怒られたこと、禁じられたこと、泣いたこと | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

無意識のストレス反応を意識的に変化させて
気づきと自然治癒力を高め 自分や周りのひとの存在に光をみる人生を楽しんでいます

2016年の投稿 加筆修正


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幼い頃 いちばん下の妹が

母の姿見の前で、母の化粧道具で 自分の顔に 化粧を施していた

見つけた姉が 母に告げ口したのか

母 自らが 見つけたのか

「悪事」として見つかった妹は

珍しく、母に 叱られた


三女である妹が 両親から叱られたことは‥‥ほとんど 記憶にない

末っ子だったし、身体も弱かったし

姉たちとの待遇とは 何かしら違っていた


待遇の違いは 叱られないことだけではなく

与えられるおもちゃ も そうだった


ふたりの姉には お人形

末っ子の三女には なぜか おもちゃの車


ふたりの姉には 髪の長い 美しいお人形

末っ子の三女には なぜか キューピーちゃん


なぜか なぜか

あまり いかにも女の子 なものは、末っ子の三女には そぐわないかのように

周りの大人たちから 遇されていた



いつの頃からか

三女ちゃんは 気づいたらしい

「キューピーちゃんじゃなくて、髪の長いお人形が 欲しい」


今にして想えば

女性的な美の表現が 三人姉妹のなかでもピカイチなんだよね





* 撮影:だんなちゃん




長い間、誰も 気づかなかったよね


その封じ込められたものに気づいたときには、話せたときには

涙が こぼれていたね





* 撮影:だんなちゃん






「ここに 落書きしちゃダメ!!」

「おかあちゃんの 化粧品で遊んじゃダメ!!」


描くこと、書くことが好きな三女ちゃんは

自筆サイン入りで 家の壁に落書きを施していた






怒られたこと、禁じられたこと、泣いたこと





それが 大人になったあなたには

天賦の才として 味方してくれている


たくさんの方々が 喜んでくださる


「落書き」と呼ばれていたのに

どなたかの大切な「身体」に 描かせていただいている