生徒さんたちは日常の出来事をレッスンの合間にいろんなことを
話してくれます。
学校での出来事、お家での出来事、兄弟のこと、などなどいろいろ
お話してくれます。
中にはしゃべりだすと止まらない子もいます
そういう時はやさしく「もうそろそろピアノ弾こうよ」と促します
先日の年長さんのレッスンの時でした。
「この間ね、幼稚園に行く前にパパに怒られちゃったの。」
「あららそれはいやだったね~」
「うん。それでね、イライラしてたからピアノ弾いたの。」
「そう~ピアノ弾いたらイライラ治ったんだ~」
「うん、そうなんだ~ピアノ弾いているうちにイライラ治った~」
「そっか~それはよかった~♪ピアノさんが気持ちを静めて
くれてよかったね~。ピアノさんとお友達でいるとそうやって
ピアノさんが助けてくれるよ。いいことだね♪」
「うん」
この生徒ちゃんのエピソード聞いて私はうれしくなりました
音楽はそもそも癒しのためにあると思います。
ピアノを弾くことが音楽が苦しい時、イライラしている時、悲しい時に
自分を癒してくれる、助けてくれる偉大な力があるということを私は
生徒さんたちに伝えていきたいと常々思っています。
小さな生徒さん達には「音楽が癒しである」ということは口頭では
伝えていません。
でも、何も言わなくても「音楽は自分を助けてくれる、癒しである」
ということが伝わっていたことが、私が伝えたいことが伝わっていたことが
とてもうれしく思いました
ブログを読んでくださっているみなさまも大きな人生の試練を幾度となく
乗り越えてきていらっしゃると思いますが、私も人生の大きな試練を幾度となく
乗り越えてまいりました。
その時にピアノ弾くことがとても癒しになり、助けてくれました。
生徒ちゃんたちの人生はこれからです。
いろんなつらいことも経験するでしょう。
いろんな悲しい事も経験するでしょう。
ピアノが生徒ちゃんたちの「癒し」「助けてくれる存在」になってくれて
さまざまな、いやなこと、困難を乗り越えていってくれるように
願ってやみません。
音楽の偉大な力が人を癒してくれる
ということをずっと伝え続けていきたいと思います