オススメの営業リスト作成ツール業者8社を比較!

 

営業マンにとって営業先を確保するために必要なものが営業リストです。
テレアポや飛び込み営業をするにもまずは営業先がなければ行動を起こす事ができません。

私は以前に飲食関係の営業を行っていましたが、営業リストの件数が少なく、電話の営業アポイントだけですぐに営業先の候補が無くなってしまいました。
そのため、休みの日や空き時間にひたすらネットで調べて新たな営業先リストを時間を掛けて確保したものです。

営業経験の浅い方であれば、営業先の探し方が分からなかったり、営業リスト自体を持っていないなんて方もいるかもしれません。


今の時代は企業の連絡先であればネット上に多くの情報が溢れており、そういった情報を元に簡単に営業リストを作成するツールがいくつも存在します。
時間を掛けないで新規開拓先のリストが作成できるので、営業リスト作成にお悩みの方は利用してみてはいかがでしょうか?

今回紹介するリスト作成ツールは全て有料のものになります。

(無料で使えるツールも探せばありますが、使い勝手が悪かったり、困った時のサポートも無いものが多く、時間を無駄にしてしまう事が多いためにオススメはしません。)

 

有料のものでもツールによって掛かる費用や収集できる条件が異なります。

初めて利用される方はどこのツールを使ったらいいのか判断が付かないと思いますので、各ツール業者について違いをまとめてみました。

自身の業務や目的に合ったツールをぜひ探してみてください。

 

(1) ソーシャル企業情報 (株式会社ビズオーシャン)

 

会員専用ページより、約100万社の企業情報のダウンロードができるようになっています。
プランはスタンダードプラン(月額税込7,700円)、プレミアムプラン(月額税込10,780円)、プラチナプラン(月額税込16,280円)の3つがあります。

金額については12ヶ月契約にする事で月額費用を下げる事ができますが、使い勝手が分からないのであれば、まずは月額からの契約が良いかと思います。但し、銀行振込の場合は最低6ヶ月からの契約となりますので注意が必要です。

 

スタンダードプランではバナー広告表示有り、一度にダウンロードできる件数は最大1,000件までという制限があります。
プレミアムプランではバナー広告表示はなく、一度にダウンロードできる件数は最大2,000件までとなっています。また、メールアドレスがある、もしくは、ホームページ上にお問い合せページがある企業の絞り込みが可能となっています。

プラチナプランは一度にダウンロードできる件数は最大3,000件となっており、それ以外はプレミアムプランと変わりません。

 

上記それぞれのプランでは一度にダウンロードできる件数の制限だけでなく、各プラン共通で1日当たり最大100回までという操作制限があります。スタンダードプランであれば1日に最大1,000件×100回で10万件のデータを集める事ができますので件数としては十分ではないでしょうか。

 

以下の項目を企業毎に収集することができます。(企業によっては項目がない場合もあります。)
会社名/電話番号/FAX番号/郵便番号/住所/業種/従業員数/資本金/売上高/設立/ホームページURL
メールアドレスは、1件10円の販売で最低300件から販売しています。
プレミアムプランであれば毎月1,000件まで無料でメールアドレスのダウンロードが行えます。

 

(2) URIZO - ウリゾウ (株式会社セールスサポート)

Windows上で動作するツールを利用して、データの収集を行います。そのため、Macなど他のパソコンでは操作できません。

対応しているサイトと収集できる件数が異なる4つのプランから選ぶことができます。
いずれのプランも初回の支払い時には初期費用税込5,500円が掛かります。

1番安いベーシックプランは、収集サイトがタウンページのみで月額税込9,900円です。

収集できる件数は1ヶ月につき、5,000件までとなっています。

次に安いスタンダードプランは、月額税込15,400円です。
iタウンページ、ハローワーク、楽天、アットホーム、食べログ、ホットペッパービューティーの6サイトに対応しています。

収集できる件数は1ヶ月あたり1万件までです。

一番人気と言われるプレミアムプランは、月額税込23,100円です。

スタンダードプランで収集できるサイトに加え、タウンワーク、楽天トラベル、ぐるなび、ホットペッパーグルメ、Googleマップ、マイナビ新卒、リクナビ新卒、マイナビ転職、Yahoo!Beauty といった計15サイトに対応しています。

収集できる件数は1ヶ月あたり2万件までです。

最高位のスーパープレミアムプランは、月額税込で44,000円です。
プレミアムプランに加え、対応している全サイトの収集が可能です。収集できる件数は1ヶ月あたり5万件までとなっています。

