家を売る 夢を見た
家といっても、わが家は マンションだけれども
何年も何年も
住宅ローンのこととか
子どもたちの学区のこととか
手狭すぎる住環境のこととか
引っ越したいと願いながらも
住み心地のよさと、変化への嫌悪や不安があり
このままでいいとは おもっていないだろうに
このままで いつづけているのは
なんなんだ!?
答えが出せないままの十数年
夢の中の私は
私のともだちに 家を売っていた
売ったあと、この家の様子を見に来ていた
床が バリアフリーにリフォームされているのを知らずに、つまづいている私がいた
ともだちのおかあさんが 脚を悪くされているとのことでのリフォームらしい
‥‥それなら、それは そうだ
と リフォームに納得していた
そして この家は 病院に通うのに、利便性が高い
私が 新しい地に行くことは 望んでいることなのに
一方で、この家を手放せないでいることが 苦しかった
その一方の執着が、こうして 誰かの幸せとなっているなら
‥‥あぁ、そうなんだ
まるで ところてんを押し出すように
自然に 押し出された感じ
無理矢理 こじあけようとするのではない、そのときが 来るんだ
そうなんだ