鬼ごっこ、誰もが皆、記憶にある遊びですね。

このような形態の遊びは世界中にあります。

人間行動学からすると、子どもの遊びとしてはポピュラーな遊びです。

では民俗学の見地からといいますと、これは様々な見方があり、鬼は厄祓いの目に見えぬ存在、

『穏』を祓う神事の変化であるという見方も一部、あります。

追いつ追われつのごっこ遊びはいつしか鬼が追われ祓われる側から、追う側へ、

遊びの中で変化していったものではないか、とも考えられています。

ただ、私は諸説の中にある、逢魔が時に出会うという、人の子を隠す隠し神のような気がしてなりません。

子どもは隠し神から逃げることを遊びの中に取り込んだのではないのか、と思うのです。

 

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jla猫のユリカゴ所属「LINE占い」岬れもん

 

 

 

 

ミニ小説 夜の買い物
 
 ある夜、少し買い出しをしたくてスーパーに行きました。本当はパパ1人で行くはずでしたが息子がどうしてもついていきたいのか凄く泣き出しました。
 
 息子はもうすぐ2歳なので抱っこも必要です。パパ1人では買い物が難しいと思い、私も少しだけ片付けや荷物をまとめて後から追いかけました。
 
パパは気が早いですので私はかなり急いでジョギング状態で走って行きました。
 
 しかしながらどこまで走ってもパパと息子には会えません。きっと今頃スーパーでパパが苦労していて、着いた時には「遅いわ」と小言を言われるかと思いました。
 
しかしながら私がスーパーについても2人の姿がありません。
 
 さては私、別のスーパーに来てしまったのかな?勘違いは誰だってあるからなと思いました。
 
大変な所悪いけれど私はパパに電話をしました。するとまだスーパーについていなくて、私が居るスーパーはちゃんと約束したスーパーで合っていると言われました。
 
ではなぜ会えないの?
 
パパと息子は私が通ってきた道の少し離れた平行線の道を歩いてきたようでした。
 
そりゃあ会えないわけだな。しばらくして2人にはスーパーで会えました。
 
私は少し笑ってしまい、同時にすごくホッとしました。