ジビエ:青首鴨
ジビエは自然の獲物のことです。前回は、ジビエとして雷鳥を振り返りました。雷鳥に始まるジビエシーズンですが、その後に来るのは、二本足では、青首鴨です。今回は、今シーズン食べた青首鴨を振り返りたいと思います。青首鴨は、フランス語でコルベールと言います。お店によっては、青首鴨と呼ばずにコルベールと普通に言っているところもあるでしょう。Col = 首Vert = 緑実は、緑首鴨というほうが正しいのですが、信号機の緑を青というのと同じ背景か、緑色の首なのに、青首鴨と呼ばれています。さて、青首鴨は、冬に捕獲されます。しかし、時期が限られているため、その時期を逃すと食べることができません。経験から言うと、11月終わりか12月初めからお店で出されるようになり、1月後半には終了してしまいます。捕獲場所によっては、天候の影響を受けるため、1月に入ると手に入らないという事態も生まれます。フレンチ店の多くは、12月の後半になると、クリスマスメニューになるため、12月で食べれるのは2−3週間ほど。1月も1−2週間くらいと考えると、総じて、食べれる期間が短いのが玉に瑕です。個体が大きいため、一人で一羽食べるのはほぼ無理です。二人で一羽がちょうどいいと思います。値段は時価となっているところがほとんどです。今回ご紹介するお店も、時価です。2021年より単価があがっており、一羽あたり12,000-16,000円というところでした。網取り青首鴨(一羽)のロティ サルミソース @ レストランユニック目黒のお店「restaurant unique」でいただいたものです。一羽を二人でいただきましたので、こちらは半羽となります。中井シェフは、鳥を長期熟成させるというよりは、比較的早めに調理する方が好きなようで、こちらは、あまり熟成感は感じませんでした。熟成すると、香りや味が濃くなっていきます。こちらは、そうではなく、フレッシュ感が豊かで、まるでステーキのような感覚で食べることができます。ソースはどっしりとした本格的なサルミソースですが、お肉があっさり目なので、ドミグラスソースのような感覚でサルミソースをつけ、肉をむしゃむしゃ食べてしまいました。野獣になった気持ちで肉を堪能できました。今回は立派な個体でした。それもあってお肉のボリュームが半端なかったのだと思います。青首鴨のサルミソース @Têtue - Classique et nature白金高輪駅近くのフレンチ店でいただいた青首鴨。クラシックフレンチを中心にオーセンティックな料理を提供する良店です。こちらも一羽を二人で半分しました。上の写真は半羽ということになります。初めてこちらでいただきましたが、ソースの量に大満足。まるで泳げそうなくらいたっぷりとしたサルミソースがたまりません。スパイシーというよりは、旨味を重視していつつも、内臓もしっかり絞っているからこそ出てくるコクがたまりません。肉も薄めに切っているため、ソースとの絡みが秀逸。上のレストランユニックと比べると、肉の厚みもアプローチも違うのだ愉しいですね。こちらでは、青首鴨の料理は二段階で提供です。最初がサルミソースと。次はローストしただけのもの。ハツや脚といった部位を提供しています。ぼくは、敬意を込めて「フレンチ焼き鳥」と呼んでいます。青首鴨のロースト サルミソース @レストランアラジン長年通っている広尾のフレンチ名店です。実は、上の料理は二皿目。こちらでは、青首鴨は次の形で提供されます。1. あぶったお肉2. サルミソースとつけあわせ3. ローストなかなか大きな個体。本来なら無駄になる部位をローストしています。それをレモンと食べる。シンプルですが、肉の味を確かめることができます。そもそも、おいしいです。こちらがサルミソース。このお店の特色は、お肉をかなり薄くスライスしてあること。スライスの上に大量のサルミソースをかけてあります。こうすることで、サルミソースとお肉との絡みが最大化され、味わいが広がります。また、青首鴨も三週間熟成させており、それがソースにも出ています。絶品。つけあわせドーフィネ(ポテトグラタン)とキノコとほうれん草のソテー。ポテトをサルミソースに投入すると、ソースを根こそぎたべることができて、おすすめです。さまざまな部位のローストテチュと似ていますね。今回は脂がのっていました。最初のローストが、さっぱりとした肉なのに対して、こちらは、モモがかなりジューシーです。最後に、他にも食べれることができるお店を含めて、レストランの紹介をしておきます。その日の種類によってはジビエ二種類を一気に食べることができるコストパフォーマンスに優れたお店レストランユニック (目黒/フレンチ)★★★☆☆3.77 ■ヒグマ、乳呑み仔牛、ランド産鳩、 愛農ナチュラルポークやシストロンの子羊スタートです! ■予算(夜):¥6,000~¥7,999tabelog.comオーセンティックなフレンチテチュ クラシック エ ナチュール (白金高輪/フレンチ)★★★☆☆3.40 ■クラシックフレンチと自然派ワイン テチュ ■予算(夜):¥8,000~¥9,999tabelog.com広尾のフレンチ名店レストラン アラジン (広尾/フレンチ)★★★☆☆3.77 ■記憶に残るお食事を ■予算(夜):¥10,000~¥14,999tabelog.com南青山のジビエの名店ラチュレ (表参道/フレンチ)★★★★☆4.25 ■シェフの想いの込もったフランス料理で幸せなひと時を‥ ■予算(夜):¥10,000~¥14,999tabelog.com上までのお店と比べると少し高いので、ぼくは行っていませんが、ご参考までに。ラ クレリエール (白金高輪/フレンチ)★★★★☆4.18 ■自然の恵みに感謝を捧げる、喜びに満ちたひと皿 ■予算(夜):¥50,000~¥59,999tabelog.com