早朝に線路上で座って写真を撮っていたら自殺に間違われて通報されそのままパトカーで茅ヶ崎警察のご厄介になった件の覚え書き。
コトの顛末:
自殺と間違われて通報され、警察のご厄介になりました。情けない。そしてごめんなさい。
メモその1:
自殺と間違われた話。続き
メモその2:
事情説明からパトカーへ。「赤灯を消す」という気遣いの文化[自殺と間違われた話。続き2。]
メモその3: パトカーに乗って警察署へ。エスコートがお上手…かと思ったら。[自殺と間違われた話。続き3]
メモその4: 警察署にて。しかる人となだめる人と――刑事ドラマみたい。[自殺と間違われた話。続き4]
【経過】
①線路に座って写真を撮る
②通りがかりの車の方から、声をかけられる。
③カメラをみせて「写真を撮ってるんです」と説明する
④道路の向こうから「自殺だと困るから、警察呼んだからね」と声をかけられ、線路から道路へ移動
⑤パトカーがくる
⑥事情説明
⑦パトカーに乗って
⑧茅ヶ崎警察へ
⑨事情聴取?
⑩身元引受人に電話
⑪上申書を書く
⑫身元引受人(同居のパートナー)到着
⑬身元引受人の書類を書いて、お世話になりました。
茅ヶ崎警察署に着き何となく事情説明を終えた頃にはすでに朝。夏らしい明るい日が窓から差し込んで、情けない気分に加速がつく。
身元を引き受けに来てくれる同居のパートナーは怒るでも嘆くでもなく、ただただ心配していたようで、「すぐに出るよ」と言ってくれた。
今日はこの辺。
⑩身元引受人に電話
⑪上申書を書く
受付カウンター前のソファに移動して、身元引受人に電話をし、迎えをお願いする。事情を話して書類の1~2枚も書けば帰宅OKだと思いこんでいたのだが、そうはいかないようだ。酔って道路で寝てた……ぐらいなら良いのだろうけれど、容疑?は自殺だからね。
線路脇で事情を話したとき同様に、警察署の帰りがけに、目の前の国道に飛び出さないとも限らない。「自殺のつもりは無かった」と理解ししてくれたようだが仕方ない。私が一芝居打っている可能性もゼロじゃないのだから。
「お役所仕事」ともいえるが、これって結構重要なコトだと思う。しかし、迎えに来てくれる人がいない場合はどう対応するんだろう。聞いてみればよかったな。
迎えをまつあいだ、「上申書」なるモノを書くよう指示される。
後日調べたところ事情聴取の書類などと違って、法的な意味合いを帯びないらしい。立ち上がり、カウンターの上にまっさら紙が用意される。
「真ん中に、上申書とかいて下さい。上に申すに書類の書」
フォーマットもクソもないA4の白紙の上センターに「上申書」右寄せで「住所/職業/氏名/電話番号」と警官の指示通りに書き出していく。
本文は、「踏切で写真を撮っていたら通報されたこと、踏切の上で写真をとってはいけないと説明をうけたこと、今後はしません」といった内容を書くよう促されるが、とくに語句の指示はなかった。「警察で説明を受けた」ことをしっかり書くようにと言われたのが印象的。「次」があった場合の保険なのだろうか。
文末に、ミミズのような文字で「神奈川県茅ヶ崎警察所長殿/年月日/氏名」を記しておしまい。
「印鑑、お持ちですか?」と聞かれれて鞄を探す。あった。
「シャチハタはダメなんです」
――シャチハタじゃないです。100円ローソンの印鑑スタンプです。
とは言わず。ハンコがないならしかたなく拇印を差し出すしかない。
――あーあ。
言われるままに書き損じた部分と文末の署名に人差し指でポン。
続く
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