音も出ないし塗装もボロボロ、ステッカー有り。
そんな格安ジャンクベース通称「ばーちゃん」。
塗装がハゲている部分からいかに分厚いポリ塗装かが
よく分かりますが、これもたぶんサウンドの一部のはず。

全ポジションマークにはシールの跡がはっきり。
ボディーに貼ってあったステッカーはヒートガンで剥がし済み。

ナットはよく分からない樹脂製でこれも牛骨にしたい。
これは次回の楽しみにとっておきますw

電装系は16mmポットと見たことないジャック。
ジャックのナットが緩んで断線して音が出なかった模様。
とりあえずハンダ付けのみでチューンアップは次回の楽しみに(略)

古い弦をアリアプロⅡの格安弦に交換。
ついでにブリッジを外すと下に何かが埋まっていました。

おそらくボディーが比重の軽いポローニャ(桐)なので
こいつで質量とサステインを稼いでいるのかと思われます。
鉄の塊でめちゃ重たいですから。

ピックアップはケース根元にハンダ付けするタイプなので
ここからすべて良いワイヤーに交換したらかなり音が良くなるはず 。
まともなピックアップを入手するのはできることを全て試してみてから。

ジョイント部分はかなり粗い仕上げ。
他の部分はともかくここだけは真剣にやらないといけません。

とりあえずネジ穴の面取りとネック、ポケット両方を彫刻刀で整形。
つまっていた木屑を除けて挟まっていたシムを入れなおし。

フレットをピカールで磨いた後に指板をオイルで保護。
もちろんシール跡も徹底的に消しました。

ブリッジはもっとも簡単にピカピカにできる楽しいパーツ。
こんなに汚れて悲惨なブリッジも……

はい、このとおり!
ちなみにオクターブの位置で前オーナーの腕前が判ります。
このばーちゃんの前オーナーさんは100%初心者さんです(笑)。

そして友人がベース購入祝いにプレゼントしてくれた
パーロイドのジャズベ用ピックガードを試着。
ちょっとネジの締め方で無理をしましたがほぼぴったり。

ということでとりあえずプレイヤーズ・コンディションまで
性能を取り戻したBusker'sベースの「ばーちゃん」。
自分が最も重要視するネックとフレット処理には問題がないので
これから少しずつ手を入れて、めちゃ使える最高のばーちゃんに
なってもらおうと思っています。
なにしろ1,900円でお持ち帰りしたのでフレット交換でも
初めての全塗装でも、アクティブ化で電池ポケットを追加しても
な~んにも気兼ねなく試せるわけですw
ばーちゃん、これからも大事にするからね~♪
