第2陣裁判 本人(加盟店経営者)尋問(1) | ファイティング リティ Ver.4.0

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セブン-イレブン・ジャパンの不正会計事件。最高裁判決(2008年7月4日)後の差戻し高裁判決(2009年8月25日)では、まだまだ解決できません。これからも闘いが続きます。

明後日、12日に東京地裁で13:10に判決言渡が予定されています。その原告の本人尋問を紹介したいと思います。非常に迫力ある尋問でした。

■□■□■ 平成18年9月15日 ■□■□■□

( 黒細字:原告代理人の発言 )

( 黒太字:原告Mの発言    )


原告代理人

甲第32号証(陳述書(原告M作成))及び甲第37号証(陳述書(原告M作成)を示す。


1枚目の署名、これはいずれもあなたの署名押印であることに間違いありませんね。


間違いありません。


あなたがご自身で作成された陳述書とお聞きしてよろしいでしょうか。


はい。


後で読み返してみて何か事実と相違する点はございましたか。


いや。ございません。


甲25証(報告書)及び甲第26号証(陳述書(原告M作成))を示す


これもあなたご自身が作成されたもので間違いありませんね。


間違いありません。


あなたは平成○年○月○日付けでセブン-イレブン・ジャパンと契約し、現在もセブン-イレブン○○○店を経営しているということで間違いありませんね。


はい、間違いありません。


加盟店としてのセブン-イレブンの取引についてお聞きしますけれども、お店が商品を仕入れる先というのはどこなんでしょうか。


セブン-イレブンジャパンの推奨ベンダーであるところからです。


推奨仕入先ということですか。


そうです、推奨仕入先です。


確認ですが、セブン-イレブン本部から商品を仕入れるわけではない。


違います。


あなたが本件で問題としている請求書や領収書、これが本部からも仕入先からも発行や交付がされないということが問題だと考えるようになったのはどういう経緯ですか。


もともとセブン-イレブンジャパンと契約する以前に説明を受けたときに、巨大なバイイングパワーがありどこよりも有利な条件で商品を仕入れられるという説明を受けてセブン-イレブンジャパンと契約いたしました。しかし、その後、近隣のディスカウントストアなどで多数の当店の原価価格よりも安い売価価格で売られているのを見て、これはおかしいと思いましてそれについて疑問に思いました。


そうした疑問をあなたが感じるようになって、具体的に何か行動は取られましたか。


本部にその旨を説明しまして、本当に本来支払っている金額というのが正しいのかどうかをはっきり教えてくれということで問い合わせをしましたが拒否されました。


具体的にどのような理由で拒否されたんでしょうか。


システム的にそういったものを発行するようになっていないとか、出したことがないとか、そういった形で理由自体を非常にあいまいにされて断られました。


あなた自身、請求書とか領収書の交付を求めるというこの本件については何か考えられたことはありましたか。


商行為を行う上で領収書、請求書というものが発行されるものが当然だと私は常々思っておりましたので、全く私としては想像できないことでした。


発行を拒否されるということは想像できない。


想像できないことでした。


セブン-イレブン本部から加盟店に対しては、本部も仕入先も請求書とか領収書を発行しないんだとこういう説明を受けたことはなかったんですか。


一切ありません。


第2陣裁判 本人尋問(2)へつづく