ランディーVのフルチューンとライブ | Lithium Star

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今年の札幌は去年ほどの猛暑ではなくここ数年のうちでは

比較的過ごしやすい夏だったかと思います。


自分はありがたいことに仲間を通じての口コミ依頼で

あいかわらずギターやベースのメンテ作業などをしています。

そんな中でとあるバンドのギターをチューンナップして欲しいと

依頼を受けることになりました。


機種はグローバージャクソン製のランディーVです。


メインとなるのはピックアップの交換でそれに伴い

電装系チューンと全体的なセットアップで戦闘力をフルに引き出したい。

そういう内容です。


まず最初に必要なのは穴あけ作業です。

CTS製の16mm24mmポットが使用できるように穴の拡大。
(ごめんなさい~間違えてたので訂正します!9/28)

それから太いワイヤーが通るように各トンネルの拡大。








ジャクソンVはジャックが遠いため250mmのドリル長では足りず、

450mmのエクストラロングのドリルで穴を拡げました。

途中で折れたらアウト、角度がズレたらアウトというシビアな作業。

何度も確認しながら慎重に掘り進めました。





そして新しいピックアップはダンカンの4芯タイプですが

今回はタップなどを使用しないため丁寧に末端処理をして接続。








オーナーさんの希望は激歪みでスラッシュメタルの攻撃的なサウンド。

ギター本体の重量が軽いので音の重心が低くなるように計算して

ビンテージのワイヤー、ビンテージのハンダ数種類と

ドライでキレのあるセラミックコンデンサーを選択しました。





トレモロは今回オーナーさんがフロイドローズを活かした

演奏をしたいとのことで一度全部バラしてオーバーホールしています。

経年劣化や金属の磨耗でややスムーズさに欠けているのを

少しでも安定したチューニングになるように工夫します。





預かった時点ではトレモロのスプリングは3本の状態でしたが

割と激しいアーミングをするタイプのギタリストさんなので2本に変更。

格段にアームが使いやすくなったと喜んでもらえました。


また弦の選択で大きく弾き心地が変わってくるため

チューニングが安定するまでの時間が早いダダリオのNYXLを張り

試してもらったところこちらもとても気に入ってもらえました。





電装系でもセットアップでも細かいところに企業秘密的な

小技がふんだんに散りばめられていて全ては紹介できませんが

2週間ちょっとの入院を経て無事に完成させることができました。


そのサウンドがこちらです♪
 

 

 


バンド名は『LAV』(ラーヴ)といいます。

ボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人がいずれも歴戦の猛者で

経験豊富なメンバー達による新しいバンドです。


来月10月23日(日)に札幌ZIPPY HALLでデビュー主催ライブを行います。

イベント名は『 truth & justice vol.1 』。

出演は

LAV
Verbal ironic Psychopath.
long horn train
ChaNta

開演16:30。入場料2,000円。





ギターだけではなくベースも細かいメンテナンスをさせてもらったり

ボーカルのワイヤレスマイク選びでアドバイスさせてもらったり

微力ながら機材関係では何かと頼って頂いている状況でうれしい限りです。

ライブ当日にはテックとしてスタッフ参加します。


チケットご希望の方は上の @CMaxbass さんのツイートへリプやDMにて。

またはこのブログ記事のコメントから自分宛てでもOKです。

(ソールドアウトの可能性があるのでできるだけお早めに!)


もしも会場に来られる方はぜひ声をかけて下さいね。


その場でアルコール消毒をしてからの

ろーちゃん握手、ろーちゃんサイン、ろーちゃんハグなど

ご希望があれば何でもお応えいたします♪(笑)。