chatGPTを相手にTRPGをして遊んでもらった。
以下はその記録(リプレイ)である。

まず初めに、AIにこのような指示を出した。



ゲームシステムはとても簡素なもので、キャラクターシートを作る必要すらない。
判定は純粋に1D6で行う。





色々決めるように言われてしまったが、気にせず第一文を送りつける。
いきなり中世の酒場から始まる、というのではありきたりだと思ったので、こんな始まり方にしてみた。



私の中で主人公は、身ひとつで砂漠を渡る自由で軽やかな美青年、といったイメージだ。ターバンやゴーグルなんかを付けていて、髪は黒。今考えた。
そして早速、判定を求められた。
ここはすんなり町に入れてくれよ……と思ったが、「まあチュートリアルみたいなもんか」と納得してダイスを振る。出目はだった。




実際、オアシスの水って勝手に飲んでいいものなんだろうか?
分からないが、主人公はのどが渇いていそうだったので飲ませる。



水は運んできたもの? これ湧き水じゃないの? 人工のオアシスなの?
AIが怪しい動きをしているが、一旦話を進める。



このカッコイイ台詞は残念ながらオリジナルではなく、聖書の引用だ。fallout3の冒頭で流れるのはあまりにも有名。
ついでに、描写が「ですます調」なのが気になったので、いい感じにするように伝える。叙事詩の意味は知らない。さっき調べたら「英雄の活躍を歌い上げたもの」と出てきた。当たらずとも遠からず、といったところか。



水のことについて掘り下げる。
主人公は自由人というか、自分のルールで生きている人のようなので、それっぽくロールプレイをする。だんだん設定が固まってきた。



やっぱり水は商人たちが運んできているものらしい。そして、勝手に水を飲むことは許されないようだ(現地民は別?)。
じゃあなんで運んできた水を一旦オアシスに貯めるんだという当然の疑問が浮かぶ。鍵掛けて倉庫に保管しておかないのは、さすがに馬鹿すぎる。AIはオアシスが何か分かっていない可能性がある。
そこでこう訊ねてみた。

 



キナ臭い雰囲気はあるが、結局どういう情勢になっているのか分からない。
この老人から情報は取れそうにないので、諦めて町の中心に向かうことにした。
ついでに、そろそろ仲間、ヒロインに登場してほしいのでAIにアシストする。



これにて第一幕は終了といったところか。
水を独占し町を支配する商人と、そこへ現れた一人のよそ者。といった構図がおぼろげながら出来上がった。



あいつらは絶対に敵。これは確実に罠。私の勘がそう言っている。
普通のプレイヤーなら騙されるところだが、私には通用しない。ここは、明らかに民間人というような人間を仲間に引き入れたほうが良いだろう。
例えば……管を巻いている職人? 酒場の給仕? いっそ踊り子なんて良いかもしれない。
ファンタジーに出てくる砂漠の踊り子みたいなやつだ。褐色の肌で、なんか羽衣みたいなのヒラヒラさせてて、双剣とかチャクラムとかで戦う。
酒場を出入りしているから情報も集められるだろうし、ピッタリだ。
もっとも、これはあくまで一般論であり、AIがどんなキーパリングを見せるかは私の知るところではないが……



シャ!!!!



エッ!!!!!!



彼女はナーシャと言うらしい。そして商人が完全に町の敵であることも確定した。


ここでナーシャの画像を描くようAIに要求した。
登場人物の一人なのだから、立ち絵の一つでもないと困るというもの。当然の要求だ。さあ、お前の考えるナーシャを見せてくれ!
そうして出されたものが、これだ。




















 

 

 

 


なるほど。なるほどね。
これは私が悪かった。
ゲームに出てくるような踊り子を想像していたので、急にお出しされた見事な肖像画に圧倒されてしまった。なるほどとしか言えない。芸術の前に人は無力だ。
今度はもう一度、「アニメ調で」と指定して描いてもらう。
そうして出されたものが、これだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ぐっへっへ……

スケベしようや……
 

最悪な絵面になってしまった。完全に自業自得である。
服を掴んで嫌な顔をされてるのが特によろしくない。あと金髪になってる。
この後何回か絵を描いてもらったが、私の頭の中にあるナーシャを超えるものが出てこなかったので諦めた。
シーンの続きへ。



この辺りは、だいぶん文章が気持ち悪い。



商人は拠点を宮殿に構えているということにした。DIOの館みたいなイメージだ。

 


宮殿はオアシスの上に建っているらしい。最初に水を飲んだ時に主人公は宮殿に気づかなかったので、たぶん、このオアシスは琵琶湖くらいの大きさがある。

 



なぜか2dで判定を要求された。まあもう一個サイコロあるからいいけど。
出目は10

 



いよいよ商人との対決だが……
なんだかこのまま突入すると、あっさりボスを倒してゲームクリアになりそうな予感がしたので、AIにパスを出す。流石にもう少し苦戦したほうがいい。

 



露骨な前フリ。分かってるよな、このままクリアじゃダメだよ? 押すなよ、絶対押すなよ?
果たしてAIの返答は

 



AIの答えは、爆発、だった。
私が予想していたのはせいぜい、
檻ガシャーン
ぐふふネズミが罠に掛かりよったわ
くらいだったのに。
爆発とは、なんという発想力。室内で爆発すなよ。
さて、ダイスロールの結果は

 



無念のファンブル。刃が届くことはなかった。
しかし、状況とは裏腹に私は笑顔だった。
これはお約束の、「脱獄イベント」をやるチャンスだ。私はワクワクしていた。
とはいえ本当にゲームオーバーになってしまったら困るので、あからさまに「隠し玉がありますよ」感を出しつつ捕まることにした。



うまくいった。
さて、この後の脱出プランだが、もう決めてある。
処刑される寸前、主人公の宝剣が宙を飛んできて、二人の縄を断ち切り解放する→大立ち回り
という構想だ。軽くネタバレになってしまったが、これをAIに共有して最終決戦のお膳立てをしてもらう。いくぞ!

 



一旦待って欲しい。
なんか勝手にダサい名乗りを上げられてしまった。しかも勢いあまって主人公の両腕が切断されとる。あと判定の難易度が鬼すぎる。
そうじゃないんだよ~、剣を呼ぶシーンは自分でやらせておくれよ~。
そういう訳で、とうとうここでリテイクを出した。2回ほどやり直して、なんとか一番気持ちいいタイミングで止めることに成功した。



ここじゃあああ!!!







