2024.2 びっくり下呂温泉ツアー vol.3 | 日々徒然なるままに…なおぶぅの備忘録

日々徒然なるままに…なおぶぅの備忘録

旅好きアラ還自由人が訪ねた場所を日記書くように綴っています。

妻籠宿から下呂温泉方面に向かってバスを走らせてやって来たのは

2.かしも明治座

山あいにある小さな劇場です。

129年前に地元住民の寄付によって建てられた歌舞伎小屋で
地元の方達が歌舞伎を演じたり、発表会や演奏会などにも使われているそうです。
中に入って映像を見ながら説明して頂きました。
2階席
特等席
力仕事のできない女性達は煙幕を作ったそうで、当時に作った方の屋号や名前が書かれています。
役者が登場する花道で「見栄」を切る時に一歩足を出して「ドン!」と踏み込む場所は決まっていてその場所の板だけ特別に音が高く出るよう工夫がされているとか。皆さんで実際に音を出して体験しました。
2階に上がると楽屋があります。
中村勘三郎さん親子もいらしたそうです。
森林の保護活動で坂本龍一さんもいらしたそうです。

地下に降りていくと「奈落」があり、実際に見ることが出来ました。
土の土台に十字に組まれた柱があってそれを人力(2~4人)で回し舞台を入れ替えるそうです。
130年前にこの装置を生み出したのが凄くないですか❓
館内はストーブが炊かれていても底冷えする寒さで昔の人達の娯楽と言えばこの歌舞伎小屋くらいしかなく、それぞれが座布団・弁当・お茶を持って集まって来たのだそう。

屋根の葺き替えに木板を使っているのでその木板の寄付が有りました。
屋根板に家族全員の名前を書きました。奉納祈祷後約10年後の屋根の葺き替えに使われるそうですウインク
4/14には中村勘九郎・七之助さんもやって来て歌舞伎を披露されるそう。
チケットぴあでまだ少しの余裕はあるそうですグラサン
明治座の裏手にヒノキの木があって、伊勢神宮の式年遷宮の時はここのヒノキを持っていくのだそうです。神様に使う木はチェーンソーで切ってはならず、人の手でノコギリで切り出すので時間が掛かり、次の式年遷宮に使う分は既に上納されて保管されているのだそうです。
名古屋城や姫路城の大黒柱にもここのヒノキが使われているのだとか。

いやぁ室内なのにめちゃくちゃ寒かった不安
逆に外の方が陽射しがあって温かい気がしました😮´-
個人では絶対訪ねないような場所にあるのでツアーで来られて良かったです照れ

くるくるくるくるつづくくるくるくるくる