FAXDMに効果的な企業のFAX番号リスト作成方法

 

他社と連絡のやり取りにおいて電子メールやLINEなどインターネットを介した物が普及する一方、今でもFAXを利用している企業が公的機関などで多く存在しています。
年配の方にとってはメールなんかよりもFAXでのやり取りの方が馴染み深い事もあり、私の勤めている会社でも今なおFAXによるやり取りが頻繁に行われています。

 

以前にも東京都ではコロナ感染者の情報を医師が手書きのFAXで保健所に送信し、さらに保健所がそれを手作業で入力しているため、集計に時間が掛かっているという事が話題にもなりました。

⇒ 参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200803/k10012548681000.html

 

コンビニなどでもFAXが利用できるので生活の身近にある所が廃れない理由としてあるのかもしれません。それに大手の製作する複合機の大半にはFAX機能が付いていますので、そう簡単にはFAXによるやり取りが廃れる事はないように思いますが如何でしょうか。

 

FAXを利用するメリットとしてはどんな事があるのでしょうか?
主に以下の3つがよく挙げられます。

(1) パソコンを必要とせずに使えること

(2) 1対1のやり取りではないので、第三者が受信しても内容が伝わること

(3) メールとは違って印刷する手間もなく、受け取った文書をすぐに回覧できること


また、メールの場合だと個人毎にメールアカウントが必要になりますが、そういったものを必要としないのもメリットになりますね。

 

デメリットとしては機器の購入代や用紙代が必要となること、アナログデータのため、デジタルデータに変換できないというデメリットがあります。

 

このようなデメリットもありますが、FAXは営業用のツールとしても利用が可能です。新規顧客の開拓に苦労している営業の方で、もしFAXを営業ツールとして活用していないのであれば一度活用してみる事をオススメします。

 

営業用ツールとして利用する場合、必要となるものは見込み客のFAX番号リストになります。既に見込み客のFAX番号リストを持っているのであれば、費用をそれほど掛けなくとも行えます。

実際にどのように利用するのかというと、会社で既にFAXを利用している方であれば、他社から広告の営業FAXを受信されたことはないでしょうか?これと同じように宣伝や広告として自社の製品や強みを宣伝する媒体として利用すれば良いのです。せっかく自社にFAXがあるなら有効に活用しないともったいないです。


注意して欲しいのがFAXによる営業もチラシやDMと同じで送れば必ず反応があるというものではありません。見込み客と無関係な業種に送った所で見向きもされずゴミ箱行きになるでしょう。そのためにしっかりと送る客層や見込み客を絞って取り掛かる必要があります。

 

また、見込み客に送っても制約する割合はせんみつ(成約率0.3%)よりも厳しいと言われます。1000件送って3件返事がくれば上出来な方です。割合だけ見ると制約させるのは厳しく思えるかもしれませんが、FAXの場合はメリットにも書いた通り、1対1のやり取りではないので、社内にいる誰かの目に留まって興味や関心を持っていただければ可能性が出てきます。

 

メールや営業電話では反響がなかったが、FAXだったら反響があったというような事もありますので、新規顧客の開拓に悩んでいる方はFAX営業を検討されてみては如何でしょうか?


自社にてFAX番号が分かる営業リストを保持しているのであればそのようなリストを活用してFAX営業を行ってみるのも良いかと思います。しかし中にはFAX番号のリストがない、もしくは、営業先のFAX番号が分からないといった方もいるかと思います。

 

そのような時は以前に書きました以下の記事を参考にする事で見込み客となりそうな企業のFAX番号を集める事ができます。ぜひ参考にしてみてください。
【初心者向け営業リスト作成法】iタウンページサイトを活用して目的の企業を探し出そう。

また、電話番号は分かるがFAX番号が分からないという場合は次のようなツールを利用する事でFAX番号のみを収集する事ができます。 ⇒ FAX番号抽出ソフト

見込み客のリストができれば、あとはFAXDMとして送るだけです。

自社で多くの企業にFAXを行うのが難しい場合は代行して送ってくれるサービスもありますのでそういったサービスを利用してもいいかもしれませんね。

(「営業 FAX」などで検索するとそういったサービスが多く見つけられます。)

サービスを上手く活用して新規の顧客を開拓にチャレンジしてみてください!
この記事が少しでも仕事のお役に立てれば嬉しいです。