夫が、クリスマス休みに入って、

 

相変わらず、空はずっと灰色、鬱陶しい天気ですが、

 

ほとんど毎日、二人でウォーキングに行ってます。

 

他に行くとこないし、大きな街へ出ると、

 

夫が余計なお金を使いやがるので、それは避けたい。

 

だから、サンドイッチ作って田舎をひたすら歩く。

 

なに?これ、なんかの禅修行?  

 

それくらいしか、こんなフランスのクソ田舎では

 

することがないんですよ! ゲッソリ

 

クソ田舎に住んだことのない人には、わからんやろう・・・

 

 

 

 

 

そして、これはさらに、暖房代を浮かすためでもある。

 

どなたかがブログで、フランスの家は冬でも暖かく、

 

部屋の中では半袖でいいくらい。と書いてましたが、

 

それはいったいどんな家なのだろう、と思うくらい

 

フランスの古い家は寒いです・・・

 

だから、一年の半分が冬であるフランスでは、

 

暖房代が半端ない。 

 

 

 

 

 

昨日も3時間ほど歩いてきました。

 

フランスには、昔の王様がすんでいた豪華なシャトーで

 

営利目的で環境客に開放しているものがありますが、

 

持ち主が、現在も住んでいて、観光用ではない

 

プライベート・シャトーというものたくさんあります。

 

これらは、だいたい、見晴らしのいい丘の上に建ってます。

 

 

 

 

こう言うプライベート・シャトーは、

 

税金も維持費もかなりかかるので、大変だろうなと、

 

いつも思いながら見ています。

 

 

 

 

昨日も、

 

ある大きなプライベート・シャトーの横の

 

広場で休憩していると、

 

いきなり、そのシャトーの庭から、

 

二匹の犬が飛び出してきた。

 

フランスでは、犬はだいたい放し飼いです。

 

ドーベルマンや、シェパードが飛び出すこともある。

 

 

 

 

 

一匹は、ゴールデン・リトリバー

 

こいつはデカイが、気立てはいい奴。ビーグルあたま

 

ワンワンと吠えたが、後は静かに尻尾を降ってる。

 

もう一匹が、なんか知らんけど、ちっこい奴。

 

気のちっちゃそうなテリア・・・トイプードル

 

 

 

 

 

きゃんきゃん、ルンルン 

 

キャンキャン、ムカムカ 

 

きゃんきゃん、うずまき

 

 

 

 

 

私の足に飛びついて、キャンキャン怒ってる。

 

私の黒いズボンに、100均で売ってるスタンプ見たいな、

 

ちっこい足のマークをいっぱいつけやがった。

 

 

 

 

こら! 何すんねん! お前!ムカムカ

 

怖い顔で睨んだけど、まだ、きゃんきゃん言うとる。

 

 

 

 

 

私は、子供の頃から、

 
小さな犬より大きな犬の方が、好き。
 
小さいのでも、可愛いのもおるけど。
 
小さい犬を飼ってる方、
 
気を悪くしないでくださいね。
 
 
 
 
全く私的な、意味のない差別なんだけど、
 
私の人生では、
 
こういう『キャンキャンと騒ぐちっこい犬』
 
のことをひとまとめにして、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『鼻くそ犬』と呼んでいる。
 
 
ちび犬も可愛いねんで、キャンキャン言わへんかったら。
 
でもだいたい、ちび犬は、キャンキャン言うんだよ。
 
 
 
 
 
 
足元でキャンキャン飛び跳ねとる、ネズミのような
 
そいつに向かって、私は、めっちゃ大阪弁で、
 
 
 
 
 
 
 
コラァ〜〜〜 この鼻くそ犬め〜〜〜ムカムカ
 
キャンキャンうるさいんじゃ〜〜〜ムカムカ
 
なんやねん、その顔は? 文句あんのか! 
  
ち〜〜び! 鼻くそ! 
 
こら鼻くそ!黙れ!ムカムカ
 
あほ! うるさいねん!ムカムカ  
 
 
 
 
なんや、その顔!
 
自分、可愛いと思とんのか?
 
こっちのデカイ子の方が、
 
何倍も可愛いわい!
 
お前、実は、めっちゃ怖がりやろ?
 
うわぁ〜〜〜 くそ怖がりめ〜〜〜ムカムカ
 
 
 
 
この、
 
鼻くそめが〜〜〜〜!うずまき
 
 
 
 
 
と、たかが犬に向かって、
 
言いたい放題言ってたら、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
後ろに、飼い主が立っとった・・・タラー
 
 
 
 
 
ボンソワール!乙女のトキメキ
 
まるでアランドロンのような、乙女のトキメキ
 
30代の男前。乙女のトキメキ
 
この城の城主様だ。乙女のトキメキ
 
シャトーの持ち主をフランスでは
 
『シャトラン』と呼ぶ。
 
 
 
 
その大金持ちのシャトランは、
 
見るからに高品質の乗馬ブーツのようなものを履き、
 
皮の高級な手袋と、お揃いらしい帽子をかぶって、
 
私が、せんどくさ、いじめた『鼻くそ犬』と一緒に、
 
気品正しく、散歩に出かけられました・・・チョキ
 
貴族ってこう言う人のことを言うんだね・・・チョキ
 
 
 
『行ってらっしゃいませ、ご主人様〜〜〜』て感じ。乙女のトキメキ
 
 
 
 
私が 鼻くそ犬にわめいていたのは、
 
全部大阪弁やったから、それがラッキー。
 
何を言ってたかは バレてないはず。
 
鼻くそ、ってフランス語でなんて言うんやろ・・・
 
フランス語ができないのも
 
たまには役に立つもんだ。ルンルンルンルンルンルン
 
 
 
 
 
 
 
しかし、あの『鼻くそ犬』トイプードル は、
 
このシャトーでいい生活をしているんだろうな・・・
 
あんなアランドロンと一緒に、ぬくぬくと。
 
ラッキーなやつだ。
 
 
 
 
 
 
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