もうここにはいる意味がない。
私はそう思いました。
淡々と荷物をまとめつつ、ポロポロと涙が溢れて止まらない。

どうでもいい人のことで涙は出ないです。
大切だと思っているから分かって欲しいし、
傷ついて涙が出るんだショボーン
自由に涙が流せる策士も、
世の中にはいるんでしょうけど。。
私はそんな器用じゃないチーンチーンチーン

しかし泣こうが喚こうが彼には逆効果。
「オンナは泣けば済むと思ってる」
結婚間もない頃、この言葉を浴びせられて以来、
彼の前ではどんなに傷ついても、
心を無にするしかなかったショボーン
確かに感情的になっていては、
建設的な話し合いなんて無理。
それは私も分かっています。
けど、この時はもう傷が深すぎた。
分かっているのに涙は止まりません。

荷物をまとめている私を静観している夫。
息子くんはねんねしていたので、
お昼寝から起きたら息子くんを連れて
とにかくここを出るつもりでした。

息子用のシャンプーや
お気に入りの三輪車まで
とにかく帰らないつもりで
必要なものをどんどん詰め込む私。
持ち切れないものは彼が仕事中に取りに行こう。
もう私の頭の中に彼と生活を継続する思考はありません。

ここまで本気を見たのは恐らく彼も始めてだったと思います。
これまでの彼は私が家出をしようとすると、
俺が出るからいい、と言って私に引き止めさせてました。

けど、今回は私の手早い本気の荷造りに面食らってる様子でした。
だって私は本気でしたからウインクw

脅しでも引き止めてもらうつもりも、
ま〜ったくありませんウインクウインクウインク

こんな時に限って、
お昼寝からなかなか目覚めない息子くん滝汗あせる
スヤスヤと眠っています。

一度に持って出る量にも限界があるので、
荷造りも終わり、ようやく椅子に座って、
必要なものは他にないか部屋を見回している私。

そこで、夫は話しかけてきました。

「俺には止める権利はない…」(蚊の鳴くような声でw)
私「止めてもらおうと思ってないので。息子くんが起き次第、出て行きます。」
夫「…。」

すると、つらつらと反省?するかのような言葉が

「正しいことを言われて…つい…反抗したくなってしまって…出て行って欲しくないけど…でも出て行きたいって言ってる人を引き止めたりその後引き戻したり、自分からは行動おこせない…」

私「それで結構です。書類などは後で送ります。見て。」

私は夫の前で自分のスマホを見せました。
そして、夫の連絡先全てと履歴の全てと、例のGPSアプリを削除しました。

私「これであなたは自由です。良かったね」

楽しいことも苦しいことも何度もやりとりしたLINEの履歴。不妊治療で辛い思いして授かった息子くんとの思い出だって沢山あった。
けど、すぐに夫が浴びせた私への暴言がリフレインして、涙が溢れた。

こんなバカな夫でも、
愛していたんだな。
そう思った。