『ベルサイユのばら50』
~半世紀の軌跡~
《東京建物Brillia HALL》

ライブ配信を視聴しました。

 

大昔の話ですが・・。

週刊マーガレットに掲載された「ベルサイユのばら」の連載開始予告を見て、子どもだった私はワクワク。連載中は、次の発売日をドキドキしながら心待ちにしていました。

 

1975年、宝塚大劇場で観た雪組公演「ベルサイユのばら」

旧大劇場の3階席から眺めた初めてのタカラヅカに心を鷲掴みにされました。

それ以来、嬉しい時も悲しい時も常に宝塚ファンでした。

 

長く愛される作品は、時の流れに洗われてさらに輝きを増すものですが、「ベルばら」も、そんな作品なのでしょう。

 

大げさな台詞回しや脚本の一部に色々と不満や気恥ずかしさを感じつつ、あの鐘の音が鳴り響いてばらの小公女達が登場すると、「ベルばら」の世界に引き込まれてしまいますね。(だけど、オスカルを殴るジェローデルは絶対にないですムキーあれはホントにやめてほしい)

 

 

【トーク&ソング】のコーナーが楽しくて嬉しくて。登壇された錚々たる顔触れに胸が熱くなりました。私にはドンピシャ!

 

初風 諄
榛名由梨
鳳 蘭
安奈 淳
麻実れい
日向 薫
紫苑ゆう
安寿ミラ
涼風真世
一路真輝
麻路さき
稔 幸
香寿たつき

(敬称略)

 

1976年の星組公演で観た初風さんのマリー・アントワネット。

あの時聴いたカデンツア。

もう聴けないかも?と思っていた初風さんのカデンツアが最後の最後に聴けた時は、時の流れが戻るような思いがして胸が熱くなって、涙が溢れてきました。

初風さん、どうかいつまでもお元気で。

 

 

私にとって安奈淳さんは特別な存在です。

お元気そうなお姿を見るだけで嬉しい。歌声も素晴らしかったですね。

素晴らしいオスカルはたくさんいますけど、私にはオスカルは安奈さんが常に一番。

 

(稔幸さんのオスカルも私は好きなんです。私が持っているオスカルのイメージに近いものを感じて)

 

 

 

 

社会現象とまで言われた昭和の「ベルばら」ブーム。あの熱気を肌で感じることができた世代にしか分からないものが確かに存在すると思っています。

 

私にとって「ベルばら」は、原作が全て。

宝塚歌劇も、アニメも、私には違う「ベルばら」です。

 

宝塚の「ベルばら」は美しい夢として、胸の奥深くにしまっておきたい大切な思い出です。

 

 

 

現役生として出演された凪七瑠海さんと水美舞斗さん。お二人の美しさには感動しました。

 

 

 

10年後、20年後・・。

どうかこの作品が、宝塚歌劇団で引き継がれ上演され続けていますように。

 

10年後、20年後も、宝塚歌劇団が存続していますように。

そのための実行力ある改革がなされていますように。

 

今の宝塚歌劇団を見ていると、一抹の不安が胸をよぎります。