私、犬と猫、どっちが好き?
と聞かれたら、犬です。
猫は子供の頃から飼ったことがないので、
馴染みがなく、その実態をよく知りません。
子供の頃から家には犬がいました。
父親が秋田犬を飼っていました。
まるで将軍のような貫禄の雄犬だったのを覚えてます。
犬が好きなのに、
なぜか、子供の頃、
4回も、犬に噛まれました。
なんで?
1回目、
その辺を歩いていた野良犬を家に連れてきて、
ご接待するため、お菓子をやっていた。
ビスケットが散らばったので、
食べ難いだろうな、と思って、
手でかき集めてやったら、
ガル〜〜〜〜、
ガバッと指を噛まれた。
血が出て、皮がひんむけてたけど、
『アホやな!』と母親は笑ってた・・・(意味不明な母親)
狂犬病とか心配せえへんのかいな・・・
2回目、
友達の家に4、5人で遊びに行って、
みんながその子の家に入って行った。
玄関先に犬がいるけど、
リードで繋がれているのが見えているので、
みんな気にせず、そばを通って家に入って行った。
私が最後に通ろうとした時、
その犬が小屋から、ガウガウと吠えて出てきて、
いきなり ガウッ
と私の腕に噛み付いた。
なんとそのリードは10メートルほどあったのだ・・・
冬で厚着をしていたが、少し赤い傷になっていた。
医者には行かず、その家の人にも何も言わなかった。
母親は、全く気にしてなかった。(意味不明な母親)
この家の人よ、リード10メートルは罠やろ!
3回目、
母と弟と私の3人で、出かける途中。
電車の駅まで歩いていた。
途中、野良犬が歩いてきたので、
可愛いなぁ・・・とみんなで触っていたら、
いきなり、その犬が私だけに、
グワァーと牙をむいて怒ってきた
なんで? いつも、私なん?![]()
母と弟は10メートルほど、逃げていたが、
犬がいなくなってから戻ってきて、
『あんた、いっつも犬に嫌われるなぁ』
と母親が笑ってた・・・(意味不明な母親)
この時は怪我はなし。
しかし、母親のくせに、なんで笑う?
4回目、
私の回想録ブログ『まるちび子日記』に登場した友達の家。
その子は医者の娘で大きな家に住んでいる。
以前に、二人で遊んでいた時、捨てられていた子犬を
拾って、その子が自分の家で飼っていた。
その犬はどんどん大きくなり、馬鹿でかい犬に育った。
その子の家に遊びに行くたびに、その犬を見かけたが、
いつも一人で寂しそうに 庭の端っこの犬小屋で、寝ていた。
あまり愛想もクソもない犬だった。
ご飯も、カチカチの冷や飯に残り物のメザシの頭が
コロンと乗ってるだけ。 そいつは全く食べずに残している。
そりゃあ、まずいわ、そんな飯。 かわいそうに・・・
その日も、二人で部屋で遊んでから、
その子が庭で遊ぼうと言い出して外へ出た。
なぜか知らんが、その子がその犬を連れてきた。
私は、『こいつでかいし、怖いな・・・』と思ったので、
黙って身動きせず、ヒヤヒヤしながら庭に立っていた。
その子とその犬が私の前を通って、行ってしまった・・・
フゥ〜〜〜![]()
と思いきや、
その犬がいきなり、
私の方を振り返って、ガバッガバッガバッ![]()
![]()
と
腕と足に噛み付いた。
モロ真剣噛み!
あたり一面、真っ赤な血だらけ。![]()
この時はかなり泣いたね。めちゃくちゃ痛かったもん。
ちょうどそこは医者の家。
その子の父親(医者)が慌てて出てきて、
大手術の始まり。何箇所も縫われた。
母親と一緒にびっこ引きながら家に帰って、
その夜は、痛みがひどくて眠れなかった。
あくる朝、母親が何事もなかったかのように、
『早よ、学校行きヤァ〜〜〜』
『は〜〜い、行ってきます〜〜〜』
で、びっこ引きながら学校へ着くと、友達が、
『えええ〜〜どうしたん?どうしたん?
痛い? なあ痛いやろ? 大丈夫なん?』
質問ぜめ。
『なんで、学校休まんかったん?』
ほんまや、なんで休まんかったんや・・・?
あほ
その後、傷がなんとか治ってきた頃に、
医者の女房が大きなバナナを一房持って
うちの家まで挨拶に来た。
『なんや、バナナ一房だけか・・・』
と母親が呟いた。![]()
のを覚えている。![]()
痛い目したのは私やで、母ちゃん。
札束が欲しかったんか? 母ちゃん。
意味不明な母親でした。
犬の話か、母親の話か、わからん様になったけど、
今と比べると、全てがゆる〜〜〜く、呑気でしたね。
ガツガツと文句ばかり言う人もあまりいなかった。
今住んでいるフランスの田舎では、
犬は、全て大きいのも小さいのも、放し飼いです。
その分、とてもよく躾けられています。
犬同士も、喧嘩しません。
国によって犬の飼い方も違うなぁと思います。
こんなどうでもいい話、最後までお付き合い頂き、
ありがとうございます。
まるで、『3丁目の夕日』の様な時代でした。