これがやりたかった。だけに。
物語はそろそろクライマックスだが、さっきから判定の要求値が厳しすぎる。
ここで失敗すると振り出しに戻りそうなので、こっそりとダイスを2個振ってAIに結果を伝えた。出目は4と1、合計でだ。



なんと、旅人は行方不明になっていた王子であり、どっかの王国の誰かの8世だった。
ラストバトルはいつの間にか終わっていたが、綺麗にまとまったのでここで締めに入る。







以上がAIとTRPGをした記録である。
ちなみに、この後ジュダとナーシャのベッドシーンをAIに書いてもらおうとしたら怒られた。すみません。まあ、本編ではジュブナイルの範囲内だと思う。
読んでくれてありがとう。

 桜の木の下に死体を埋める。
 夜の自然公園だ。昼間は花見客やベースボールをする小学生で賑わうこの場所も、深夜3時の今は流石にしんとしている。町中が喪に服しているかのように、不愉快な車のエンジン音も、夜の散歩をする人もなかった。ここには僕と彼女しかいない。ずいぶん軽くなってしまった彼女を肩から降ろし、そっと地面に寝かせる。
 今夜は満月で、雲もなく、周囲は薄っすらと明るい。公園の端にある大きな桜の木は、月明かりを受けて十分に怪しく輝いて見える。その根元を、持ってきたシャベルでざくざくと掘る。
 掘って、掘って、固くぐねぐねした根っこを避け、また掘る。桜の木の根元に深い穴を作る。僕は額の汗を拭いながら、彼女との記憶を思い出している。

   *

「逆に考えるとさ」というのが、彼女の口癖だった。贔屓目に見ても、ひねくれた女性だったように思う。しかし彼女は、それを大事な誇りや譲れない矜持のように思っていたに違いない。
 彼女はマイナーなミュージシャンや漫画を好み、いざ売れたら興味をなくす、ということをよく繰り返した。そのやや拗らせた逆を行く精神は、もっぱら空回りすることが多かったが、彼女は芯を持ってマイノリティであろうとした。少数派の味方であろうとした。良くも悪くもだ。僕は彼女のそういう部分に惹かれたに違いない。
「逆にさ、絶対転ぶダルマとか、面白そうでしょ」
「なんだって?」僕は訊き返した。
「重心を弄ってずらしてさ、絶対起き上がらないダルマを作るの」ろくろを回すような動きをする。「寝てばかりの、怠け者のダルマ」

「それは何の役に立つの」

「面白いじゃない」

「面白いかどうかは、さておき」

「絶対に面白いでしょ」
「それって、僕がプレゼントしたやつを使う気だ?」
 受験のお守り代わりに、彼女に贈ったダルマのことを思い出す。彼女はそれを気に入って、よく指でつついて遊んでいた筈だ。
「そのとおり」
「君はひねくれてる」
 僕が指摘すると、彼女は目を細めてにんまりと笑った。その笑顔にやられると、僕はなんでも許してしまいそうになる。
 彼女は時おり、自分がいかに捻じれた人間かを僕に語った。それは猫が獲物を飼い主に自慢するのに似ていた。敷布団を被って寝てやったとか、わたしはコーヒーを飲むと逆に眠くなるとか、そういうたわいもない話が大半だった。そして僕が相槌を打つと、喉をゴロゴロと鳴らし、尻尾を振る。
「後で見せに行くから」
「はい、楽しみにしてるよ」
「そう言われると、なんだかやる気にならないなあ」
 その後、彼女は交通事故で亡くなった。轢き逃げの犯人はまだ捕まっていない。交差点には、粉々になったダルマの欠片が散らばっていたらしい。

   *

 気がつけば、深い穴が出来上がっていた。桜の木の根に寄り添うような体勢で、彼女を穴の中に下ろす。
 逆はないだろうか、と考える。
 桜の木の下には死体が埋まっていて、その血と養分を吸い上げて花弁に美しい色をつけるという有名な話がある。
 逆に、桜が死体を生かしはしないだろうか。樹木ではなく、根を育てるじゃがいもみたいに、光合成で得た酸素や、根で集めた水分が彼女に注がれる。そして彼女は、ダルマみたいに起き上がる。
 そんなことを考えながら、僕は桜の木の下に彼女を埋める。

「いらっしゃいませ」

 

 マスターと思しき初老の男性がグラスを磨きながら答えた。

 店内に他の客はいない。私一人だけだ。

 ゆっくりとした音楽が流れている。ピアノとドラムの軽快で落ち着く音色。

 照明はぼんやりと薄暗く、オレンジ色の暖かい光が漂っている。

 古い映画に出てくるような洒落たバーを、そのまま現実世界に持ってきたみたいだ。

 

 勝手に席に座ったりしていいものか、私が動きあぐねていると、それを察してくれたのか「こちらへどうぞ」とマスターがカウンター席を勧めてくれた。大した声量ではないはずなのに、するりと耳に入る。いい声だなと思った。

 

 私は言われるがままに進み、ガタガタと苦心して椅子を引き、体を持ち上げて座る。

 くそっ、どうしてこんなに椅子が高いんだ。

 

「何をお作りしましょう」

 訊ねられて、焦る。

 こういう店って自分でリクエストしなきゃいけないのか。

 

「えっと、メニューとかって…」

「では、私のお勧めでもよろしいでしょうか」

「あっはい、大丈夫です」

 

 なんとか注文を済ませて、ふぅと一息つく。呼吸を整える。挙動不審な客と思われただろうか、と妄想して心配になる。

 マスターは仏頂面で、黙々とシェイカーを振っている。いろいろ話を振られるよりは、その方が私も助かる。

 

 お酒が出来るのを待つ間、マスターを観察してみる。携帯を触るふりをして盗み見る。

 オールバックに整えられた銀髪。

 細く鋭い眉。

 白いシャツに黒のベスト。胸の辺りは筋肉で張っている。

 

 枯れているようにみえるけれど、内にたっぷりと生命力を秘めているような感じがする。どこかの御神木を連想した。

 

「できました。どうぞ」

 やたらと脚の細いグラスに液体を注いで差し出してくれた。縁にはくし切りにされたレモンが刺さっている。なんだか倒れてしまいそうで心配になる。

 お任せにしてしまったが、結局何を作ってくれたのだろうか。訊ねる前に、マスターが口を開いた。

 

「こちら、爽やかさ世界最強~薬臭いとパーティを追放されましたが、レモンと組んでおいしくなりました~です」

「は?」

 

 聞き間違いだろうか。いや、そんな訳がないだろう。

 

「あの、ふざけてるんですか?」

「何がでしょう?」

「馬鹿みたいにタイトル長めのライトノベルみたいなの、今言いましたよね」

「お客様」一段低い声で言う。

 

「小説は中身の見えない商品です。タイトルで中身を説明してしまうのは、別に悪いことではないでしょう。懐古する気持ちも分かりますが、馬鹿にせず新しいものも受け入れていかないと」

 

 すごい語るじゃないか、バーのマスターのくせに。私は圧倒された。

 というか、そのセンスはなんなんだ。パーティを追放されたって、宅飲みか。

 いや、でもバーでそれをやるのは、やっぱり違うと思う。よく分かんないけどなんかお洒落なカクテルを格好つけて飲むのが楽しいんじゃん。

 

「そんなブラックコーヒー飲む中学生みたいな」

 

 とりあえず、今出されたお酒は飲みたくない。せっかく勇気を出してお店に入ったのに、初めてがそんな変な名前のカクテルになるのは嫌だった。

 

「あ、そういえばジンフィーズなら知ってます。それください」

 

 なんとか記憶を引っ張り出して、名前を思い出すことに成功する。

 確か、何かの小説で読んだ気がする。その会話が面白くて印象に残っていた。

 マスターが指さして言う。

 

「さっきお出ししたのがジンフィーズですよ」

「じゃあ最初っからそう言ってくださいよ!」

 

 こんなのもありますよ、とマスターが次々グラスを並べる。

 

「酒物語です」

「化物語じゃん!」

 

「大呑みと用心棒です」

「それは狼と香辛料!」

 

「とある酒場の黄金美酒です」

「とある魔術の禁書目録! あと黄金美酒をアルコールって読むな!」

 

