11月文楽公演

1 午前11時開演
八陣守護城 (はちじんしゅごのほんじょう)
  浪花入江の段
  主計之介早討の段
  正清本城の段

 



観てきました。

 

私はこの演目は初めて。

 

感動するとか、心の琴線に触れるとか。そんなことはなかったのですが、大変豪華で見応えのある舞台でした。

 

最初の海の場面。

御座船の装置がとても大きくて豪華で、果てしなく広がる壮大な大海原が目の前に広がるような錯覚がしました。

野澤錦吾さんの琴の演奏も素晴らしかったです。

 

舞台転換も鮮やか。ドラマチックでスペクタル感満載でした。

後半で登場する熊本城も立派でしたね。

 

加藤清正(舞台では正清)のような大きな人形は、やはり吉田玉男さんにお似合い。風格、威厳が出ますよね。

 

今回楽しみだったのは豊竹咲甫太夫。本当にいい声です。語り分けも上手いし、聞いていて惚れ惚れしました。

 

震災のために、熊本城は大変な被害を受けたとのこと。

国立文楽劇場ロビーには、痛ましい姿の熊本城の写真と、熊本の復興や観光等に関するパンフレットが置いてありました。

くまモンのイラスト入りで「がんばろう 熊本!」と横断幕が。

その左横にくいだおれ太郎の人形が並んでいるという、なんとも言えないホノボノした風景でした。

 

 

                   ↓撮影が下手ですみません。↓

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↑くいだおれ太郎が写ってませんね。(^_^;)↑

 

 

文楽劇場のHPによると、くまモンは劇場に応援に駆け付けていたとのこと。

↓詳細はこちら。写真はHPよりお借りしてきました↓

http://www.ntj.jac.go.jp/topics/bunraku/29/11nhk.html

 

↓2017年の見納め

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私にとって、2017年の文楽は今日が最後となりました。

 

急用ができて、今回の観劇で楽しみにしていた演目

近松門左衛門=作 野澤松之輔=脚色・作曲
鑓の権三重帷子 (やりのごんざかさねかたびら)を観ることができなかったのは残念ですが、またいつか観られる機会も巡ってくるでしょう。

 

来年の初春公演は豊竹咲甫太夫の襲名口上もあり、今からとても楽しみにしています。
 

 

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