chatGPTを相手にTRPGをして遊んでもらった。
以下はその記録(リプレイ)である。
まず初めに、AIにこのような指示を出した。
ゲームシステムはとても簡素なもので、キャラクターシートを作る必要すらない。
判定は純粋に1D6で行う。


色々決めるように言われてしまったが、気にせず第一文を送りつける。
いきなり中世の酒場から始まる、というのではありきたりだと思ったので、こんな始まり方にしてみた。


私の中で主人公は、身ひとつで砂漠を渡る自由で軽やかな美青年、といったイメージだ。ターバンやゴーグルなんかを付けていて、髪は黒。今考えた。
そして早速、判定を求められた。
ここはすんなり町に入れてくれよ……と思ったが、「まあチュートリアルみたいなもんか」と納得してダイスを振る。出目は6だった。



実際、オアシスの水って勝手に飲んでいいものなんだろうか?
分からないが、主人公はのどが渇いていそうだったので飲ませる。


水は運んできたもの? これ湧き水じゃないの? 人工のオアシスなの?
AIが怪しい動きをしているが、一旦話を進める。

このカッコイイ台詞は残念ながらオリジナルではなく、聖書の引用だ。fallout3の冒頭で流れるのはあまりにも有名。
ついでに、描写が「ですます調」なのが気になったので、いい感じにするように伝える。叙事詩の意味は知らない。さっき調べたら「英雄の活躍を歌い上げたもの」と出てきた。当たらずとも遠からず、といったところか。



水のことについて掘り下げる。
主人公は自由人というか、自分のルールで生きている人のようなので、それっぽくロールプレイをする。だんだん設定が固まってきた。


やっぱり水は商人たちが運んできているものらしい。そして、勝手に水を飲むことは許されないようだ(現地民は別?)。
じゃあなんで運んできた水を一旦オアシスに貯めるんだという当然の疑問が浮かぶ。鍵掛けて倉庫に保管しておかないのは、さすがに馬鹿すぎる。AIはオアシスが何か分かっていない可能性がある。
そこでこう訊ねてみた。

キナ臭い雰囲気はあるが、結局どういう情勢になっているのか分からない。
この老人から情報は取れそうにないので、諦めて町の中心に向かうことにした。
ついでに、そろそろ仲間、ヒロインに登場してほしいのでAIにアシストする。


これにて第一幕は終了といったところか。
水を独占し町を支配する商人と、そこへ現れた一人のよそ者。といった構図がおぼろげながら出来上がった。


あいつらは絶対に敵。これは確実に罠。私の勘がそう言っている。
普通のプレイヤーなら騙されるところだが、私には通用しない。ここは、明らかに民間人というような人間を仲間に引き入れたほうが良いだろう。
例えば……管を巻いている職人? 酒場の給仕? いっそ踊り子なんて良いかもしれない。
ファンタジーに出てくる砂漠の踊り子みたいなやつだ。褐色の肌で、なんか羽衣みたいなのヒラヒラさせてて、双剣とかチャクラムとかで戦う。
酒場を出入りしているから情報も集められるだろうし、ピッタリだ。
もっとも、これはあくまで一般論であり、AIがどんなキーパリングを見せるかは私の知るところではないが……


彼女はナーシャと言うらしい。そして商人が完全に町の敵であることも確定した。
ここでナーシャの画像を描くようAIに要求した。
登場人物の一人なのだから、立ち絵の一つでもないと困るというもの。当然の要求だ。さあ、お前の考えるナーシャを見せてくれ!
そうして出されたものが、これだ。

なるほど。なるほどね。
これは私が悪かった。
ゲームに出てくるような踊り子を想像していたので、急にお出しされた見事な肖像画に圧倒されてしまった。なるほどとしか言えない。芸術の前に人は無力だ。
今度はもう一度、「アニメ調で」と指定して描いてもらう。
そうして出されたものが、これだ。
スケベしようや……
最悪な絵面になってしまった。完全に自業自得である。
服を掴んで嫌な顔をされてるのが特によろしくない。あと金髪になってる。
この後何回か絵を描いてもらったが、私の頭の中にあるナーシャを超えるものが出てこなかったので諦めた。
シーンの続きへ。

この辺りは、だいぶん文章が気持ち悪い。


商人は拠点を宮殿に構えているということにした。DIOの館みたいなイメージだ。
宮殿はオアシスの上に建っているらしい。最初に水を飲んだ時に主人公は宮殿に気づかなかったので、たぶん、このオアシスは琵琶湖くらいの大きさがある。

なぜか2dで判定を要求された。まあもう一個サイコロあるからいいけど。
出目は10。

いよいよ商人との対決だが……
なんだかこのまま突入すると、あっさりボスを倒してゲームクリアになりそうな予感がしたので、AIにパスを出す。流石にもう少し苦戦したほうがいい。

露骨な前フリ。分かってるよな、このままクリアじゃダメだよ? 押すなよ、絶対押すなよ?
果たしてAIの返答は
AIの答えは、爆発、だった。
私が予想していたのはせいぜい、
檻ガシャーン
ぐふふネズミが罠に掛かりよったわ
くらいだったのに。
爆発とは、なんという発想力。室内で爆発すなよ。
さて、ダイスロールの結果は

無念のファンブル。刃が届くことはなかった。
しかし、状況とは裏腹に私は笑顔だった。
これはお約束の、「脱獄イベント」をやるチャンスだ。私はワクワクしていた。
とはいえ本当にゲームオーバーになってしまったら困るので、あからさまに「隠し玉がありますよ」感を出しつつ捕まることにした。


うまくいった。
さて、この後の脱出プランだが、もう決めてある。
処刑される寸前、主人公の宝剣が宙を飛んできて、二人の縄を断ち切り解放する→大立ち回り
という構想だ。軽くネタバレになってしまったが、これをAIに共有して最終決戦のお膳立てをしてもらう。いくぞ!

一旦待って欲しい。
なんか勝手にダサい名乗りを上げられてしまった。しかも勢いあまって主人公の両腕が切断されとる。あと判定の難易度が鬼すぎる。
そうじゃないんだよ~、剣を呼ぶシーンは自分でやらせておくれよ~。
そういう訳で、とうとうここでリテイクを出した。2回ほどやり直して、なんとか一番気持ちいいタイミングで止めることに成功した。

これがやりたかった。槍だけに。
物語はそろそろクライマックスだが、さっきから判定の要求値が厳しすぎる。
ここで失敗すると振り出しに戻りそうなので、こっそりとダイスを2個振ってAIに結果を伝えた。出目は4と1、合計で5だ。


なんと、旅人は行方不明になっていた王子であり、どっかの王国の誰かの8世だった。
ラストバトルはいつの間にか終わっていたが、綺麗にまとまったのでここで締めに入る。



以上がAIとTRPGをした記録である。
ちなみに、この後ジュダとナーシャのベッドシーンをAIに書いてもらおうとしたら怒られた。すみません。まあ、本編ではジュブナイルの範囲内だと思う。
読んでくれてありがとう。






















































