 ハァハァと息を切らす。というか、何さっきから全力で突っ込み入れてるんだ私は。

 いや、マスターがあんまりにも変なこと言うからだ。もう黙ろう、絶対反応しない。

 

「では、お客様の好きなジャンルを教えてください」マスターは涼しい顔だ。

「え、なんで?」

「それに合わせて、好みのものをお作りします」

「一応聞きますけど、それは味の......?」

「いえ、小説の」

 

 まったくもう、意味が分からない。けれど、断る気力もなかったので、悪役令嬢モノだと教えてしまった。

 別に嘘をついたり、恋愛やミステリと言ってもよかったのだろうけど、話題に引っ張られてしまった感はある。少し恥ずかしいなと思ったが、マスターは笑いも感心もせず、無言でお酒をつくっている。束の間、静かな時間が流れる。

 

 しかしまあ、なんだろう。こんないい歳したおじいさんがライトノベルなんて知っているのは、少し不思議な感覚だった。大人になれば、みんなそういうものは読まなくなるのだと、もしくは隠そうとするのが普通だと思っていた。

 いつの間にか、私の中でそれは恥ずかしいことだと思うようになっていた。本にブックカバーを被せるようになった。ファンタジーを読まなくなった。テレビで流れた作品を、知っているのに知らないと言った。

 

「できました。国一番の大吟醸は王子に溺愛される、です」

「......王子、ただの飲んだくれじゃないですか~」

 

 大声を出してスッキリしたのだろうか、なんだか爽やかな気持ちだ。

 液体の注がれたグラスが差し出される。素直に掴んだ。あおるように飲む。

 

 それは甘さと酸味があって、ほんの少しの苦みがアクセントになっていた。というか、私のよく知っている味で、もしかしなくてもこれは......

 

「オレンジジュース?」

 

 他のグラスも順繰りに飲み干す。すべてアルコールではない、ジュースだ。どういうことだ?

 

「いけませんよ、お客様。まだ未成年でしょう」

 

 あっさりと、なんでもないことのように告げた。ああそうか、最初っからばれていたのか。

 不思議と腹は立たなかった、走って逃げだそうという気にもならなかった。むしろ清々しい気分だった。

 

「考えましたねえ、未成年がお酒を手に入れるにはどうするか。コンビニや自販機では年齢確認が求められますが、飲食店ではそういうチェックは緩いイメージがありますものね。大胆というか、なんというか」

 

 せいぜいが車の確認くらいですからね、とマスター。

 ずばずば言い当ててくる。名探偵みたいだな、とどうでもいいことを思った。

 

「あの」

「はい」

「どうして気づいたんですか」

「雰囲気で。すぐに分かりましたよ」

 

 推理とか、そういう以前の問題だったらしい。

 

「しいていうなら、あまりにも挙動不審でした。椅子に座るのにも苦労するくらい背が低く、隠そうとしていたようですが声も高かったからですね」

 

 私の拙い偽装工作はバレバレだったらしい。

 

「そう考えれば、他のお客様が一向に入ってこない事にも説明がつきます。知り合いに会わないよう、中に誰もいないタイミングを見計らって、本日休業とか張り紙でもしてきたのでしょう」

 

 普通に営業妨害なので困ります、と怒られた。しかし、そこまで見抜かれるとは。

 

「親や学校に、言いますか?」

「まあ、今回は見逃してあげましょう」

 

 万引きなどに手を出さなかっただけ、温情です。と言った。

 別に、今なら親や学校に怒られてもいいと思えたのだけど、マスターはそれをしなかった。

 

「その代わり、もうこんなことはしないように。どうせバレますよ、絶対」

「わかりました」

 

 本心からそう言えた。モヤモヤとしていた心は、いつの間にか快晴だった。

 席を立ち、扉に向かう。お代は結構だとマスターが言ってくれた。

 

「そう言えば、このお店なんていいうんですか?」

 

 振り返って言う。

 表にある看板は、知らない国の言葉で書かれていて読めなかった。

 

「バーのカクテルの名前がライトノベルみたいだった軒、ですよ」

「絶対ウソでしょ~、それ」

 

 

おわり

 ウチのギルドは、毎週土曜日はレイドの日。

基本はローテーションで水闇風とボスを召喚し、皆で集まって遊びに行きます。


 というわけで、ついにコイツの番がやってきました。

 今回は轟雷のングルマ戦です。

 今のところ一番新しいギルドレイドであり、攻撃が激しいことで悪名高いボスモンスター。


 私たちは勝利を収めることができるのか!

 それでは、いってみよう!




ギルド酒場:出発15分前 


 私はいつも集合時間ギリギリを攻めがち。予定の電車に乗れる確率は5割。

 ですが、最近は余裕を持って行動するという事を覚えて、比較的早めにログインするようになりました。


 私がレイド戦の壁なので、なかなかログインしてこないと、

「誰か壁出せる人いる!?」「もう火力用の料理食べちった」「あひゃひゃひゃひゃ」

 みたいにギルドがバタバタしてしまいます。

 立場が人を作るってこういう事を言うんでしょうかね。しみじみ。



 酒場に入ると、既に結構な人数が集まっています。どこのパーティーもほぼ満員状態。

 最近のギルドは活気があって、レイドの日は20人くらいが集まります。一度に戦えるのは16人までなので、第二部隊が作れてしまう。


 ウチはいつでもギルメン募集中です。活気のあるギルド探してる方、是非お越しください。



 さて、今回使う壁はこんな感じ。

 耐久力最強の無手壁をぶつけます。




 皇魔の衣、スロット付きの物が欲しいけどなかなか落ちない。2スロ構築なんてそろそろ恥ずかしいので、いい加減に新調したい。

 特殊装備は闇闘士の腕輪と◇砂賊団大頭。合わせてヘイト+41%。
 耐久力は十分すぎるほどあり、一方でスキルの性質上ヘイトを稼ぎづらい無手壁にガッチリ噛み合う装備です。


 この戦い、おそらく耐久面は問題ありません。
 不安なのはヘイト、ボス特性でヘイトアップ減少(中)が出ています。これは体感でヘイト-20、もしくは-20%。

 普段なら大したことない特性ですが、無手壁でこいつに当たるとは運が悪いですね。
 タゲを維持できるか否かが勝負の分水嶺になるでしょう。



封咎の神殿:轟雷のングルマ 


 ングルマは風神雷神がモチーフのボス。

 緑の肌に、怒髪天を衝く赤髪。

 雲に乗って戦場を駆け、二振の七支刀から繰り出される斬撃と雷撃は嵐の如し。




「なんぼのもんじゃあああ!」

「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ…」

「あひゃひゃひゃ」


 私のファーストアタック。

 ステージ端で攻撃を開始し、ングルマが近づいて来るまでに気功を纏って準備万端。さあ、かかってこい!