ベーシックプランはタウンページにしか対応していませんが、タウンページからであれば件数制限なく、無料で収集できるツールがあるのでこちらを使ったほうがお得です。
参考:タウンページの無料で使える名簿収集ソフトの比較


営業リストを集めたいのであれば対応サイト数の多い、プレミアムプラン以上が望ましいですが金額が高めなこと、収集件数に制限があるのが悩み所です。(別途費用を払う事で件数の上限数を変えることは可能。)

 

ベーシックプランなどでも特定サイトの情報が欲しい場合は、オプション料金を支払う事でそのサイトを1サイトあたり月額税込料金10,780円にてプランに追加する事ができます。(※但し、対応していないサイトもありますので必要なサイトが対応しているかは要確認です。)

他にもFAX番号が必ずある企業、メールアドレスが必ずある企業など条件を絞ることができるプランもあります。


収集できる項目は以下のようなものがあります。
会社名/業種/郵便番号/住所/電話番号/FAX番号/ホームページアドレス/メールアドレス
 

(3) リスタ (エコノス株式会社)
Windows上で動作するツールを利用して、データの収集を行います。そのため、Macなど他のパソコンでは操作できません。収集については、特定のサイトから収集するのではなく、Web上の全てのサイトを対象として情報を取得しています。

プランは全部で4つあります。
プラン以外にも別料金にて「リストモット」という代表者名や資本金、従業員数など細かい情報を付与してくれるツールの機能を利用する事もできます。
最上位プランのエンタープライズ以外には収集できる件数の上限がありますが、件数の上限に満たなかった場合には翌月に繰り越せるのがありがたいです。

 

1番安いライトプランは、月額税込11,000円です。
収集件数の上限が2万件ですので、人によっては物足りないと感じる方もいるかもしれません。

次に安いスタンダードプランは月額税込22,000円です。収集件数の上限が10万件とライトプランに比べて5倍以上増えるのは魅力的です。

その上のプランがプロフェッショナルプランとなり、月額税込33,000円で収集件数の上限が30万件となります。

最上位のエンタープライズプランになると収集件数の制限はなくなりますが、月額税込44,000円と金額もかなり高めとなります。

4つのプランで金額、収集できる件数が分かれていますので、業務内容やリストの利用頻度などと相談して決めるのがよいのではないでしょうか。リストの収集についてはWeb上の全てのサイトを対象としている事を謳っていますが、実際にきちんと抽出できるのか抽出率も気になる所です。

 

会社名、名前、メールアドレスが必須となりますが、登録することで無料のお試し版を使うことができます。購入を検討するのであれば、お試し版で条件にあったデータが正しく取得できるかを確認してからが良いかと思います。


(4) スカイリスト (株式会社soraプロジェクト)
約50サイトの情報を自社のデータベースに格納し、会員専用ページ上から会社情報を条件に合わせて抽出できる仕組みとなっています。
但し、こちらのサービスはテレアポ代行業務も行っており、テレアポ代行のオプションも一緒に申し込まないと企業リスト作成ツールは使えないようです。

初期費用税込(最低価格) 64,900円月額費用税込 22,000円 アポイント代行料金と初月だけで、9万円近く掛かる計算になります。
約700万社の企業リストを収集できるのは魅力的ですが、個人や予算が少ない会社で利用するのは金額的にちょっと厳しいかなと思います。

(5) ココリスト
Windows上で動作するツールを利用して、データの収集を行います。そのため、Macなど他のパソコンでは操作できません。
対応しているサイトと収集できる件数が異なる4つのプランがあります。
いずれのプランも初回のお支払い時に初期費用税込3,980円が掛かります。

プランによって月あたりに取得できるデータ件数の上限が異なっています。
主な取得できるサイトとしては2022年1月現在で44サイトあり、タウンページ、アットホーム、ぐるなび、楽天、Yahoo!ショッピング、タウンワーク、楽天トラベル、HotPepper、HotPepper Beauty、Yahoo!オークション、Googleマップ、Goo-net、マピオン電話帳、はたらいく、フロムエー、グースクール、Find Job!、ビッダーズ、ティフル、ハローワーク、エンジャパン、マイナビ、Yahooロコ、エキテン、リクナビNEXT、CHINTAI、バイトルドットコム、aidem、DODAなどがあります。

 

