十代前半からギターと共に生きてきましたが
実はFenderのテレキャスターを所有したことがありません。
常に気になっているし欲しいなとも思います。
でもおりゃー!と諭吉を叩きつけるタイミングがありませんでした。
自分が好きなギタリスト、DURAN DURANのアンディー・テイラーは
割とハイゲインでハードロックな音楽で有名ですが
かなりの頻度でテレキャスターも使用しています。
ストラトとは明らかに違う高域の目立つサウンドで
クリーン・クランチのアルペジオや抜けるリードに使って
楽曲の幅を広げるのに一役買っています。
深く歪ませたハムバッカーのバッキングと合わせると
テレキャスターのトレブリーなキャラクターが浮き彫りになります。
テレキャスターというと設計が古く最も原始的なエレキギターの一つ。
その無骨さがたまりませんよね。
ストラト以上に板っきれと棒っこに近い楽器だと思います。(褒めてる)
ギターを始めてすぐの頃にお店で試奏させてもらった時に
焼けたラッカーのメイプルネック
きつい指板アール
コンターがなくカドが身体に当たるボディー
鉄板を曲げただけのブリッジプレート
そして予想以上にコンパクトなそのサイズ感に驚いたのを覚えています。
テレキャスターはストラトと明確に違うあの音も重要な要素。
専用ピックアップや特殊なポット数値による高域のキラキラ成分は
弾いてみるとテレキャスターって本当にいいなーと思わせてくれます。

(画像は拾い物です)
令和にもなるとテレキャスタータイプのボディーでも
ハムバッカーは当たり前で7弦もあればフロイドローズもありますよね。
Fenderじゃなければ。
でももし買うなら画像のようなオンボロのFenderが欲しいです。
できれば多少難有りの格安中古がいいですね。
ダメになっている部分に徹底的に手を入れて整備をして
完成する頃には愛着が湧いてきて楽しく弾き始めるという計画でどうでしょ。
ウイスキーでもちびちびやりながら同じくFenderのチャンプに繋ぎ、
ところどころボトルネックで遊びながらブルースを爪弾く。
そんな老後がいいなあと思っていますがどうやらもう少し先の話になりそうです。
まだそんなにお酒が飲めないので(笑)。