カテゴライズを越えて。
SOGIという用語をご存知でしょうか。
Sexual Orientation (性的指向)
& Gender Identity (性自認)の略称です。
LGBTという用語は恐らくご存知でしょう。
一時は流行語に選出されると物議を醸す程に
認知度が急上昇しましたね。
ということで、説明不要でしょうか。
さて、それではこの2つの違い。
性自認と性的指向で捉えることで、
その多様性が顕在化するわけです。
LGBTでは性自認であるTと、
性的指向であるLGB、
それを一括りに捉えた定義であるため、
一見分かり易いようにみえて、実は捻じれが生じているのです。
世界はLGBTである人と、
LGBTでない人に分けられる。
結局はカテゴライズされるわけなんですね。
そう、掲げた虹色フラッグのように。
決して虹色を否定したいわけではなく、
ただなんとなく違和感があるだけなんです。
明確に分けるのではなく、連続体として捉えよう、考え方はDSM-5改定に基づく障害の捉え方と非常によく似ている。
ところがその、スペクトラム概念はどこへ行ったのでしょうか。
いまのLGBTはまさにコレ。
結局は枠組みされている、イロによって。
虹色フラッグを掲げるみなさまは
どう感じていらっしゃるのでしょうか。
実に不思議です。
一方でSOGIはコレ。
つまり、誰もが該当する。
セクシャル・マイノリティの問題ではなく、
すべての人が、SOGIである。
そう、世界は私たちが思っている以上にシンプルで。
Lism/maai