

田舎暮らしのリトフォレです。

 

 

 

フランスの婆さんも派手やけど、

 

日本も負けてないでぇ・・・

 

 

おしまい節分

 

 

 

 

付録: 日本の飯テロ編

 

 

 

残りおでんの処理方法

 

あるブロガーさんが教えてくれはった

 

茶碗蒸しにするねん

 

確かに簡単でうまかった

 

茶碗蒸しってお腹膨れる・・・