「トーストマスターズ」って、御存知ですか?

 

アメリカ発の非営利教育団体で、

有志の人たちがクラブを結成し、

Public Speaking, つまりスピーチを通して

コミュニケーションやリーダーシップを学ぶものです。

 

「トースト」は食パンを焼いたあれではなく、「乾杯」のToastです。

つまりToastmasterは「乾杯の音頭をとる人」。

トーストマスターズは、そのような人前に出る場面で

効果的に話せるよう訓練することを目的とし、

1924年にアメリカで設立されました。

 

レベルに応じたマニュアルがあり、

メンバーは言葉の使い方や身振り・手振りの使い方、

ボキャブラリーなど、プロジェクトに従い

話し方の技術を学んでゆきます。

 

「先生」も「生徒」もおらず、メンバーは

「スピーカー」「論評者」「司会」などの役割を持ち回りで担当し

お互いを教えあうシステムです。

 

アメリカでは津々浦々にクラブがあり、

マニュアルの全プロジェクトが終わると証明書が出され

就職活動や昇進審査でアピールできます。

それだけ社会で認められた教育組織です。

全世界143ヵ国で、会員数は35万人以上に上るそうです。

 

私自身は、アメリカ滞在中に知人に勧められて参加し

日本のクラブと通算して5年間、メンバーをしていました。

会費が月換算で1200円くらいと安く、

大変ですが楽しいこともたくさんあり

英語力に加え、スピーチや司会の能力がかなり伸びました。

2000人を前に英語でスピーチをしたこともあります。

 

「かんもく」障害を抱える私は、人前で話すのは本来、苦手です。

いまでも、準備したスピーチはこなせるのですが

日常のおしゃべりに参加するのが難しいです。

でも、トーストマスターズのおかげで、

「人に伝えること」の真髄を学んだと思います。

 

私にはもう、コミュニケーションについて

「うまくやること」に興味はありません。

大事なのは、何を目的にするか。

楽しませることなのか、他人をアクションに巻き込むためなのか、

情報を共有するためなのか。

目的によって、話し方は異なります。

当然といえば当然なのですが

意識しなければ、世間の暗黙ルールに縛られた会話で

毎日を漫然と過ごしてしまうものです。

 

日本には200を超えるトーストマスターズクラブがあります。

英語、日本語、英日バイリンガル、他言語のクラブもあります。

 

ところが・・・

私が住む秋田県には、まだクラブがありません。

それなら自分が作ろう!ということで

一年発起し、ほかの有志と一緒に

クラブ立ち上げの作業中です。

5月27日にはZoomで、第1回の例会をやる予定を立てました。

 

私は東京出身ですが、秋田市に住んでいます。

子供たちは、よい幼稚園や学校で、すくすく育っています。

自然、食べ物と人間に恵まれた秋田県は、

「秋田プレミアム」と言いたいくらい、豊かな場所だと思います。

 

英語ができる人も結構、周囲にいるのですが

運用力を伸ばす機会がありません。

もっと活躍できるのに、何ともったいない・・・と思う日々です。

トーストマスターズが飛躍の場を提供できると、信じています。

クラブ設立、必ずやります!