6月のレッスン。
しゃあない おとなピアノってそういうものさ
自分にそう言い訳をして レッスンへ。
教室へ入ると 先生がブツブツぼやいてる
先生は先生で 母校の定期演奏会の手配で忙しいらしく
「パソコン使えないって言ってんのに、もう!」
あ・・・お怒りモードでしたか・・・。
さて お題はショパンのノクターン 19番 Op.72-1。
いろいろ音源を聴いていたせいか 知らぬ間にテンポが速くなってたみたいで。
ほんと 聴きすぎは良くない、と痛感。
音源と同じようなテンポで弾くと かえって 慌てて弾いてるように聞こえるらしい^^;
(素人なんだから)もっと ゆったり弾け、と。
左の音が多いから うっかりすると どんどん速くなっちゃうよ、と。
はい、もう一度。
2回めは 少しゆったり弾いていく。
この曲、後半「盛り上がる」とこで3箇所ほど弾きにくいところがあって
逆にいうと この3箇所をクリアしちゃえば この曲はなんとかなるのだが
案の定 そこでストップがかかる。
「あ、わかった!」 と先生。
な なんすか・・・振り返ると 私のもつれた指を 嬉しそうに眺めて
先生
「ショパンの場合、フレーズの最後の音が『和音』や『オクターブ』のときには
その手前の3つくらいの音をゆっくりにして弾くと綺麗にまとまるよ。
対して、最後の音が一音のときは そのままの速さで弾いて大丈夫」と。
ふむふむ なるほど
それって ショパンの他のノクターンでも そうなんですか??
「そう、ショパンの場合は基本的にそう捉えたらいい。
速いフレーズの最後に和音だのオクターブだの、ってなってるということは
その前にrit.とは楽譜には書いてないけれど そう意識して書かれてると思う。
他の作曲家はまた違うけれどね」
これもショパンのニュアンス、ということだろうか
んー確かに弾きやすくはなる が 疑うわけではないが
まあ 弾けない人に どうやったら弾けるようにするか
というのが 大人を指導する先生のスキルでもあるわけで
このあたりの言い方が 秀逸な先生なので これが個人的なアドバイスなのか
ショパンが意図したものなのか それこそ素人の私にはわからないのだ
まあ どっちにしても私は弾きやすい方を取るからいいのか(笑)
こりゃ もう何曲か挑戦して いろいろ学ぶとおもしろいかも。