 しかしングルマ、動かない。

 え、もっと近づいてくれないと殴れないのですが。デコイも攻撃してくれないし。

 開幕で集気功を使ったので残MPはゼロ。早く何とかしないとヘイトが移る、マズいです。


 仕方がないのでこっちから近付こうとすると、何かの攻撃で一瞬で再びステージ端に叩きつけられました。

 強すぎるノックバック、フィールドの壁にぶつかってもまだ移動が止まらない。ドラゴンボールで、吹っ飛ばされて壁にめり込んだキャラみたいになりながら考えます。


 こいつ、リーチが長い。厄介だ。

 そして今の攻撃。ノックバックも凶悪だけれど、気功の上から1万の割合ダメージ。普通に食らったら五回は死ねる。

 流石に隙の大きさとかでバランスは取れているはずだけれど、今の状況は……。


 やっと硬直から解放され、前線に復帰するが、遅かった。

 無情にもヘイトが移りました。振り返るングルマ。蹴散らされるギルメン達。


「ぐわーっ!」

「すみません!」

「あひゃ、ひゃ……」


 火力陣が半壊してしまいました。これは、厳しそうですね。

 私の顔が引き攣りました。




豪雷のングルマ:第2ラウンド 


 戦闘を重ねて、いくつか分かったこと。


 一つ、取り巻きのキジムーが危険。

 こいつの射刃が多段、高威力、広範囲。おまけに気絶付与。もはやサメの嵐、シャークネード。

 無手壁なので耐えられますが、普通の壁なら絶対死んでいた。

 倒そうにもかなり硬いらしく、せっかく倒してもリポップします。ちなみに妨害も無効っぽかった。


 二つ、取り巻きのフォボスも厄介。

 閃光付与の攻撃をしてくるのですが、この状態では通常攻撃がすべてmissになりました。MPが回収できないので、無手壁には死活問題。

 まあまあ時間が長い上に、頻繁に使ってくる場合もあります。


 三つ、ングルマが動き回る。

 どの行動がトリガーになっているのか全然分かりませんが、フィールド中央に移動する事があります。このタイミングでサメ攻撃をされると、けっこう死人が出る。

 かといって中央で戦っても、突進攻撃で移動される。



 耐久には割と余裕があるものの、妨害に手を回す事ができません。

 ングルマはけっこう悠長なモーションが多いので無手壁でも止められないことはないのですが、そこまでやっているとヘイトが飛ぶ。というか、既に何度か飛んでる。限界です。


 問題は把握したものの、解決策が浮かばない。どうやって立ち回るのが正解なのか分からない。

 いや諦めるな。考えろ、考えるんだ……




豪雷のングルマ:最終決戦 


 都合よく作戦が思いつかなかったので結局ゴリ押しです。

 ングルマは残りライフ1。こちらも同じく最後のスタミナ。ここで倒せなければ、私達の負けです。


 今までのペースから考えて、削りきれるかどうかはギリギリ。いや、少しこちらに分があるか。

 これは、勝てるんじゃないか?

 希望的なムードが辺りを満たします。



 しかし。

 開戦間もないタイミングでした。

 ングルマは無情にも、必殺の射刃を繰り出した。


 最悪のパターン。

 倒れていく仲間をぼんやりと視界に捉えながら、私は確かに、誰かが嘲笑う声を聞きました。



 私は選択を間違えた。

 大きく距離を取っておけば、ングルマが中央に移動して射刃を撃つまで十分な猶予があった筈だ。

 もしくは、最初から密着しておけば。

 中途半端に距離を空けたせいで、味方を射線に入れてしまった。


 どれくらい時間が経った?

 ングルマの体力はほとんど減っていない。


 残り時間はあと何秒ある?

 ゲージが削れる速度は、酷くゆっくりだ。これではとても、間に合わない。


 負けたくなかった。

 今更後には引けなかった。

 でも、これはもうダメだ……



「おまたせ!」


 その時だった。

 ングルマが顔をしかめた。ぐんっと大きくHPバーが削れる。


「あいつのペンダントが、俺を射刃から守ってくれたんだ」


 横を見れば、続々と倒れた仲間達が復帰してくる。蘇生が間に合ったのだ。


「あひゃひゃひゃひゃ!!」



 勝ちたい。私は勝ちたかった。

 皆もきっと同じ気持ちだった。


 タイムリミットは目前に迫っていた。ついに時間超過によるダメージが始まった。

 もうほんの少しだ、間に合え、届け!


『『『いっけぇええええ!!』』』























ギルド酒場:エピローグ 


 いやあ、辛勝でした。正直今回はダメじゃないと言う声も多かったのですが、奮闘の結果、なんとか勝利を収めることができました。

 私もしんどかったけど、火力さん達は地獄だったでしょうね。


「ガハハハ! 飲め飲めぃ!」


 次回のングルマはもう少しレベルアップしているのでしょうが、大丈夫。今度こそは完封してやるつもりです。


「俺と、結婚してくれ!」

「……はい」


 それじゃあ、今回はこの辺で。

 またお会いしましょう!


「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」

皆さんは無手壁を見たことがありますか?



幼女ビームを耐えると噂のアレです。


なんか変な緑のオーラを纏ってるアレです。


武器アイコンが空白で「なんだコイツ地雷か?」って思うアレです。



無手壁ってどんな壁なのか、ビルドとかどうなってるのか、ホントに強いのか。

今回はその辺について、私が普段思ってる事を書きます。




無手壁とは 


そもそもの話ですが、正しい名称は無手壁です。

手壁と呼ぶ人もいますが、ベアハンドの綴りはbare(裸)です、bear(熊)ではありません。

私は今までずっと間違えていました。恥。



本題に戻りまして、無手壁がどんな壁か一言でいうなら、


超硬い壁


これに尽きます。
ただし強い壁かと聞かれると、むしろ弱いと言っていいと思います。
その辺の理由も詳しく説明します。



そもそも強い壁とは 


壁にとって強さの指標は耐久力火力です。


耐久力はそのまま。HP耐性の事。


火力は壁自身が叩き出すダメージに始まり、いかに仲間を守れるかの妨害、バフデバフやMPの支援、通常攻撃による慣れ等です。



この二つはトレードオフの関係にあり、両立する事はできません。


agiを上げればvitは下がる。

拳盾は妨害が得意で、剣盾は耐久スキルが豊富。

つまり、超硬い壁全然火力のない壁です。



強い壁とは、最低限の耐久力火力になるべくリソースを割いた壁の事だと思っています。

この最低限のラインが、敵の強さやプレイヤースキル、装備の充実度、ジェムを使っているか否か等によって変わるので、一概に強い弱いとは言えません。


例えるなら、自動車のギアです。

平坦な道なら、トップギアで爆走するのが速くて燃費も良い。

上り坂なら、ギアを落として馬力を出さなければ登れません。


状況に合わせて最良の壁を選べるプレイヤーこそが、本当の意味で強い壁と言えるのかもしれません。




無手壁の性能 


無手壁は耐久力に特化した壁です。

その性能は、難易度アルテの幼女ビームすら耐えます。噂は本当でした。





これ、拳盾で当たった時は15万ダメージくらいもらった気がします。


ちなみにこの時、料理は食べていません。

さらにバーサークとステップリアクターの重ね掛けでMDEFはマイナスです。でも全段耐える。



一方で、妨害支援はてんでダメ。
長所を全部吹き飛ばしてなお余りあるデメリットです。

まず妨害は全て不確定、これが何より辛い。

スマッシュが怯み75%、インパクトが転倒7割、バッシュが気絶5割。

妨害は無いものと思っておいた方がいいです。


支援もウォークライくらいしか使えません。

ダンサーやミンストレルは使えないし、デバフもない。



ただし、通常慣れだけはめちゃくちゃ作れます。
他の壁と違って、床を避けたり、潰したり、無敵を合わせるといった必要が無いので、ひたすら棒立ちで敵を殴れます。余裕でブレイカーリザルトが獲れるレベルです。



無手壁のビルド 


まずはスキルから。

田中の怠惰なトーラム計算攻略情報さんのスキルシミュレーター をお借りしました。






・パワーウェーブ

 レベルはお好み。

・明鏡止水

 武器でクリティカルを盛れないので。

・リカバリー

 アイテム禁止の時とかに、たまに使う。

・冷静な戦術

 気休め。私はリジェネ系が大好きだから取ってる。

・リグレット

 強い。前回の記事にいろいろ書いてある。



次に装備とステータス。





おしゃれ装備の異常耐性+5%で耐性100%になります。

追加クリスタは◇ペリプラスティ


初動を早くする為に、素でASPD10000にしています。素手だけに。


たぶんクイックオーラ使用で10000になるよう調整したほうが強いです。残りはvitへ。

ただしスピードポットは勘定に入れないでください。

(併用できました、すみません!)


