枯れ葉剤の傷跡を見つめて〜アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ | 『つながる』ことからはじめよう!

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NHK ETV 特集 1月30日放送の再放送

http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html

「子どもまで戦場に連れて行ってたとは思わなかった」

ベトナムでこれが正義と信じて戦い、
枯れ葉剤を吸い込んだ帰還兵達。

苦しい記憶を抱きながらも幸せを求めたはずなのに、
産まれてくる彼らの子ども達には様々な異常が。。。

ベトナムの枯れ葉剤被害を取材し続け
「花はどこへいった」という映画を製作された坂田雅子さんと
枯れ葉剤被害者のヘザーさんのベトナムへの旅。

枯れ葉剤の毒性であるダイオキシンが遺伝子にもたらす悪影響は想像を超えるものです。
ホルマリン漬けにされた赤ちゃん達のその姿は、どんな異常であっても産まれて告発しようとしているかのように私には見えました。
生命がその種を存続させようとする意志にはすさまじいものがあると思いました。

あんな物を作った企業が、今も生き延びているどころか、遺伝子組み換えによって世界を牛耳ろうとしています。
遺伝子組み換えは私達の知らぬ間に日本の食卓を浸食しているのです。
自給率が低く、輸入量の多い日本は案外基準がゆるく、世界で最も遺伝子組み換えを食べていると言われているほど深刻です。

番組を見ながら私と娘は、全て核兵器や劣化ウラン弾に置き換えられると話していました。
アフガニスタンやイラクでもたくさんの奇形や異常が出ています。
むしろヒロシマ・ナガサキの方が放射能汚染は低いと言えるくらい。

日本にある54基もの原発は、ヒロシマに置き換えるとものすごい量になってしまう。

汚染は未来に残す負の遺産です。
枯れ葉剤も劣化ウラン弾も核兵器もゴミ焼却も電磁波も
あらゆる負の要素が今同時に存在しています。
単一で見るのではなく、
複合汚染が二乗の化学変化を起こして
新たな悪影響を作りだしているかもしれないわけで、
そういうことを考えれば自然の中に
存在するかもしれない浄化作用の保全に
人類は全力を傾けなければならないのではないかと、
科学的な根拠などありませんが
確信するこの頃の私です。