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北京日記 -How to make myself understood in China-

思いがけず北京に住むことになった新米妻の
中国で思う日々のあれこれ

また久々の更新。

 

チャイナに移り住んで1年ちょっと。生活にも慣れ、当初意気込んでいた中国語取得もそこそこ順調で、次のステップに進もうと決めました。

 

今現在の関心事は、とりあえずって感じで始めた資格試験対策。

春ごろに中国語学校へ通ったり、就職試験受けてみたりで思ったように時間が割けず、

気づいたら受験まで残り数カ月ってとこまで来てしまい、いよいよ焦っています。

 

もう一つは、妊活を解禁したこと!

葉酸飲んでみたり、冷え対策に腹巻きしたり、中医にインスパイアされて温かいお茶飲んでたり、

準備できたと、自分なりに思ってます。

 

中国に馴れることが第一目標だった1年前と比べて、現実的に何かしようと動き始めたのは

多少成長したかなと思います。

とりあえず、やること、やらなくていいこと整理して、頑張ってみます~。

久しぶりにブログを書きます。

中国でつながらないはずのFacebookをVPNを使って無理に開くと、

知人の色々な活躍が見えて思いを巡らせてしまうので、

落ち込み気味の自分の心にやさしい(?)ブログを久々に書いてみようと思い至りました。

 

今日の北京は雨。北京では雨の日などめったにありません。

実はこのほど駐妻生活も1年を迎え、落ち着いてきた一方でやや倦怠期になってきたかなという印象です。

1年間の中国語学習の成果もあり、日常生活で困らないほどは喋れるようになって、

やっと自分の状況に目が向くようになりました。

今は主婦してますが、学生時代から「主婦をするなんてもったいない」という考えで生きてきたので、

思いがけず海外で主婦生活している今の状況を、時々は憂うこともあるのです。

 

今日は雨。子供の頃は、かなり感傷的になることが多かったですが、

ここ数年間、仕事の糧にならないことはバッサリ捨てて、効率重視の思考回路になっていたからか、

センチメンタルな感情とはさっぱり無縁に生活していました。

映画を見ても、昔と比べると心に響く度合いが低く、感受性が低くなってることには気づいていました。

きっと年齢とともに経験が増えて、たいていのことがへっちゃらになったんだわなんて気でいました。

それが、何だか今日は気が重い。雨のせいなのか、それに伴う低気圧のせいなのか。

それとも昨日読んだ朱自清という散文家の詩のせいなのか。

外部的要因なのか、それとも仕事をしないまま日々が過ぎていくことに対する、

やるせなさのせいなのか、分からないですが、今日の私は、中国に来て以来、一番の雨模様です。

 

というわけで、学校を休み、家で一人ブログを書いているという状況。

このもやもや感、少女時代を思い出します。

でも、今の私は大人なので、不安を昇華させるため手と頭を動かそうと思います。

さて、いつか何かの糧になるように、ちゃんと勉強を始めます。

 

昔からお正月は初詣したくなる方です。

特に信仰宗教がないので、とりあえずお参りするところを求め、北京市内のお寺へ行ってみることにしました。

 

訪れたのは、チベット仏教のお寺・雍和宮。観光地でもあります。

入口はこんな感じ。日本のお寺と違って色鮮やかですね。

入場料25元/人を払って入場し、お線香をもらいます。

最終入場時間の16時少し前に行ったけれど、それなりに人はいました。

特に新年だからという訳ではないようですが、昨年の春節ごろ雍和宮の前を通った時は、長蛇の列でした。

熱心に祈る姿勢は日本も中国も同じです。

仏前で手を合わせるところまでは一緒ですが、備え付けの鉄板でできた台の上に膝をつき、

頭を台すれすれになるまで近づける所作を3回ほど繰り返します。

こんなに深くお祈りする姿は日本ではまず見ないですが、中には、床に完全にうつ伏せになって祈る人もいました。腕立て伏せでも始めるのかと思ってビックリしましたあせる

以前中国人の旅行ガイドと一緒に雍和宮に来たことがあるのですが、そのとき聞いたのは、

「中国人はお金のことしかお祈りしない」とのこと。ってことは、目が全員¥マークってこと!?