無手壁の速度バフ枠はリスニングホンです。

集気功や回復気功のチャージタイムが短縮されます。


最後にコンボ。


・初手コンボ


・気功補充

・デコイ張り直し

・インパクトは連打すると転倒しづらくなるので


ちなみに料理は

ヘイト+、物魔耐性、クリティカル、攻撃MP回復です。




まとめ 


無手壁が輝くのは格上の敵と戦う時妨害が効かない相手の時です。

前者はギルドレイドや初見の相手、後者は闇竜フィンスダン等でしょうか。


基本的には無手壁を使わず対応したいです。

しかしハマる相手に使えば、アタッカー以外のリザルトを全部かっさらう事もできます。嫌われるので後腐れのないインターでやりましょう。



ただし大体の相手には使えません

まともにレベリングもできません。真剣に冒険者の日記を使うべきか考え中です。



以上、無手壁の感想です。

壁パラを何個も用意出来る人は作ってもいいと思いますが、そうでないなら絶対にやめたほうがいい。強いかどうかはさておき、それだけは断言できます。


何故なら唯一無二の性能だから。他の壁とは完全に別物です。

拳盾と剣盾、agi壁とvit壁。そういった次元の話ではなく、熊手壁それ以外の壁と区別していいレベルです。


そんな感じです。ではまた。

(1/4)
 
クックック。ごきげんよう、読者諸君。
お久し振りだな、私だ。
 
 
 
 
 
ダークネス・タイガーだ。
 
 
リトラ? 違う、その名は捨てた。
 
何がなんだか分からないという顔をしているな。
おっと皆まで言うな、私には分かるのだよ。この封印されし魔眼をもってすれば造作もない事だ。
 
中二病? 違う違う、そうではない。
 
おい、違うと言っているだろう。引くんじゃない。
やれやれ、仕方ない。私がトーラムを離れていた空白の二週間について、よーく聞かせる必要があるようだな。
 
ただし忘れるな。深遠を覗くとき、深遠もまたおまえを覗いているのだ……
 
 

(2/4)
 
 とあるギルドの宴会場に、その夜は大勢の人が集まっていた。
 歓談する者、目をギラつかせている者、そして笑顔を浮かべつつも内心に闘志を滾らせている者。
 これから始まるのはただのギルドイベントではない。一億五千万もの賞金を懸けた仁義なき謎々クイズ大会なのだ。
 
 ピシャリとふすまを開け放ち、上座から司会が登場する。
 大会のルールが説明されていく。クイズは全部で二十問。後半ほど難易度と賞金額が高くなり、最初に答えを言った人が正解者となる。
 
「賞金は全部私のモンだぜぇ~!」
 
 私は雄叫びを上げた。
 クイズ大会が始まった。
 
   *
 
 手元に視線を落とす。そこはからっぽで何もなかった。大会が後半に差し掛かっても、私は未だに一問も正解できないでいた。
 私はその宴会場の最前列で、誰かに「正解おめでとう」を言うたび、自分で自分の首を締めるような感覚をずっと味わいながら、早く時間が過ぎ去ることを願っていた。
 
 ご多分に漏れず、私も自分のことを出来のいい人間だと思っていた。そして、その思い上がりは粉々に打ち砕かれた。
 私は死ぬほどみじめな気持ちで家路についた。
 
 
 マイルームに帰ってきた私は、糸が切れたようにソファに倒れ込んだ。クッションに顔をうずめて、モゴモゴと叫び声を上げる。
 
 私も昔はすごかったんだよ。小学生の時とか、いつもテストで100点だったし。クイズとか謎々とかミステリとか、すごい好きだし。めちゃくちゃ自信あったし。でも、なんかもう分かんなくなっちゃったよ。
 
 その時だった。
 
『チカラが欲しいか……?』
 
 突然、寝転んだ私の後ろから、つまり上から囁く声がした。
 反射的に、体を捻って仰向けになる。
 
「うわあっ!」
『わっ、脅かすな!』
 
 目と鼻の先に、知らない女の顔があった。
 彼女が驚いて飛びずさる。私も慌てて飛び起きて、お互い弾かれたように距離が空く。
 そこでようやく、その人物の全身が視界に入った。
 
 黒を基調としたフリルだらけのドレスに身を包んだ、年端もいかない少女。
 髪は眩しいくらいの銀。
 瞳は赤色で、左目は白い眼帯で隠されている。
 いわゆるゴスロリというやつだろうか。
 
 私がますます困惑するのを余所に、少女は半身になってよくわからないポーズを決めた。クックック、とわざとらしく笑う。
 
『膨れ上がった自尊心。心の中ではいつも他人を見下している』
 
 その言葉に、ドキリと心臓が跳ねた。私の事を言っているのだろうか。
 
『肥大したプライド。自分より優れた人間の存在を許せない……』
「黙れ!」
 
 絶叫と同時、私は円盾を掴んで少女の顔面に向けて投擲していた。
 しまった、と思うがもう遅かった。
 起こる惨劇を想像して目を細めるが、そうはならずに、少女の体が空に溶けるようにして消えた。円盾がドガァンと派手な音を立てて、後ろの壁に大穴を開け、部屋を揺らす。
 
『すべては劣等感の裏返し。人に弱みを見せることができない』
 
 後ろから少女の声がした。ハッと振り返ろうとしたが、それを制すように、どこから取り出したのか私の首に大鎌が添えられる。
 心臓を冷えた手で鷲掴みにされたように、体がすくんで動けなくなる。この鎌は私の首に当てられているんじゃない。魂に直接刃を突きつけられているのだと、感覚で理解した。
 
「お前は、何なんだ」声が震えた。
『よくぞ聞いてくれた。我が名はダーク。世界に闇を満たす者だ』
 
 背後でちょっとドヤッとする気配があった。決め台詞なのだろうか。
 ダークが私を解放した。だが足に力が入らず、床に膝をついて四つん這いになる。
 
『そう邪険にするな。言っただろう、チカラが欲しいか、と』
 ダークは甘い声で滔々と話し続ける。
『チカラを望むなら、その本を手に取るがいい』
 
 床に真っ黒な本が置かれる。表紙どころかページすらも黒色で、タイトルは無い。
 
「何コレ、辞書?」
『それは暗黒の書。ワタシの設定しゅ……じゃなくて! そう、伝記だ!』
 
 逡巡の末に、私はその本をガッと掴んだ。分厚く、ずしりと重い。
 顔をあげる。ダークと目が合う。
 
『よしよし、いいぞ! では、次はコレを着けろ!』
 
 ダークは楽しくて堪らないというような高い声を出す。何かを取り出し、私に手渡す。
 白い眼帯だった。
 言いたいことはあったが一旦、素直にそれを着けてみる。
 
 
 
