初日の舞台を観てきました。

平日の昼間ですが、客席はほぼ埋まっていました。

上方歌舞伎会を心待ちにしているファンがたくさんいるのですよね。

 

 

 

 

第32回 上方歌舞伎会

片岡 我當=監修
片岡 仁左衛門=指導
中村 鴈治郎=指導
片岡 孝太郎=指導
上村 吉弥=指導
伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)  一幕二場
 古市油屋店先の場
 同   奥庭の場


藤間 豊宏=振付・指導
乗合船恵方万歳 (のりあいぶねえほうまんざい)  常磐津連中

 

 

伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)は、人形浄瑠璃で観たことがあります。

吉田簑助さんの遣うお紺の匂い立つ色香と存在感に圧倒されました。

 

今日の片岡 りき彌さんの油屋お紺もとても良かったです。

店の奥から暖簾を上げて登場するその瞬間の、艶やかさは期待通り。

紫色の着物のよく似合うこと、美しいこと。見た目の良さに加えて声もいい。

10年前の上方歌舞伎会でも、お紺を演じたそうですね。観たかったなあ!と思いました。

 

いつも注目しているお鹿役の中村鴈大さんと、万野役の上村折乃助さんも良かったです。

 

でも、私はこのお芝居はあまり好きではありません。「そんなのあり!?」という終わり方にモヤモヤするから。

 

 

ところで、プログラムに掲載されている出演者の写真は、何年もずっと同じなんですね。

写真は更新した方がいいのではないでしょうか?お若い愛三郎さんと千太郎さんのお二人だけでも・・・。

 

 

 

コロナ禍のせいで大向こうは無し。客席から拍手のみ。

困難な状況下で、歌舞伎会を続けることは大変なご苦労を重ねてのことと思います。

 

 

明日の千秋楽をご無事に迎えられますように。お祈りしています。

 

来年も上演されますように。