みーちゃんエラディオ。(かなりのネタバレです↓)
ゲリラを志願するぐらいですから、血の気が多い人たちの中にあって
ちょっと気が弱いというか優しいというか、それで人を撃てる?大丈夫?
どうしてゲリラになったの?と心配になったりする、感じにみえます。
そしてタオルダンス(←タオルを持ち、踊りながら歌うゲリラくんたちの場面)
近くにいる大ちゃん(鳳翔大)をタオルでぶんぶん、ぶつ(笑)
やはり少々長めの髪形の真ん中あたりを、オシャレなゴム(笑)
で結んでいて、似合う~みーちゃんその髪型似合う~
1幕最後、エルソルド(ちや姉風莉じん)部隊が山向こうで攻撃されている、
でも使命(橋の爆破)があるから助けには行けない、そのつらい状況を
最上手の暗い場所で慟哭するみーちゃんエラディオ。
「どうして仲間を見殺しにしなきゃいけないんだ、だからイヤだったんだ」
という、子供のような表情を見るのがつらい。
2幕、橋が爆破されたあとの本当にラストに近いシーンで、
「エラディオ!」という叫び声が裏から聞こえ、
ああエラディオも撃たれたのか、と思うわけですが、それが私はものすごく
つらい。ちーちゃんも大ちゃんもですが、見えない死、というのが、
余計に想像を掻き立てる。
平和な世の中だったら、あの優しげな彼が、人を笑わせて、
からかって、どんな人生を送っていたんだろう、と思ったりする。
もちろん平和な世の中なら、みんな違う人生があったはずで、
考え深そうなちーちゃんイグナシオは、あのまま生きていれば
いったいどんな話をする大人になったんだろう、
いちくんディエゴはモテモテで、さぞかし女子を
なぎ倒していったんじゃないだろうか…と、
,どのゲリラくんに対してもそう思うわけですけれども。
そしてみーちゃんの真骨頂、といえばダンサーぶり。
フィナーレの口切、3人組のアタマに出てきます。
その帽子のツバのさわり方。エロい(ホメてます!)
みーちゃんは2階席を見上げる印象が非常に強く、明るい
ショースターらしいイメージがあります。
そしてああいうお衣裳が非常に似合う。
黒燕尾(今回黒ではありませんが)のシーンも上手、
まゆさん側にいることが多いので、
普段から角度的にも目に(私は)入りやすいですが、
うっかりするとオペラが動かせなくなったりする。
まゆさんと同じ、全力投球ダンサーだからです。惜しむということがナイ。
ダンスも、色気も、惜しまない。
遠慮しないで持ってって。食べてって!(←意味不明)みたいな。
その、全身で男役を楽しみ、観る人を楽しませようとしているところが
まゆさんに通じ、いいなぁ、カッコイイなぁ、と思うわけです。
その一方、袖で1人ぼーっとしているまさこ(十輝いりす)に、
「一人?テキーラでも飲む?」 (←ナンパ)とか、
小芝居を意味なく仕掛けてくる、という話を聞きましたが、
袖でそんな。私たちにもみせてくれ(笑)←ダメ
はじけるような明るさと、一転する濃厚な色気と、
何より、枠からはみ出しそうなダンス力、大好きです。