『ステップファザー・ステップ』 | 不規則学生の報告書

『ステップファザー・ステップ』

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こんばんは。
今日の記事を書いてたら右のほうにちらりとこういうものを見つけたので参加してみます。
元々書くつもりだった分は明日にまわしましょう。

『ステップファザー・ステップ』

さて。
主人公は泥棒を職業とする一人の男で、彼の手記と言う形で話が進んでいきます。
ひょんなことから双子の中学生に助けられ、同時に弱みも握られて、彼らの父親代わりをする事になってしまった彼の周りで起こる出来事を描いた短編集で、七編のお話が収録されています。

この双子の宗野直・哲、両親はどうしたのかというと、共に不倫していて、同時に駆け落ちをし、互いに今も双子はどちらかが面倒を見ているはずだと思い込んだままというとんでもない親だったりします。
元から超のつくいい子だったので生活に支障はない(料理も掃除も完璧にこなす)けれど、未成年であるという年齢的な壁はどうしようもできず、このままだと遺棄児童として施設に連れて行かれてしまうため、いざというとき親として立ち回れる人が必要だった。

そこに男がやってきたわけです(男の側からは不本意ながら。

最初は渋々、仕方なく、いやいやといった感じだったんですが、だんだんと双子に心を開いて男が少しづつ父親らしくなっていく姿は見ていて心があったまります。

話の内容はミステリーなのですが、解決の糸口が見えると一気に謎解きのパートから解決のパートへと移るので、話の流れがとんとん進み、個人的には読みやすかったです。
話の区切りもそれほど長くないので、通勤通学時間や、休み時間などにさっと読めるのも良い所。

宮部さんの書く子供には何かしらの魅力がありますがこの作品も例に漏れず。
まず何を進める?と聞かれたらやっぱこれでしょ!ってなる作品の一つです。