好きで付き合った子がやっぱり大好き!な感じ?(バカっぽい)
Marshall 1959とレスポールで一つの完全な楽器という気がします。
昔はあまりに定番すぎる組み合わせで、ずっと敬遠していました。
近い組み合わせを何度か試してはしっくりこないことが多かったんです。
いま考えれば理由は簡単。
いいレスポールといいMarshallの組み合わせにめぐり合っていなかったんです。
ちょっと借りてみたレスポールがただただ重くて抜けが悪かったり。
スタジオのMarshallがジャリジャリでハズレのJCM800だったり。
そもそもキャビ(ユニット)自体が死んでいたり。
いい出会いに恵まれていなかったですね。
いまなら昔の自分の勉強不足がよく分かります。
MarshallはスタジオのJCM800を基準にしてはいけないこと。
古いMarshallは個体差が大きいので当たりの個体をとにかくよく探すこと。
ちゃんと調整していい真空管をおごってやればきちんと応えてくれること。
そしてそれが気に入れば1959はさらに素晴らしい音がすること…。
レスポールは材のクオリティーで音質に大きな差があること。
重くても軽くても、反応の速さと鳴りの良さを優先するべきということ。
材と作りさえ良ければ残りはパーツ交換でどうにでもなること。
ヒストリックが高価なのにはそれなりの理由があるということ…。
最近だと、どちらにもご縁のないギター弾きさんも多いかもしれません。
アイバニーズとケトナーが命の7弦ギタリストさんとかね。
シェクターのギターにレクチ使いのドロップギタリストさんとかね。
ギタリストにとって機材の選択肢が多い現代はとてもいい時代だと思います。
そんなモダンな機材が人気だからこそ50年代生まれの音を武器に戦いたいです。
1959と'59LPが好きな自分にはとてもいい風向きになっているなと感じています。
アンプ単体では歪みが足りないし、エフェクトにも工夫が必要で、小細工苦手。
常に音量制限との戦いだけれども、この素晴らしい音を生で伝えたいです。
これは自分にとって楽曲と同じくらい大切なメッセージだと思っています。
