愛おしい歴史 | Lithium Star

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ギターに求める条件でルックスってとても大事ですよね。

どんなに音が良くても見た目が気に入らなければ、

恐らく弾きたいという気持ちにはなりませんw


Les Paul Standardとひと口に言っても千差万別です。

最初に憧れたギタリストのイメージなどでカラーやスペックが

これがいい!と決まっている人も多いと思います。



自分の場合はあまりそういう憧れのモデルがありませんでした。


ただ店頭で数多くのLes Paulを見ているうちに、

カラーは赤が完全にフェードしたレモンバーストが好きなことと

杢目が強い弱いではなく「個性的」な方がいいなと漠然と思いました。


Les Paulを弾く人はとても多いので、何本も並べたときに

ちゃんと一発で自分のギターが分かるとうれしいなと思ったんです。



'59LP_013





結果としてこんな感じの子と出会って、今に至ります。


買った当初はピックアップもしっくり来なくて電装系を全交換したり

デルリンのナットも即ボーンナットに交換したりしました。

それからあれこれいじりながら今年で7年目の付き合いになります。


初めはよくネックが動いて、弦のゲージを変えたりチューニングを

レギュラーにしたりハーフダウンにしたりいろいろ苦労しましたが、

現在はそんな過去も忘れるほど信頼できるメイン機になりました。



細かい傷も増えましたしサイドに打痕もあります。

スタンドにラッカー保護でかけていたクロスによる変色もあります。

初めてナットを自分で交換したときに付けた傷も残っています。


何度も配線やコンデンサーをいじっているうちに、

キャビティーの淵にうっかり付けたハンダごての跡もあります。



全て自分だけが知っているこのギターの愛おしい歴史です。






20年後くらいにはGibsonから'59 Les Paul ”Lowe Burst”として

この傷を再現したアーティストモデルが発売される…かも知れませんよ?(笑)

いまのうちにサインが欲しい人はコメント欄からどうぞ♪