1番安いライト版のプランでは、1ヶ月5,000件までの取得が可能で、月額税込4,980円で利用ができます。

スタンダード版は月あたりの取得件数が最大1万件、月額税込金額が8,300円

プロ版は月あたりの取得件数が最大2万件、月額税込金額が14,500円

エンタープライズ版は月あたりの取得件数が最大5万件、月額税込金額が28,900円

それぞれ収集件数に比例して金額も上がっていきます。

 

対応サイトが44サイトと多くありますが、サイトのカテゴリーとしては重複したものが多いです。
例えば、ハローワーク、マイナビ、ジョブセンス、バイトルドットコム、an、aidem、DODA、リクナビNEXTなど、求人系のカテゴリーでもこれだけあります。求人情報の内容は他サイトでも重複する事が多いので実際の取得件数を見るとそれほど多くないのではないでしょうか。利用するのであれば個人的にライト版、スタンダード版で十分でしょう。

 

(6) リストル
会員専用ページにアクセスし、専用ページ上から収集サイトや収集項目を選択して、企業情報を収集できるツールとなっています。

 

ライト版、レギュラー版、プロ版の3つのプランがあり、いずれのプランにも初回のお支払い時には初期費用税込3,300円が掛かります。リストルの場合、他サイトにあるような収集件数の制限がなく、無制限に情報を収集できるのがいいですね。

ライト版は月額税込6,800円ですが、対応しているサイトはiタウンページのみとなります。
iタウンページからであれば他にも安く、出力件数制限無しで利用できるツールがありますのでこちらを使ったほうがお得です。
参考:タウンページの無料で使える名簿収集ソフトの比較

 

レギュラー版は月額税込9,800円です。

iタウンページの他、エキテン、Yahooショッピング、ハローワーク、ぐるなびの5サイトに対応しています。


プロ版は月額税込16,800円です。

プロ版であれば、レギュラー版のサイトに加え、現在対応しているサイトから収集が可能です。

リストルのサイト上では「全99サイトから収集可能」と謳っていますが、実際には収集できないサイトが多いです。

 

こちらを見ると分かりますが、収集サイトの変更や公開終了により実際には企業情報を収集できないサイトが多数あります。もし利用される場合は一度取得したいサイトが対応しているかを確認した方が良いでしょう。

 

(7) シルクスクリプト
Windows上で動作するツールを利用して、データの収集を行います。そのため、Macなど他のパソコンでは操作できません。

こちらは他の業者と違い、各サイトごとに特化したデータ収集ツールを1サイトにつき、1ツールという形で提供しています。使用についても月単位ではなく、90日間単位での使用となります。
価格は1つのツールにつき、税込金額16,500円です。

現在対応しているサイトは、ハローワーク、ぐるなび、Yahooショップ、楽天市場、グーグルマップ、iタウンページ、ホットペッパー、リクナビ、タウンワーク、アットホーム、ヤフオク、Yahooマップ、介護サービス、士業サイトなど、70サイトに及びます。1つのサイトに特化しているので、特定のサイトからデータを収集したい場合には利用価値は高いかと思います。

 

(8) ドットリスト
会員専用ページにアクセスし、専用ページ上から取得条件を指定してデータを収集できるツールとなります。4つのプランがあり、金額によって月あたりの収集できる件数が変わります。

残念ながら2022/12/31にてサービス終了となってしまったようです。

 

■ その他

「データ収集」などのキーワードでネット上を検索すると以下のサイトが引っ掛かりますが、いずれも収集ツールを提供しているサイトではありませんでした。

ツールの作成など見積などを取れるみたいですが、金額は最低でも20万円ぐらいからですので、個人の利用としてはあまりオススメできません。

 

以上、各8つの業者を紹介させていただきました。

 

こうして見ると、月額料金以外にも初期費用が掛かるもの、月額料金もサイトによっては消費税抜きで記載されている所などもあり、実際に購入してみたら思わぬ金額になってしまったなんて事もあります。

予算に合ったツール販売業者を選んでみてください。

 

また、業者によって取得できるサイトや収集できる件数も様々ですので、もし業者を利用してデータ収集を行いたいのであれば、自分が営業を行いたい業種に合っている所を選びましょう。

 

実際に利用してみたらデータを取得したいサイトが実は対応していなかった、リストの件数が思ったよりも少なかったなんて事がないように少しでも気になる点があれば業者に問い合わせをして疑問点を無くしましょう。

 

ぜひ自分にあった営業リスト作成ツールを手に入れて活用してみてください!

少しでもこの内容が仕事に役立てれば嬉しいです。