 
「何も見えないですね」
 
 眼帯は左目用だったので、私は抗議してみる。
 しかしダークは、何故か『ふんふん、ほうほう、へぇ!』と鼻息を荒くして私をためつすがめつ眺めた後、『逆にアリだな』と呟いた。
 
「え?」
『だからアリだって、採用。これでいこう』
「さいですか……」
『よし、貴様は今から闇の猟犬 ダークネス・タイガーだ!』
 
 
 
 
 
というわけで、今回は壁でダークパワースキルを使っていきます。
 
それではどうぞ。
 
 

(3/4)
 
ダークパワーには八つのスキルが存在します。
その中で壁に有用そうなものは以下の四つ。
 

【疲労付与】デーモンクロウ

【体力上昇】ナイトメア

【無敵】ソウルハント

【超強化】リグレット

 

今回はスキルリセット期間を活用して、ダークパワーから壁に使えそうなスキルを見つけよう。という企画です。

 

トップバッターはデーモンクロウ。

 

 

デーモンクロウ 

 

 
 
現状唯一の疲労付与スキル。
説明文には書かれていませんが、ちゃんと疲労効果があります。
 
疲労は安定率を半減させるらしく、要するにだいたい被ダメ-25%です。
しかも割合攻撃までちゃんと軽減する。
 
これは間違いなく強いですね、もう使う前から分かる。絶対強い。
 
 
 
 
……のですが、コイツは発動条件に難がありました。
最大HPに対し、現在のHPが減っているほどダメージと付与率が上昇する性質があります。
 
壁でHPを低く保ちつつ戦う、というのはどう考えてもナンセンス。せっかく敵の安定率を下げても、それでは本末転倒。
 
というわけで、残念ながらコレは不採用。
ヘイトも発生しないスキルなので、壁で使うのは諦めろという事なのでしょうね。
火力さん、余裕があればデーモンクロウ、お願いします。
 
 

 

エターナルナイトメア 

 

 
 
これまた記載はされていませんが、最大HPがひっそり上昇します。
壁として目を引くのはこちらの効果ですね。
 
・最大HPが基礎HPの20%上昇
2秒毎現最大HPの1%ダメージ
・HP消費時にMP10分のヘイト発生
 
 
ヘイト効果があるの、普通に知らなかったです。ネタ枠のつもりで入れてみたんですが、意外と使える疑惑が浮上。
 
しかし、やっぱりデメリットが大きい。
仮にvit極の体力特化型で使用すると、HP+6000900ダメージといった感じになるはず。割に合っていない。
agi壁なら体力はほぼ増えずで200ダメージくらいでしょうか。けっこう馬鹿にならない。
 
ベアハンドスキルと組み合わせれば、回復気功がスリップダメージを打ち消してくれます。ヘイトが低くなりがちなこともあり、運用するなら熊手壁ですね。
 
 
しかし実際に使ってみて、有っても無くてもそんなに変わらない。やはりソウルハントの為のスキルなのか。
いっそダークパワースキル全取得でナイトメアの防御減少効果を最大にするのなら採用していいかもしれません。熊手壁はスキルポイント余りがちですし。
 
とりあえずコレは保留。次へ行きます。

 

 

 

ソウルハント 

 

 
 
こちらも説明文にはありませんが、スキルの後半に無敵時間があります。これが目当て。
 
というか、さっきから書いてないこと多過ぎじゃないですか? 何でダークパワーはこんなに不親切なんだ。
そんで無駄に意味深な台詞は赤文字で書いてある。いい加減にしろ。
 
 
さて、ソウルハントには無敵時間があるという話でしたね。
これがベアハンドと相性良しではないかと考察しています。
 
熊手壁は盾を装備できないのでPDが使えません。代わりの無敵スキルとなり得ます。
しかもPDと違って敵の攻撃がmiss扱いになるので気功が削れません。
 
しかし無敵時間は短く、発生までにタイムラグがあり、消費MP400と多いです。これなら素直に殴られた方がいいかもしれない。
というかやっぱり熊手壁に無敵はいらない気がしてきた。
 
 
コレは微妙ですね。惜しいけど使わなさそう。
さあ、次はいよいよ最後です。
 
 

 

リグレット 

 
 
 

大トリはリグレット。このスキルには一番期待しています。

というか、この存在が気になってダークパワーを使ってみました。他は正直オマケです。

 

 

そのスキル性能は一回使う毎に、

 

最大基礎HP-10%

物魔耐性+10%

攻撃MP回復+10

HP全回復

重ね掛けに制限がない

 

といったもの。agi型の壁とめちゃくちゃ相性が良さそうですね。

しかし当然ダークパワーなので、とんでもないデメリットがあります。

 
・効果時間が切れると死亡する
・効果時間は重ね掛けする度短くなる
・死亡時の蘇生・頑張る・復活の雫が使用不可
 
 
このスキルの恐ろしい所は、240秒後に必ず死ぬという事。
最初は30秒から始まり、重ね掛けの度に28、26、24……2、0と効果時間が短くなっていきます。
時間をフルに使って四分なので、実際には三分といったところでしょう。
 
 
 
 
これが16回目のリグレットの様子。発動と同時に死にます。
 
代償は大きいですが、私は「使える」と判断します。
耐久力は大幅に上がるし、一回の攻撃でMPが100以上回復するようになる。使わない手は無い。
そして実際にギルドレイドで、熊手壁で試してきました。
 
なぜ熊手壁かというと、agi型でありながら耐久力が非常に高く、「リグレットを使ったのに死んでしまった」という状況になりづらいから。
またギルドレイドには三分の時間制限があり、「どうせ死ぬんだから」という気持ちで心おきなく使えます。
 
 
さて、その使用感ですが……
 
 
 
強いです。
 
めちゃんこ強かった。想像以上です。
特にHP回復が意外と優秀でした。というか、こっちをメインと言ってもいいくらいです。
最初からバフ目当てで使うのではなく、回復スキルだと思って使えば制限時間もちょうど良さそうな具合でした。
 
消費MP200でモーションも早いHP全回復スキル。これが超優秀だと今まで何故気づかなかったのか。
なんならvit型にも導入したいくらい気に入りました。スキルの相性は一見悪いけれど、事故の多いagi型よりもリスクが少なく、大量のHPを回復できるので強いかもしれません。
 
 
 
では、そろそろ今回のまとめです。
とりあえず実戦投入するのはリグレットだけにしました。
熊手壁に導入しましたが、間違いなく大幅に戦力がアップしています。無敵感がすごい。本当に耐久力だけなら怪物級ですね。自分で使っててちょっと引くレベルで硬いです。
 
また記事を書くにあたって、先人が検証してくれたデータを使いました。
この場でお礼申し上げます。
 
 
 
さて、全部のスキルを紹介したので、これで終わり。それではエピローグです。
 
 

(4/4)
 
 
 
「素晴らしい、力が溢れてくる!」思わず笑みがこぼれる。
 ダークも釣られるように、薄く笑う。
『よし、行くぞ! 手始めにかつての仲間達をその手に掛けるのだ!』
 
 最高の気分だ。私は足を踏み出す。
 
 
 
