そんな高校時代を送るなかで
父が帰省をしたあるとき
父の「あんちゃん」(私の叔父)が きれいなお嫁さんをもらっていた
親戚筋にあたるのか 同じ集落での農業をともにする生命体からなのか
父は 兄のお嫁さんのことを 小さい頃から知っていたらしい
・・・その見知っていた女の人が 家のなかにいる!?
多感な時期の青年にとって、 義姉の存在は うれしくも 気恥ずかしくもあり
同時に 自分の居場所というものが よりうすくなってしまったようなものも感じていたかもしれない
高校を卒業した父は
そのまま広島の街で 就職をした
高校時代に励んだバレーボールの腕をかわれ?
近くの看護学校の女学生さんチームのコーチもしていた
そんな若かりし父は
ある日友人とふたりででかけていた平和公園で
同じくふたりづれの女性に出逢う
それが 母だった