Gibsonの欠点をすべて丁寧に取り除き、現代流に解釈したもの。
つまり上品過ぎる、言葉が悪いとある意味軟弱なイメージ。
自分はオールド・ファッションな人間なので
楽器というのは本来手懐けるのに苦労してしかるべしという考え。
ストラトもレスポールもそうであって当然。
クラシックのFerrariが乗りにくくて何が悪い?という感じ。
で、あまり主観的な話しはさておき。
レスポールを徹底的にいじった上での一つの結論として、
やはりハカランダ指板を失ったことは想像以上に大きいな、と。
アタックの強さ、音の速さ、基音の大きさ、ネックの剛性など…。
それをイヤというほど実感させられたのが、先月のお話。
とある楽器屋でアメリカからの買い付け品を試奏した時のこと。
手にしたのは2006年製のPRS 初代 Modern Eagle。
ネック・指板がハカランダの1ピースという特殊なモデル。
(その時のブログ記事はこちら→「ハカランダネック + 指板」)
その日はもちろんいい勉強になったとすんなり帰宅。
本当に1%も買う気はありませんでした。
どう考えても買えるような価格でもタイミングでもなかったので。
しかしその後もいろいろと気になることが。
この円安傾向に流れ始めている為替の状況とか。
後継のModern Eagle Ⅱからはハカランダネック不採用とか。
Ⅰは中古でまず出ない上に塗装が薄すぎて状態が悪いものが多いとか。
オーダーで作ることはできても試奏して選べないんだよな、とか。
同スペックのPrivate Stockならそもそも桁が一つ違うし!とか。
その後一度商談中になっていて安心したのもつかの間、
しばらくして取り消されていたり。
そして思い出したのが尊敬するとあるルシアーの言葉。
「本当に自分が求めるギターに出会うことができたのなら幸せ。
後はどうにかなるんじゃないの?」と。
数日後、再度試奏をしに行って個体が完璧であることを確認。
資金繰り、支払い方法などを超ウルトラCでクリアすることを決意。
昨日お持ち帰りしました。釈明終了。
PRSにしては派手さのないカラーですが、逆に新鮮かも?
状態は非常に良くてミント・コンディションです。
もしかしたらプレイヤーではなくコレクターの放出かも?
これからライブに、レコーディングに活躍してもらうつもりです。
で、最後に二つ言わせてください。
まず超ウルトラCを実現するために機材を放出します。
オクに出す前に近々ここで優先的に告知しますので、
もしよろしかったらご協力くださいませ。
そしてもう一つ、前回の前フリ記事にコメントを下さった方々。
いいね!を押して下さった方々。
本当にありがとうございましたー!
みなさんのネタに貪欲なときの連帯感といったら(笑)。
最高にうれしかったです!大好きですーっ!