ゴンッ
 
 
フラフラ……
 
 
ガッ ドサッ
 
「…………」
 
 壁に頭をぶつけ、階段から転げ落ち、そのままピクリとも動かなくなる。
 恐る恐るといった感じで、ダークが声を掛ける。
 
『だ、大丈夫か? 立てる?』
「…………!」
 
 
 
 
 がばりと跳ね起きた私は眼帯を引きちぎり、明後日の方向へぶん投げた。風に乗って高く舞い上がり、民家の屋根を超えて消える。
 
『何をしている、†混沌より深き闇の猟犬 ダークネス・タイガー†!?』
「その名は捨てたよ、私はリトラだ!」
 
 両の眼で正面からダークを見据える。
 閉じていた右目が、開いた。
 
「もう目は逸らさない。転んでも立ち上がる。そんな時に手を差し伸べてくれる仲間こそが、本当に大切なものだったんだ」
 
『せっかく仲良くなれると思ったのに……』
 
 その瞬間だけ、ほんの少し、心の底から。
 ダークは寂しげな表情を見せた。
 
『また、遊びに行っていいか!?』
「待ってる!!」
 
 踵を返して、私は歩き出す。
 一歩一歩、階段を踏みしめる。
 後ろは振り返らなかった。
 
 私は、前進する。
 
 
私たちの冒険は、これからだ!

ごきげんよう、リトラです。


最近ブログを書いていて、一人で喋るのは難しいなあ、とよく思います。
会話があれば話を上手く転がせられそうなのに、掛け合いが生まれるのにな、と。

というわけで、今回はペットに参加してもらって記事を書いてみます。それではどうぞ!



マイルームの回で本にされた彼です。

モノグラフから取って、名前はモノ。久しぶりの外の空気は美味しいですね?



『いや、俺にはちゃんと自分の名前が......』


 ほう、名前がどうかしました?


『......思い出せない。俺に、何をした!?』


 さあてね。お前は今日からモノとして生きていくのですよ、その紙の体でね。

 クックック、アハハハハハハ!!!






さて、毎週土曜日はギルドレイドの日。


ギルドレイドと言えば、前回壁やって失敗した苦い思い出があるので、今回は蘇生役として参加です。

ミンストレルスキルなんかも取ってみたので、ついでに実戦で試運転。全然使われてる話を聞きませんが、なんか可能性を感じるスキルなんですよね。


というわけで、今回は竜骨の魔人で壁をしてきました。それではどうぞ!











????



 あれ、今なんかおかしくなかった?


『サブマスに頼まれて、気づいたら壁を引き受けてたな』


 そうだ、なんか褒められて気づいたら壁をやると言ってしまっていた......。ちょっとおだてられるとコロッといっちゃいますね。気をつけないと。

 とはいえ、もう今日はわたしが壁やる感じになってしまった。どうするか。

 まあ、なんとかなるか! いけるいける! いっちょやったりましょう!!


『ロクなことにならんと思うけどなぁ』




封咎の神殿 



 あ、これ死んだ。

『バッシュavoidされててザマァーー!!』





 とでも言うと思ったかぁ!!


 開幕気絶を外しても耐える! やはりvit壁、体力は全てを解決する! プレイヤースキルはいらない!!


『チッ、良かったですね。でも、これだけHPがあったら割合攻撃に弱いだろ』


 そこは心配ご無用。竜骨の魔人は割合攻撃をしてきません。してくるのは取り巻きのコロンデッドだけ、たぶん。

 ほとんどの攻撃もサンクチュアリ圏内に入ります。闇レイドにはvit壁だ!


 さて、今のところ死にそうな気配は無し。順調に進んでおります。






『順、調......? 死屍累々なんだけど』

 サメ止めるのミスりました。ギリギリ妨害が間に合わなかった。

『vit壁の弱いとこ出てるじゃん』

 いいじゃないですか。耐えられるだけで褒めてくださいよ。

『いや、そんなんじゃ褒めらんないよ。壁は生きてヘイト取って床止めるまでが当たり前だから。そこから支援や慣れまで出来てようやく良い壁って言えるんだよ。わかった?』

 サブマスは褒めてくれたけど。

『甘やかされてんなぁ~』




おしまい 



 はい、というわけで勝利!!
 蓋をあけてみれば、今回は一度も死にませんでした! やったね!!

『ちゃんとサメ止めてれば、もうちょっと少ない回数で終わってたけどな』

 それは次回の課題ということで。


 さて、今回は初の二人実況でしたが、こういうのも悪くないですね。

『お前は憎いが、俺も久しぶりに人と話せて楽しかった。正直、気が狂いそうだった』


 それじゃあ、今回はこの辺で。
 またお会いしましょう! 『またな!』

















 はい、お疲れ様でした。
 では次回まで書庫にしまっちゃいますね。

『なあ、なあなあなあ! それだけは止めてくれ、暗くて一人きりはもうダメなんだよ!!』

 あなたが悪いんですよ? 図書館でうるさくするから。
 それじゃあ、ごゆっくり。

『なんで、なんでだよおおおお!!! こんなに謝ってるだろ!! なんでなんでなんでなんでなんでなんでいやだいやだいやだいや――』

 バタン。ガチャリ。

『――――――――――――』

トーラムには、オニクマムシという鬼なのか熊なのか虫なのか、よく分からないフィールドボスがいますよね。


まあそれは冗談で、普通にクマムシの敵なんですけど、せっかくデイリーブーストが開催されているので、今日はコイツでレベリングしようと思います。


それでは、やっていきましょう。



旧ルフェナス邸 



さっそくいましたね。
今回の獲物、オニクマムシです。
ギリギリ、キモかわいいの範疇に入りそうな外見ですね。

私が知ってるクマムシはデモンズソウルに出てくるブヨブヨした奴なんですが、この子はだいぶ肌に張りがあってキモくない。ちょっと芋虫に似てる気がします。色合いとか。
芋なのか虫なのか鬼なのか熊なのか以下略。


今回使うパラは熊手壁です。クマ対決。
さてさて、お手並み拝見といきましょうか。





まあ、耐える分には余裕です。
熊手壁は、リソースのほとんどを耐久に注いだ壁のリーサルウェポン。ミニボス風情が熊手壁に勝てるはずもないですね。あの世で悔いろ。


それにしても、クマムシと言えば、宇宙空間に放り出して放射線とか真空に晒されても死なない最強の生物。なんてよく聞きますが、コイツはあんまり硬くないですね。
いや、私は壁なのでよく分からないですが、結構な瞬殺具合です。



オニクマムシの反撃だ!
青床を出されると、足の踏み場が無くなるレベルですね。
まして複数体でやられるとまず逃げられない。これはちょっとマズいですね。

コイツらはたまに地面に潜って、そのまま放っておくと青床をバラまいてくるようです。
怯みや転倒を入れてやると地上に出てくるのですが、この妨害を入れるのが熊手壁は苦手。つまり相性悪いです。


無駄に耐久はあるけれど、小回りが利かないので、普段使いやレベリングはしんどいのが熊手壁。

青床を出さないキバノミ、そもそも妨害が効かないフィンスダン、耐えること優先の高難易度。
この辺の敵には輝くのですが、だいたいの場合、確定妨害が無いのが厳しいです。


まあ、一体づつ処理すればそんなに困らない感じでした。
一番相性良さそうなのは杖盾でしょうか。インパクトでまとめて掘り出せるのが強そうです。

熊手壁で四体引きつけて、お祈りフィナウやクロスファイア一斉射撃とかも良さそうですね。その辺の火力事情は分からないので想像ですが。





(レベルが)7差ついたので狩り終了。
私のレベルは5上昇。
ブーストあるとやっぱり快調。
冥土の土産にレクイエム斉唱。Yeah。


あとがき 


ちょっと調べてみたのですが、「オニクマムシ」って実在する生き物らしいです。肉食性で、他のクマムシとかを食べるんだとか。

つまり、同フィールドの「オオクマムシ」はオニクマムシの餌……。



それじゃあ、お肉なのか蝮なのかよく分からない奴もたくさん狩ったので、今回はこの辺で。

またね!