みなさんそんな欲深い顔をしているようにも思えず。真偽は定かではありません。

ちなみに、お賽銭箱はありませんでした。

 

お寺の構造はというと、廟という門と仏像がセットになった建物が奥にいくつもある感じです。

一つ目の廟、その奥に次の廟、その奥に次の廟が現れる構造で、一体いくつ参るのか一見しただけでは分からないです。故宮博物館を訪れたことがある方は想像できると思いますが、故宮もいくつもいくつも門が奥にありますよね。そんなつくりです。

で、最後に待ち構えていたのは、こちら。

デーン。世界最大の木造の仏像だそうです(地上18m、地下に8m)。

奈良の大仏よりも大きいんですね。仏像も立派だけれど、壁画もすごい。

これが極楽浄土の雰囲気なのでしょうか。明るい色使いで心を晴れやかにしてくれそうな美しさです。

 

自宅に戻ってビックリ。渡された入場券の中にミニDVDが入っていました。

2016年7月に来たときはこんなのなかったのに、サービスが(布教が?)向上してます。

早速再生してみると、英語字幕とともにお寺の説明が長々と…。

肝心のお坊さんの説明は英訳もなく、よく分からず。

お守り代わりにありがたくしまっておくことにします。

 

 

 

大の温泉好きの私。日本で地方勤務時代に良質の温泉に入りまくった私は、

温泉には人一倍こだわりがあります。

北京で温泉に入るなんて諦めていただけに、ある日バスの車中で市内の温泉の宣伝映像を見たときから、北京の温泉を攻略したいとうずうずしていました。

 

北京の温泉巡り第一弾は、世界最大の温泉を謳う「順景温泉」です。

地下鉄10号線の三元橋駅から徒歩15分の場所にあり、我が家からはアクセス良好。

 

ただ、周辺環境は美しくなく、道にゴミが溢れる怪しげなエリアを通り抜けてたどり着きました。

看板でかい!えらく立派な建物で、内装も高級ホテル並みにきれい。

お金かけてるなぁという印象です。

この日は、休日価格で238元/人。食事代は含まず、タオル、シャワー、そしてなぜか果物食べ放題(といってもリンゴだけだった)の料金。最低料金が238元とは、なかなかのお値段です。

 

こちら、ひと言でいうと、水着着用で入る温泉テーマパークやしの木

確かに、敷地面積は広い。ただ、浴槽が所狭しと並ぶ日本の温泉と違って、

ベンチあり、休憩所あり、食事処ありの空間のため、浴槽以外を含めての

世界最大なのでは…と、素人目ですが、若干面積の計上の仕方が疑がわしかったです。

 

浴槽は、「南アジアゾーン」「日本ゾーン」「露天風呂」「子ども向けプール」に分かれていて、

露天も含めると全部で30以上の浴槽があったように思いました。

別料金で高額なタイマッサージやチョコレートパックなどと書かれたメニュー表はありましたが、

一見したところ、サウナはなかったです。ちなみにフロントもスタッフも中国語しか通じませんでした。外国人は、欧米系カップルを2組見かけただけで、多くはないようでした。

 

【この温泉のプラス面】は、

①水着着用のため、子どもからカップルまで一緒に入れる。つまり、混浴可能。

②屋内全体が温かいため、冬場は冷える北京でも温室の中にいるような気分が味わえる。

③ギネス認定の世界最大温泉ってことで、話のタネになる。

④セキュリティがしっかりしていて、ロッカーキーが二重ロック(従業員によるロック解除とゲストによるロック解除)になっている。

【この温泉のマイナス面】は、

①洗い場がないため、衛生面で不安が残る。

②水が若干臭う。消毒はしているのかもしれないけれど、雑菌が繁殖しているような(放置されたキッチンの布巾のような)臭いがする。

③シャワーエリアが混雑していて、ドライヤーの数が十分でない。

 

ということで、以下のように5段階評価しました。

清潔さ:    ★☆☆☆☆…1

快適さ:    ★★☆☆☆…2

ロケーション: ★★★☆☆…3

施設・設備:  ★★★★☆…4

お得感:    ★★☆☆☆…2

総合評価:  ★★☆☆☆…2

 

入浴後の感想は、「楽しかったけれど、さっぱりしない」というものでした。

日本で温泉へ行く際、目的としては、「体の垢を落とし、さっぱりして気持ち良くなること」を期待しているんじゃないかと思います。気持ち良かったか、きれいになったかと問われると、

「正直そうでもない」と呟いてしまいそうな気分ですあせる

たった1軒入っただけですが、どうやら温泉というものの概念が日中で違うのでは…と、

仮説を立てながらお湯に浸かっていました。この仮説を、これから検証していきたいと思います温泉