昨日、夫の仕事先に一緒に行って、
その帰りに、ちょっと都会へ買い物に行った。
夫の午前中の仕事が終わって、
二人で、都会のオアシス的湖畔公園に車を止めて、
私の作ったお弁当を二人で食べようとしたら、
ちょうど私たちの車の真ん前の公園テーブルに、
5、6人の軍団が座って、ピクニックを始めた。
周りは、静かで、爽やかな風が通り抜ける素敵な公園。
お弁当、美味しいね・・・と夫と食べてると、
ウ〜〜〜〜〜〜グッ!
と強烈な大声で叫ぶ声が聞こえた。
ええ?誰が叫んでる?
ウ〜〜〜〜〜〜グゥ!ウ〜〜〜〜〜グゥ!
それから、3秒おきに、この強烈な雄叫びが
その静かな公園に響き渡る。
私たちの前でピクニックをしている軍団から聞こえるようだ。
よく見てみると、こちらに背を向けた一人のお婆さんが
その雄叫びの発信源らしい・・・
横に介護士的な若い女性が座って、
婆さんが叫ぶたびに、優しく背中をこすって、
何か耳元にささやきかけている・・・
すると、5分くらいは、その雄叫びは収まるが、
しばらくすると、またウグウグと大声で始まる。
強く、耳をつんざくような大声で、
決して、心地よいとは言えない。
私たちの周りには、ほかにも、バイクでやって来た若者
その軍団のすぐ隣のテーブルでピクニックしているご夫婦
私たちの隣の車で、昼寝をしようとしている男性
サンドイッチをその軍団のそばのベンチで食べる男性
そばのベンチに横になって、うたた寝してる男性
そのうちの誰一人、その場を離れようとはしなかった・・・
みんな何事もないかのように、動かないし、見もしない・・・
私は、ふと思った。
日本なら、きっと、何人かの人が、
うるさいな、とは言わずとも、それとなく
その場を離れて場所を変えるだろうな、と思った。
離れたところにも、いつくも空席があるから。
日本は、電車内で赤ん坊が泣いただけで、
うるさいと怒鳴るアホなおっさんもおるしな。
それとも、日本でも誰も動かないのだろうか。
この介護士の女性は、その老婆の背中を撫で続け、
自分はほとんと ちゃんと昼食をとっていないようだ。
この女性は、これが彼女の仕事だといっても、
こう言う生活が毎日毎日、延々と続くんだろうな・・・
忍耐力? いや、 何がいるのかこう言う仕事。
愛情だな・・・ この老婆を支えようとする愛情。
この老婆は、時々、その女性をガンガン叩いている・・・
でも、その女性は静かに背中を撫で続ける・・・
夫が、ポツンと言った。
『こう言う仕事についてる人のお給料は、たいして良くないらしな』
金がもらえるからできる、と言うわけやないけど、
これだけの忍耐力と愛情がいる仕事なんだから、給料高くすべきやな』
『そうやな・・・絶対そう思う』 と私は答えた。
私たちも、動かず、その場でゆっくりとお弁当を食べ終わって、
小鳥がやってきてパンクズをあげるのを
しばらく待っていたけど、その雄叫びのせいか、
小鳥は一羽も来なかった。
『生きる』と言うことを、
ちゃんと結論が出ないままに、
色々と考えてしまった、
昨日の午後でした。
夫が、ウ〜〜〜〜グゥと叫び出したら、
どうないしょう!!!!
