完全に奈良から大阪に拠点を
移したのは18歳の時。
それまでは宙ぶらりんな
生活を送っていたわけ。
一番大きいキッカケは
地元ラッパーの先輩ほとんどが
結婚や就職でラップを辞めてしまったこと。
「お前はまだ若いし
イケてるからまだまだ頑張れ」
辞めて行く時の皆んなの言葉が
俺を奮い立たせた。
その当時地元で”SHAZ”っゆー
クルーを同年代で結成してたんやけど
「まず俺が有名ならな
このクルーもなくなる」
と思い決心した。
最初は仕事で集まる
先輩の事務所に泊まってたんやけど
部屋住みみたいになるんが
嫌で年上の彼女こしらえて
ヤドカリして何とか宿は確保していた。
その後色んな仕事を点々としながら
友達とルームシェアしたりして
音楽活動を続けていた。
20歳を迎える頃には
都会の暮らしにも慣れて
世の中の酸いも甘いも
経験していた。
”色と欲渦巻くミナミ
御堂筋を挟んで西と東”
”街角”の俺のバースは
このフレーズから始まる。
ミナミは西心斎橋と東心斎橋
が御堂筋を挟んだ形になっていて
西は服屋とかオシャレしたい
若者が集まる街で
東は夜の街、まさにミナミの帝王に
出て来るあの感じ。
昔は西にクラブが密集してたんやけど
今は風営法の関係で東に移っている。
”大阪の夜は眠らないもんだ”
JAGGLAのパンチライン。
俺らのガキの頃からつい最近までは
”街角”のリリックのまんま。
この街に出て来てから
紆余曲折あっての今。
だからあの曲はオッさんになっても歌う。