去年の6月に購入したパソコン用のピアノ音源「Ivory Ⅱ」
(「電子ピアノ改造計画?」)
約半年間使ってみての感想です。
結論からいうと、今やもうピアノの練習にIvory Ⅱが欠かせなくなってしまいました。
ピアノ練習にパソコン? そう、本当だったら生グランド欲しいところですが
我が家に「大ホールでのスタインウェイ」の響きを手に入れたかったら
この選択肢はアリだと思います。
業界を敵に回すかしらん。いやあくまでも個人の感想ということで^^;
私が購入したのはIvory Ⅱ「American Concert D」(セールの時に購入)
1951年製のNew York Steinway & Sons Model Dの音源です。
もちろん電子ピアノそのものの音源で練習することもありますが、パソコンとつなぐ手間さえ惜しまなければ、個人的には「Ivory Ⅱ」を使ったほうが圧倒的に楽しいです。
自分にとってのメリット・デメリットを考えてみると
(メリット)
1.電子ピアノやアップライトで練習するよりも音が良いので気持ちいい
2.大きな会場での響きを感じられるので本番の雰囲気を頭の中でシミュレーションしやすい。
3.Ivory Ⅱの音源を使って練習したほうが、練習会で生のグランドピアノを弾いたときにタッチの違和感がないので演奏に集中できる。
(デメリット)
1. Ivory Ⅱのソフトは基本英語なのでいつまでも慣れない(外国語が苦手)
2. 外付SSDに音源データを入れているため、うっかりSSDを繋がずにソフトを起動するとエラーが起こる
3.パラメータとかがよくわからないので、自分好みの音になるまで試行錯誤が必要
4.練習会で、持っているピアノの話が出てもなんとなく話しづらい^^;
(特に調律師さんの前では言えない)
デメリットはもちろんありますが、自分にDTMなどの知識が皆無なのが大きな原因ですね。
Ivory Ⅱのせいではありません。
デメリット3.のパラメータの設定についてはよくわからなかったので、こちらのブログで紹介していたものをもとに、理解できる範囲で設定してみました。
(「音楽図鑑-近況報告」Ivory II American Dのセッティングの巻)
メリットの中で一番大きかったのは
練習会で生のグランドピアノを弾いたときのタッチの違和感について。
家にある電子ピアノやアップライトに比べて違和感が圧倒的に少ないので
演奏に集中できる、ということでしょうか。
電子ピアノだけで練習していたときは、レッスンの生グランドでさえ
タッチが安定しなくて音が揃わなくて苦労していたのに。
おかげで、週1でレッスン前日に通っていた練習室に、まったく行かなくなりました。
実際、購入後初めて練習会に行ったときには不安だったのですが
(そのときはスタインウェイでした)
「すごくキレイな音で弾いてるね」と複数の人(一人は音大卒の方)に言われて
おや、ほんとですか、それはもしかして、と。
なぜIvory Ⅱなんていう音源ソフトでタッチが違和感少なくなるのかは、いまだに理由がわからないし、そう感じるのは自分だけかもしれないのですが、結局、ピアノというのは「響き」をもとに「耳」で弾いているからなのかもしれません。
あとは、音の大きさが1音ごとに表示されるグラフがあって、それを見ながらスケールを練習すると音の粒の大きさを揃えることができたりします。デジタルならではの利点ですね。
うまく使えばキレイなモーツァルトも夢じゃないかも。
基本的に音作り用のソフトなので自分にはオーバースペックな部分もあり、
DTM知識もないまま練習用に使うというのは無理があるのかもしれません。
でも、それはそれで試行錯誤するのも楽しいので♪
まだまだ使い倒して行きたいと思っています。