人は恐れを感じると無意識にどうにかしようとしてしまう。恐れの中に入っていく事が、命を奪われかねないような錯覚を引き起こしてしまうからだ。
そんな私も例外ではなかった。
彼が不在になるという感覚を魂が思い出した時
どうにかして阻止しなければという感覚に陥った。
このままでは彼を失ってしまうというという焦りが、次元を超えて私に襲いかかった。
恐怖以外の何者でもなかった。
私達の間にある不穏なエネルギーは、全てをネガティブなものに変えていった。
彼もまた恐れの中にいた。
そして、互いにする事なす事全てが裏目に出てとうとう限界を迎えた。
この時、私にはこのエネルギーを阻止する事は出来ないと思っていた。本当はその力を持っているのに、自分にはそんな力はないと他の人と同じように信じていたのだ。
でも全ては完璧なタイミングで起こっている。あの時私は完璧だった。最善を尽くしたのだ。そして実際そうだった。
このすれ違いがあるからこの後のドラマが始まるのである。
でも私は納得していなかった。あんなに楽しかった関係性が崩れたのが許せなかった。
彼に裏切られたと思った。
目に見えない何かの力が働いている
それが何かを知る為に、私は読み解く事をしていく事になる。
失った物を取り戻したい
もう一度彼に会いたい
その気持ちは、自分を動かす原動力となっていった。
それから私は、自分の内側を探求することになる。
途方もなく長く感じる旅の始まりだった。