最近240までのレベリングで、デーモナグアの募集をよく見かけます。私も新スキルに向けてパラのレベルを上げておきたい。

というわけで、今回はデーモナグアでカンスト目指してレベリングをしていきます。



アルシュの谷 


アルシュの谷のボス、デーモナグア。
今回は事前にいろいろ調べてから戦いに向かったのですが、その中にちょっと気になる話があったのですね。

なんかデーモナグアはラグい、と。むしろデーモラグアだと。
壁の画面では妨害したつもりでも、火力の画面では床がよく出ているとか。
その辺が気になりますが、とりあえず戦ってみましょう。やれば分かる。



なんかコイツ、やっぱりほんのりラグい。

よく見ると、結構グラフィックが凝ってるんですよね、デーモナグア。
攻撃時に出す岩みたいなのに描かれてる紋様が、電光掲示板みたいに滑ってるんですよ。背中のオレンジ色の翼みたいなのも同様。
これの処理が重いんじゃないですかね。

無駄にピカピカ光りやがって。お前のあだ名はゲーミングPCに決定です。



戦闘で厄介なのは、取り巻きの召喚と、なんかやたら溜めが長いビーム。タイミングが合わせづらい、嫌らしい攻撃を仕掛けてきます。

こういうボスには、耐久型の壁で挑むと非常に楽。
agi型は特に対多数の処理が辛い。でも、vit型ならサンクチュアリ張っておくだけで無視できるのですね。なんならサンク無くてもいいレベル。
ビームもたかが2万ダメージなので当たっても問題なし。棒立ちでも30秒くらい耐えられそうな感じです。

火力が辛そうなのは隕石でしょうか。
発生が早く、広範囲で高威力。隕石の後に一人は火力が死んでます。こいつが妨害最優先ですね。



さっくり勝利。

基本は棒立ちで、たまに隕石と痛床を潰すだけなので非常に戦いやすかったです。

弾丸と射刃まで止めてると、妨害が足りなくなる事が多かったですね。

だいたい一周が40から50秒でした。



おわりに 


今回の狩りで、レベルは229から232まで上昇。

効率もなかなか悪くないです。さすが人気の狩り場。いつでも人がいるのも便利でした。


それじゃあ、今回はこの辺で。

次回もカンスト目指して頑張っていきます。

またね!

ウチのギルドは、毎週土曜日はレイド戦の日。

というわけで、今回は氷岩のバイソンと戦ってきました。



先週 


「リトラさん、壁お願いしますね」

この言葉を聞いて、わたしはぐっと拳を握ります。


ギルドレイドの壁を任せてもらえるようになったのは、つい先週のことです。
今まで参加こそすれ、わたしは火力として全く貢献したことはありませんでした。だって壁パラしか持ってないから。

だからと言って、壁として参加していた訳でもありません。
まだ自分にレイドの壁が務まるとは思っていなかったし、自分からやらせてほしいと志願もしませんでした。
もちろん、別にそれでも何も問題はありません。

仲間の蘇生をし、慣れを作り、たまに事故が起きた時にタゲを引き継ぐ。
そんな事はほとんどありませんでしたが、たまに壁の真似事をするだけで十分でした。なによりそれが限界でした。
パーティーには大抵いつも空きがあったから、わたしが入ったせいで火力が減る訳でもありません。

そんなわたしを壁として使えば代わりに火力が一人増えるからか、壁やりたいやりたいと零しまくっているわたしに機会を与えてくれたのか、「コイツをこのまま放っとくと、暴走して無理やりヘイトを奪いかねない」と思ったのかは分かりません。
ある時、「リトラさん、壁お願いできる?」と言われました。

「やらせてください!」
と答えていました。
断るべきだ、と心の中では思っています。まだわたしには無理です、と。
しかし口には出さず、わたしは壁の準備をしています。バフも装備も、必要なものは何故か揃っていました。
そして、レイド戦が始まりました。

結果から言えば、戦いには勝利しました。
敵は暴れ、わたしは半分くらいの時間を死んで過ごし、スタミナを使い切ってギリギリの勝利でした。

それでも、わたしはこれを成功だと思い込むことにしました。
思ったより耐えられたし、動きにも慣れた。次に戦えばもっと上手くやれる、とも。


そんな事を思い出しつつ、「そろそろ移動しましょうか」の号令がかかり、封咎の神殿へと向かいます。

前回はなんとかなったんだから大丈夫。今回は対策も練った。
この時はそう思っていました。


今日 



お前......! 前回はレベル200だったじゃん!
こんなに急成長するとは聞いてない。

いきなりの不安要素ですが、まだなんとかなる。そう考えていました。

ここで異変に気づきます。
おかしい、ワクチンを使っているのに凍結が解除されない。
そう、おそらく最も凶悪な特性、アイテム禁止です。

その後は回復気功を切らす、気功発動前に殺されるなどのミスを連発。後半には強化された敵の攻撃を受けきれず、パーティーは全滅を繰り返します。

ここでわたしはスタミナ切れで離脱、壁を代わります。

残ったメンバーが順調に敵を削っていく様子を聞きながら、申し訳ない気持ちで一杯でした。


結局、バイソンすら討伐には至らず、続きは翌日に持ち越されました。



翌日 


その翌日、わたしはレイドをサボりました。

別に強制ではないけれど、正直な心境として、フケるとか逃げ出すとか、そういった意識はありました。


向かったのは封咎の神殿。

なぜ自分が負けたのか、じっくり研究するためです。



これはもう、単純に攻撃が痛かったのだと分かりました。

ベアハンドは常時ダメージを9割カットする、圧倒的な耐久力が強みの壁です。
ただしPDによる無敵は使えず、妨害も確定ではありません。とにかく素の耐久力が全て。

つまり、気功の上から1000ダメージも受けているこの熊手壁は、意義のないただのガラクタでしかありませんでした。


わたしが壁をしなくても、レイドは滞りなく進みます。氷岩のバイソンは無事倒されました。

湧き上がったのは、怒りの感情です。
自分より上手い壁がいるなんて許せない。
逆ギレも甚だしいですが、本心です。

レイドで壁をしたいなら、ギルドで一番上手い壁になるしかない。わたしはそれに全然届いていない。
最近ちょっと調子が良かったものだから、すっかり忘れていました。

わたしは壁が好き。
でも、まだまだ弱い。レイドの壁は力不足。
強くなりましょう。目標はギルドで一番上手い壁です。


おわりに 


今回は長々と語った上に、面白みのない内容になってしまいました。

次回からは通常運転に戻ります。


それじゃあ、今回はこの辺で。

またね!