北京日記 -How to make myself understood in China-

北京日記 -How to make myself understood in China-

思いがけず北京に住むことになった新米妻の
中国で思う日々のあれこれ

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海外に住んでて日本人にバッタリ会ってしまうと、なんだか居心地悪く感じることがある。
そんな時は、目をわざとそらしてみたり、知らないふりをしてやり過ごす。

今日は散歩の途中、あるオシャレカフェでケーキを買っていた。
背後に日本人女性が2人、カフェの雰囲気やら何やらを高い声で話してるのが聞こえた。
とても、居心地が悪い。何とか日本人と気づかれないように努める。

私は結構前から、日本人の、特にめかし込んだ意識高そうな女性が苦手だ。日本にいてもそんな人と電車やカフェで隣り合わせになった時は、気分が鬱々とする。
それかやたらと「オシャレなお店」巡りを趣味としてそうな駐妻たち。出来るだけ関わることなく、ひっそりと暮らしたい。
そういう人がなぜ苦手なのか考えてみると、色々思い当たる。
他人と比べられたくないのがある。こういう女性は他人と比べて自分がどうってのを原動力として生きてると私は勝手に思ってる。そんな見栄の張り合いが嫌い。時間やお金を無駄にしたくない。お持たせなど手配して、気遣いしなきゃならないなんていう、余計な人間関係で疲れたくない。つまりは「こんな女性になりたくない」って存在が目の前に具現化されている。

まぁいわゆる「マウンティング女子」が嫌いな理由は考えれば理由は様々だが、話を戻せば、海外で日本人と鉢合わせると、どう接していいか分からないってのがある。日本人だからってそれ以外に大した共通項がある訳じゃなく、言葉が同じってだけで何だか耳について気になってしまう。

こんな風に日本人を毛嫌いしてるくらいだから、日本にすごく帰りたいとかそういう気持ちもない。むしろそういう気分が悪くなる日本人に会う確率の低い海外の方が気楽な訳だ。

ひょっとすると、自分に近い存在ほど、ああなりたくない、こうあるべきじゃないと、想像力がもくもくと沸いて、勝手に鬱蒼とした気分になるんだろう。勝手に反面教師にしようという意識が働いているのかもしれない。

もっと自分と他者とを意識的に遠ざけられたら気が楽なのに、と思うこの頃だ。



中国のすきなところ探しをしている手間、思いついたら一つずつ書き留めておこうと思う。

今日の発見は、マッサージ。
一日のうち机に10時間も座ってるとやっぱり肩が凝る。
そんなときお世話になるのがマッサージ。
日本で通うより断然安い。1時間1500
円ほど。
日本では20分とか30分で済ませていたけれど、こっちでは1時間コースが基本メニューのよう。

手で凝ってるところを探ってって、凝ってるとこの周りからじわじわほぐしてく感じ。今日の按摩士は若いのに腕がよく、お陰で肩が軽くなった。

思うに、中国ではマッサージはかなり身近にある気がする。街中でどこへ行ってもマッサージ店を見かける。中医という東洋医学に基づく専門的な学問から、薬膳の民間療法、日々の食事の食材選びまで、中国の人々の行動やテレビ番組など見ていても健康への関心の高さを感じる。彼らの健康へのこだわりは、私などには計り知れない、深いものを感じる。

マッサージ店にいると、メンソール系の香料の匂いだろうか、懐かしいおばあちゃんの部屋の匂いがする。そういえば、昔タイガーバームという軟膏をおばあちゃんが使ってた。何となく懐かしさが漂うマッサージ店は、居心地がよく、簡単に体をリラックスさせてくれる、私のすきな中国の一つだと思っている。

1年以上北京にいるのに、中国がすきになれないワケを考えてみた。
最近思いついた理由、それは、日本で子供の頃から「やっちゃいけない」と教育されてきたことを普通に皆さんやってるから。

例はいくつでも見つかる。
道端に痰を吐くこと。
お腹を出して歩き回ること。
列に割り込んだり押したりすること。
道端で立ちション(子供なら大もあり)すること。
公衆の場でイヤホンなしに動画再生すること。
信号無視。
乗り物で電話してること。
他人の宿題をコピーして提出すること。

日本でこれらがやっちゃダメと言われるのはなぜか。
迷惑、下品、和を乱す、マナー違反。
こういうのは、その社会のルール的なものに違いなく、別にやっちゃいけないって法律が全部に全部あるワケじゃない。
日本でのルールで見たら「あり得ないレベル」なものが、あちこちで見られる。

この日本のルールを物差し的に中国に当てはめるから、すきになれないんだと思う。
日本と比べてどうってのをいつまでも考えてしまう。
いっそ、マナー悪っ!って思ったことを片っ端から真似てみると、案外快適に思えたりして。

こんなもんだって見方をするのもありだが、それも少々見下してる感じで心地よくない。
そういうくだらない葛藤があるうちは、やっぱりこの国をすきになれそうにない気がしている。
と、ボヤいても中国にいるしかないので、そんなモヤっとを抱えて今日も中国で生活している。


さて、今日もサクサク書きます。

 

最近頭をよぎるくだらないことの一つ。

迷惑メールについて。

英語で迷惑メールを受け取ることもしばしばだけれど、そのたいていがクオリティが低い。

脇が甘いともいえる。例えば、フリーメールで作成された商業メール。

Apple社製品の宣伝で、「apple.hotmail.com」で終わってるとか、

当選しましたおめでとう!みたいなのとか。パソコンを使い始めた20年前(!)でも見たかのような、

特に成長もしない迷惑メールのクオリティ。

どこの国から発信されてるのか知らないけれど、笑ってしまう。どこのあほうがひっかかるんだと。

 

これと似てるなと思ったのが、中国の英語で書かれた語学学校の口コミサイト。

学生らしき人が「hello」だけ書き込んでるとか。えっ、誰に話しかけてるの?

全く、何がしたいのか分からない。

 

あぁ、この世界は成長してるようでやっぱりいつまでも成長しない部分があって、

特にネットなんて誰でも使えて誰でも発信できるんだから、そんなくだらないのに接したくないなと

不機嫌に任せて考えてみる。人間のやる気のなさや運任せって、いつの時代も変わらずありますね。

 

何に対しても思うけど、できるだけ一生懸命やってほしい。

迷惑メールでも、本気で人をひっかけようとしてると思えなくって。

中途半端ならやめてしまいな、と心の中で思う午後3時すぎ。

さ、勉強しよう。