第2陣裁判 反対尋問(5) | ファイティング リティ Ver.4.0

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セブン-イレブン・ジャパンの不正会計事件。最高裁判決(2008年7月4日)後の差戻し高裁判決(2009年8月25日)では、まだまだ解決できません。これからも闘いが続きます。

反対尋問(1)  (2)  (3)  (4)


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緑色:被告伊藤忠食品代理人の発言 

紫色:裁判官の発言)
(黒太字:原告加盟店経営者Mの発言 )


被告伊藤忠食品代理人増岡


先程MさんのほうからMさんと伊藤忠食品の間には直接の関係があって、念のためその具体的な仕入れの仕方について少しお聞きするんですけれども、まず代金は先程の話にもあったようにセブン-イレブンから支払われるわけですよね。その性質がどうかという部分は争いがあるみたいだけれども、代金はセブン-イレブンから支払われているんですね。


はい。


それから、仕入れを求める行為要するに発注ですよね。発注は具体的にMさんはどういうふうにしてなされますか。つまり、例えばコンピューターや何かに打ち込むんですか。


そうです、はい。


そのコンピュータはどこにつながっていて、どういう形で発注されるかということ。つまり、セブン-イレブンに物理的に直接発注をされることというのはないと思うんですが、これはどうですか。


セブン-イレブンには直接発注はしません。


伊藤忠食品に直接発注するということはないでしょう。セブン-イレブンのシステム。


セブン-イレブンのシステムを使って伊藤忠食品に商品を発注していると思っております。


思っているというのは、つまり、私、概念的なことをお聞きしているわけじゃないんです。あて先がどこだとかそういうことじゃなくて、具体的に発注の仕方はセブン-イレブンのシステムに打ち込むとい方法で(原文ママ)発注をされているわけでしょう。


そうです、はい。


それから、納品の確認については具体的にどういうふうにされているんですか。


セブン-イレブンのシステムを使って納品の確認をしております。


作業としてはセブン-イレブンとの間でやっているわけでしょう。


セブン-イレブンの相手というのがちょっと理解できないんですけど。それについては分かりません。


伊藤忠食品の人間と、担当者の方とMさんがお会いになったことがあるのは、種類免許(原文ママ、正:酒販免許)を取得するときの1回だけだというふうに伺っているんですが、それはどうですか。


そのときのその地元のベンダー、●村さんと、伊藤忠食品と、うちと●村どちらを選んでいただけるんですかということで営業をかけられました。


その1回だけですね。


はい。


伊藤忠食品とMとの間で、例えば基本契約書だとか契約の話があったということはないと伺ってよろしいですか。


はい。


裁判官


先程、所得税、法人税申告の方法についてはセブン-イレブンの代理人が示したものとは違う方法で行っているというお話でしたが、いつからですか。


今年度からです。


それまでは。


そのとおりのことをしておりました。ただ、税務上その方法ではだめだということが分かりましたので、この問題に気づいてから。今年から違った形で申告しております。

以上